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第70回 安田記念(2020年)

6/7 東京 芝1600m 晴・やや重 14頭

 

春のマイル王決定戦で、アジアのマイル王を決める戦いでもあるが、今年も香港勢の参加なし。
G1馬10頭参戦もヴィクトリアM圧勝のアーモンドアイが芝G1 8勝目を目指して圧倒的1番人気。連覇を目指すインディチャンプが続く
過去10年で1番人気は3勝と一息。人気薄の好走多く多く、馬連3桁は無し。馬連万馬券が4回あり、荒れやすいレース

  1. アーモンドアイ(1.3倍):牝馬3冠、JC、ドバイ含めG1 7勝。全勝圧勝で芝G1 8勝目の期待掛かる
  2. インディチャンプ(7.0倍):昨年マイルG1をともに制して最優秀短距離馬。マイルG1 3連勝を狙う
  3. グランアレグリア(12.0倍):昨年の桜花賞馬で阪神C完勝。距離不適の高松宮記念2着に追い込む
  4. ダノンプレミアム(12.7倍):朝日杯FS勝ちで昨年は天皇賞(秋)、マイルCSとも2着惜敗。マイル得意
  5. ダノンキングリー(12.9倍):G1未勝利もダービー2着など力ある。昨年毎日王冠圧勝で東京得意
    以下アドマイヤマーズ(20.2倍)、ノームコア(49.9倍)までが70倍以下

アーモンドアイ:落ち着いてしなやかで素軽い歩様。静かな闘志を感じさせ、トモの踏み込み深くスムーズ
ダノンキングリー:気合乗りよく適度な落ち着きで力強い歩様。毛づやよくトモの踏み込み深い
インディチャンプ:気合乗りよくややテンション高め。トモの送りはやや浅めも踏み込み力強い
ノームコア:気合乗りよいが集中してしっかりした歩様。落ち着いており、トモの踏み込み力強い
アドマイヤマーズ:気合乗りよく集中して歩く。トモの踏み込み深く力強い
グランアレグリア:ふっくらした馬体で気合乗りよく、テンションやや高め。トモの送りはやや浅めも力強い

ややバラついたスタートからノームコア、ペルシアンナイトが1馬身、アーモンドアイが1馬身半、クルーガーが2馬身ほど出遅れ。外からダノンスマッシュが押してハナへ。2番手がミスターメロディと短距離得意な馬が引っ張る。ダノンプレミアム、アドマイヤマーズ、ダノンキングリーなどが好位から中団で続き、その後ろポツンとグランアレグリア。インディチャンプ、アーモンドアイが続きその外にペルシアンナイト。後方はノームコア、ケイアイノーテックで最後方がクルーガー。
600mは34.2とやや重ではミドルからやや速めのペース。全体に縦長だが3コーナーから馬群が詰まってきて、4コーナーは横に広がって一団となり回る。4コーナーでアーモンドアイは外に出すがインディチャンプは内へ。グランアレグリアはアーモンドアイの一列前でスムーズに外から馬場中央へ。

直線に入ると1馬身差でダノンスマッシュが先頭。馬場中央からグランアレグリアとケイアイノーテックが前を追い、その後ろのアーモンドアイは外をペルシアンナイトにふさがれてやや追い出しを我慢する場面も。
残り400mを切って、先頭のダノンスマッシュに離れた外から1馬身半差でグランアレグリアが迫り、内のインディチャンプは進路を探しながら1馬身差で前を追う。前が開いたアーモンドアイは3馬身ほど後方の外から進出開始。残り300mを切ってダノンスマッシュを交わしてグランアレグリアが先頭。1馬身差内にインディチャンプ、さらに1馬身差外にアドマイヤマーズ、ケイアイノーテックでその外からアーモンドアイが迫ってくる。

残り200mで先頭のグランアレグリアに1馬身差やや離れた外にインディチャンプで、さらに外からケイアイノーテックを交わしたアーモンドアイが1馬身差に迫る。そこからグランアレグリアは突き放しにかかり、インディチャンプはやや脚色衰え、外からアーモンドアイが迫ってくる。しかし坂を上がってからアーモンドアイの差し脚今一つでインディチャンプとの差がなかなか詰まらない。その間に先頭のグランアレグリアは2馬身差をつけてゴールを目指し、大外からはノームコアがいい脚で伸びてくる。
残り100mで先頭のグランアレグリアは2馬身半離してセーフティリード。2番手のインディチャンプにアーモンドアイは1/2馬身差まで迫るがじりじりとしか差が詰まらない。そのままグランアレグリアは2番手との差を保って1着でゴール。ゴール30mほど前でようやくインディチャンプを交わしたアーモンドアイが2 1/2馬身差2着。3着はインディチャンプが1/2馬身差で粘り、最後に大外から追い込んできたノームコアが並びもクビ差4着。5着はケイアイノーテックが粘り、最後に内から盛り返してきたアドマイヤマーズが6着。

グランアレグリアは中団を折り合って進み、4コーナーは外からスムーズに進出して先頭に立ち、1番の上りで後続を突き放す強い勝ち方。重めの馬場を気にせず前走高松宮記念の経験が生きた印象。マイルの距離も合っている。
アーモンドアイはスタートやや立ち遅れ、直線もやや追い出しが遅れたが、追ってから伸び一息で、やや重馬場と中2週が響いたか。
インディチャンプはアーモンドアイと同じ位置から内を突いて前を追ったが最後は脚色一息。馬場が合わなかったか。ノームコアはいい末脚を発揮し力は出した。

グランアレグリアははまれば強さを発揮し末脚も鋭い。馬場状態問わず、重馬場でも確実に差してくる。距離はマイルが合うか
アーモンドアイはスタート不得意で重めの馬場もどうか。間隔はあけたほうがよい印象。マイルから2000mが合うか
インディチャンプはマイルなら上位必至だが京都の方が良さが出る。馬場も良馬場の方が力を出せる

マイルは短距離馬も中距離馬も参戦してくることがあるが、短距離馬は力が抜けており、掛かり癖がなくスタミナもある馬なら通用。中距離馬は栗東坂路で4ハロン50秒そこそこで走れるようなスピードの持ち主なら対応可能。ただし1400m〜マイルと東京実績は必要。前年の人気馬や上位馬は注意が必要。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 7 11 グランアレグリア 牝4 池添 56 1.31.6 美・藤沢和 3
2 4 5 アーモンドアイ 牝5 ルメール 56 2 1/2 美・国枝 1
3 4 6 インディチャンプ 牡5 福永 58 1/2 栗・音無 2
4 3 3 ノームコア 牝5 横山典 56 クビ 美・萩原 7
5 5 8 ケイアイノーテック 牡5 津村 58 1 1/4 栗・平田 11
払い戻し金
単勝 11
1,200円(3番人気)
複勝 11
180円(3番人気)
5
110円(1番人気)
6
130円(2番人気)
枠連 4-7
590円(3番人気)
馬連 5-11
650円(2番人気)
馬単 11-5
2,840円(9番人気)
3連複 5-6-11
840円(2番人気)
3連単 11-5-6
11,240円(34番人気)
ワイド 5-11
260円(2番人気)
6-11
590円(6番人気)
5-6
170円(1番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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