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第40回 ジャパンカップ(2020年)

11/29 東京 芝2400m 曇り・良 15頭

 

外国馬も交えて、芝2400mで争う秋の中長距離No.1決定戦。現在の実力が出やすい舞台
今年の無敗の3冠馬2頭と芝G1 8勝の2年前の3冠馬の3頭の顔合わせ。人気も3頭に集中で空前の盛り上がり
上位人気馬の信頼性は比較的高く、5番人気までの馬同士で決まることが多いが、時々人気薄の好走もある
  1. アーモンドアイ(2.2倍):前走天皇賞(秋)で新記録の芝G1 8勝目。中3週が懸念
  2. コントレイル(2.8倍):前走菊花賞で無敗の3冠馬。3歳No.1も菊花賞からの連勝は例がない
  3. デアリングタクト(3.7倍):前走秋華賞で無敗の3冠馬。重でも切れる脚あり荒れ馬場合うか
  4. グローリーヴェイズ(17.2倍):昨年香港ヴァーズ圧勝。2400m得意も東京は初
  5. カレンブーケドール(24.9倍):重賞勝ちはないが昨年2着を初めG1で2着3回、G2 2着2回
    以下キセキ(44.6倍)、ワールドプレミア(45.4倍)までが100倍以下

アーモンドアイ:張りのある馬体で毛づやよく落ち着いてクビを使って歩きトモの踏み込み深い
コントレイル:気合乗りよくクビを使ってリズミカルな歩様。毛づやの良さ目立ちトモの踏み込み力強い
デアリングタクト:小脚を使うこともあるが落ち着きあり適度な気合乗り。冬毛目立つがトモ力強い
カレンブーケドール:落ち着いており適度な気合乗り。クビを使って歩きトモやや浅めも力強い
グローリーヴェイズ:気合乗りよくややテンション高め。トモの踏み込みは浅めも力強い
キセキ:雄大な馬体で毛づやも良く、トモの踏み込み深く良く見せる

揃ったスタートからアーモンドアイ好スタートで1馬身ほど抜けるが、外からキセキが押してハナへ。ヨシオ、トーラスジェミニも前に行き、グローリーヴェイズ、アーモンドアイが好位。その直後にカレンブーケドール、デアリングタクトなどがいて、中団後方にコントレイル、ワールドプレミア。後方にミッキースワロー、マカヒキ、ユーキャンスマイルがいて、最後方はウェイトゥパリス。1コーナーから徐々に縦長になり、先頭のキセキは掛かりぎみに加速して、向こう正面では10馬身以上離して大逃げに。アーモンドアイはグローリーヴェイズの後ろ4番手で内に入れて折り合いをつけ、2馬身差外にデアリングタクト。1馬身差でカレンブーケドールが続き、2馬身差外にコントレイル。
1000mは57.9とかなりのハイペースでキセキが飛ばすが、2番手は12馬身ほど離れ、60秒ぐらいと平均ペース。

各馬内を空け気味に追走し、4コーナー手前で少しずつ馬群が詰まってきて、4コーナーは一段となって外目を回って直線へ。
直線に入ってもキセキは50m以上差をつけて先頭。2番手は外に出しながらグローリーヴェイズが上り、その直後でアーモンドアイがグローリーヴェイズの外3番手。デアリングタクト、コントレイルはさらに3馬身ほど後方で外に出す。
残り400mでもキセキが50m近く差をつけて先頭。2番手のグローリーヴェイズに外からアーモンドアイが差を詰め、1馬身差外にカレンブーケドール。さらに外からコントレイル、デアリングタクトが並んで差を詰めてくる。
残り300mを切ってキセキのリードは5馬身ほど。2番手グローリーヴェイズで1馬身差で馬場中央にアーモンドアイ。さらに1馬身差でカレンブーケドールとコントレイルが並び、デアリングタクトも続く。そこからアーモンドアイがグンと伸びて、残り200m手前でムチが入るとグローリーヴェイズを交わす。
さらにアーモンドアイは脚色衰えたキセキとの差を詰めて、残り150mで一気に交わして先頭。外からコントレイルもいい脚で追い込んでくる。
残り100mでアーモンドアイは1馬身半抜け出し先頭。内でグローリーヴェイズがキセキを交わして2番手も、大外からコントレイルがグローリーヴェイズに並びかけ、その内でカレンブーケドール、デアリングタクトも伸びる。しかしアーモンドアイは1馬身半ほどの差をキープしてそのまま先頭でゴール。2着争いは4頭が並ぶが、外から伸びたコントレイルがクビ差抜け出し、1 1/4馬身差2着。デアリングタクトとカレンブーケドールは並んでゴールも、ハナ差デアリングタクトが先着。内でやや遅れたグローリーヴェイズがクビ差5着。

アーモンドアイは折り合い優先で馬場の悪い内の好位を追走。直線は馬場中央に出して前を追い、すばらしい末脚を繰り出して前を一気に交わすと危なげなく1着。前走から中3週も疲れを感じさせず完勝。芝G1 9勝目を飾った。
コントレイルは中団やや後方からメンバー1の上りでアーモンドアイを追うが2着まで。しかし菊辛勝の影響を感じさせず無敗3冠の力を見せた。
デアリングタクトはアーモンドアイマークから直線はコントレイルに押し込まれるシーンあるも良く伸びて、カレンブーケドールとの3着争いを制す。

アーモンドアイは懸念された中3週も克服して天皇賞(秋)、JCと連勝。春のG1馬と3歳トップを抑えての勝利で改めて中距離での現役最強を証明した
コントレイルは厳しいレースの菊花賞からと勝利例のないローテーションながら最速の上りで2着に善戦。改めて力のあるところを見せ、今後も期待できる。
デアリングタクトは4コーナーでややもたついた分コントレイルに遅れたが、上りも0.1秒差で同様に実力を示した。

G1実績+最近好調であることが大切。近2走でG2以上の好走歴は必須だが、天皇賞(秋)との相関は低い(6着ぐらいまでOK)。ペースの見極めも必要で、ハイペースならスタミナのある馬、スローペースは切れる馬に注意が必要。牝馬は牡馬相手の重賞勝ちかクラシックの実績(1番人気を含む)がある馬は注意が必要。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 2 2 アーモンドアイ 牝5 ルメール 55 2.23.0 美・国枝 1
2 4 6 コントレイル 牡3 福永 55 1 1/4 栗・矢作 2
3 3 5 デアリングタクト 牝3 松山 53 クビ 栗・杉山晴 3
4 1 1 カレンブーケドール 牝4 津村 55 ハナ 美・国枝 5
5 8 15 グローリーヴェイズ 牡5 川田 57 クビ 美・尾関 4
払い戻し金
単勝 2
220円(1番人気)
複勝 2
110円(1番人気)
6
110円(2番人気)
5
120円(3人気)
枠連 2-4
350円(1番人気)
馬連 2-6
330円(1番人気)
馬単 2-6
610円(1番人気)
3連複 2-5-6
300円(1番人気)
3連単 2-6-5
1,340円(1番人気)
ワイド 2-6
170円(1番人気)
2-5
190円(2番人気)
5-6
220円(3番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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