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第163回 天皇賞(春)(2021年)

5/2 阪神 芝3200m 晴・良 17頭

 

春の古馬長距離No.1決定戦。古馬G1では、唯一の3000m超の長距離戦。
G1馬は2頭だが絶対的な存在はなく混戦模様。前哨戦上位の馬が人気
近6年すべて1,2番人気が勝っているが、2桁人気が2回2着など紐荒れの傾向もある。5〜6歳が中心
  1. ディープボンド(3.6倍):G1は菊花賞4着が最高も、前走阪神大賞典5差1着と圧倒。長距離は合う
  2. アリストテレス(3.8倍):昨年の菊花賞でコントレイルと差のない2着。前走阪神大賞典は道悪のせいか7着
  3. ワールドプレミア(5.2倍):2年前菊花賞1着でその後未勝利も、前走日経賞は差のない3着と復活傾向
  4. カレンブーケドール(7.3倍):重賞勝ちはないがG1で2着3回。常に掲示板は確保と勝ちきれないが堅実
  5. ユーキャンスマイル(12.0倍):天皇賞(春)は5着、4着と堅実。前走阪神大賞典2着で距離伸びてよい
    以下オーソリティ(12.2倍)、ディアスティマ(12.6倍)、ウインマリリン(22.7倍)までが40倍以下

ワールドプレミア:気合乗りよくのびやかな歩様。張りのある馬体でトモの踏み込みも深い
ディープボンド:気合乗りよくクビを使ってグイグイ引っ張り歩く。トモの踏み込み深く力強い
ウインマリリン:気合乗りよく素軽い歩様。トモの踏み込み力強い
アリストテレス:落ち着いているが適度な気合。素軽い歩様でトモの送りは浅めも踏み込みは力強い
カレンブーケドール:落ち着いており素軽い歩様。トモの踏み込み力強い
ディアスティマ:落ち着いているが適度な気合乗り。トモの踏み込み深い

ややバラついたスタートでオセアグレイト、ディバインフォースなどが後方。ディアスティマが押してハナへ行き、外からジャコマルが合わせていき2番手。カレンブーケドール、ディープボンドが好位に続き、その後方にアリストテレス、ウインマリリン。やや離れてワールドプレミアが中団で、メイショウテンゲン、マカヒキなどが続く。後方にオーソリティ、ユーキャンスマイル、ナムラドノヴァンなどがいて、最後方はオセアグレイト。前方はやや詰まり、後方がばらけた縦長の展開で最初の直線へ。

1000mは59.8とやや速めのペース。馬順は変わらず淡々と進み、1コーナーから2コーナーへ。向こう正面でポジションをとるために前に行く馬がいて、中団以降でややペースが上がる。3コーナー手前で馬群が詰まってきて、横に広がり一団になってくる。先団から脱落する馬もいて、アリストテレス、ワールドプレミアなどは外を上がって前に取り付いてくる。
先頭はディアスティマとカレンブーケドールが並んで、2馬身離れてディープボンド、さらに2馬身差でアリストテレス、ワールドプレミア。1馬身離れてウインマリリンという態勢で直線へ。

直線に入ると内のディアスティマにカレンブーケドールが並びかけ前に出る。2馬身差でディープボンドが続き、さらに2馬身差でアリストテレスとワールドプレミアが並んで前を追う。カレンブーケドールが先頭に立ち、内のディアスティマが懸命に粘るところ、外からじりじりとディープボンドが差を詰めてくるが、その外からアリストテレスを交わしたワールドプレミアが一気に差してくる。
残り200mでカレンブーケドールがアタマ差先頭で内でディアスティマも必死に粘るところ、ディープボンドが1馬身差まで詰めてきて、さらにワールドプレミアが並びかけてくる。
残り100mでカレンブーケドールが抜けて先頭に立つが、大外からワールドプレミアがディープボンド、さらにカレンブーケドールも交わして一気に先頭に立つ。内からディープボンドも盛り返し、一緒にカレンブーケドールを交わすが、最後は脚色が一緒になる。そのままワールドプレミアが先頭でゴール。3/4馬身差でディープボンドが2着。ゴール前でやや突き放されたカレンブーケドールが2馬身差3着に入り、最後に差を詰めてきたアリストテレスがアタマ差で4着。内で粘るディアスティマをゴール直前で交わしたウインマリリンが2 1/2馬身差5着。

ワールドプレミアは中団内追走から向こう正面で外に出し、早めに仕掛けて出て、直線は長く脚を使って差し切る。スタミナあり距離適性と長く脚を使う特性を生かした。切れる脚はないが長距離は合う印象。
ディープボンドは先行して最後も差し返す勢いを見せ、長距離は合う印象。ワールドプレミアとも差はなく力はある
カレンブーケドールは先行して途中まで先頭も最後は差し負ける。脚の使いどころが難しいが力はあり距離も問題ない。アリストテレスも距離は問題ないが、適距離はもう少し短いところか

ワールドプレミアはスタミナあり長く脚を使い、特に長距離が合う。中距離は勝ちきれないが堅実
ディープボンドはスタミナあり距離伸びて良さが出る。ステイヤータイプで中距離では勝ちきれない面も
カレンブーケドールは堅実だが末が甘く勝ちきれない。ただし根性はあり毎回好走は期待できる

今年はやや速めのペースだったが阪神で直線が短いこともありペースが上るタイミングが京都より早く、より力の有無が結果に出る印象。流れによって傾向が変わるので、ペースの見極めは重要。 5年連続1番人気連対で傾向が変わった印象だが、阪神の方が人気馬同士の決着が多くなると思われる。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 1 1 ワールドプレミア 牡5 福永 58 3.14.7(R) 栗・友道 3
2 6 12 ディープボンド 牡4 和田竜 58 3/4 栗・大久保 1
3 2 3 カレンブーケドール 牝5 戸崎 56 2 美・国枝 4
4 1 2 アリストテレス 牡4 ルメール 58 アタマ 栗・音無 2
5 7 14 ウインマリリン 牝4 横山武 56 2 1/2 美・手塚 8
払い戻し金
単勝 1
520円(3番人気)
複勝 1
160円(2番人気)
12
150円(1番人気)
3
200円(4人気)
枠連 1-6
470円(1番人気)
馬連 1-12
940円(2番人気)
馬単 1-12
2,220円(5番人気)
3連複 1-3-12
2,040円(2番人気)
3連単 1-12-3
11,490円(15番人気)
ワイド 1-12
360円(1番人気)
1-3
500円(4番人気)
3-12
530円(5番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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