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第87回 日本ダービー(2020年)

5/31 東京 芝2400m 曇り・良 18頭

 

3歳牡馬の第2冠。東京の芝2400mは底力が要求され、真に力のある馬が勝つレース
無敗で皐月賞を制したコントレイルが圧倒的な人気で、2着のサリオスがやや離れて2強の構図。3番手以降の人気は大きく離れた
過去10年で1番人気は3勝2着1回3着3回と信頼度は高い。昨年は12番人気が勝ったが、1〜3番人気が2〜4着と総崩れは少ない。
  1. コントレイル(1.4倍):ホープフルSからの直行で皐月賞を勝ち4戦4勝。皐月賞は後ろから外を回して勝ちきる
  2. サリオス(4.4倍):3戦3勝で臨んだ皐月賞でコントレイルに1/2差2着。3着は3差離し2強のイメージ
  3. ワーケア(12.8倍):弥生賞2着から皐月賞をパスしてダービーに賭ける。ルメールが乗り続けるのも好印象
  4. サトノフラッグ(16.5倍):新馬は東京2000mレコードで勝ち弥生賞強い勝ち方。武豊に戻るのも良いか
  5. ダーリントンホール(30.3倍):共同通信杯勝ちで東京は向く印象。皐月賞6着から挽回図る
    以下ヴァルコス(46.4倍)、ガロアクリーク(51.6倍)までが60倍以下
コントレイル:落ち着いて素軽い歩様でリズミカルに歩く。しなやかな馬体でトモの踏み込み力強い
サリオス:雄大で迫力ある馬体。落ち着いているが適度な気合でトモの踏み込み深い
ワーケア:落ち着いており適度な気合乗り。力強くしっかりした歩様でトモの踏み込み深い
ヴェルトライゼンデ:落ち着いており適度な気合。クビを使ってゆったり歩きトモの踏み込み深い
サトノフラッグ:落ち着いてクビを使って伸びやかな歩様。適度な気合乗りでトモの踏み込み深い
ダーリントンホール:気合乗りよくややテンションめ。トモはやや固めも力強い

ほぼ揃ったスタートだがマンオブスピリット、ダーリントンホール、サトノインプレッサなどがやや出遅れ。外から一気にウインカーネリアンが前に行きハナに立つ。コルテジア、コントレイル、ヴェルトライゼンデ、ディープボンドが先行し、そのあとにガロアクリーク、外からヴァルコス。中団内にアルジャンナ、ワーケア、外にサリオス。さらに内からサトノインプレッサが押上げ、ビターエンダー、ダーリントンホールなどと中団後ろ。後方にはブラックホール、サトノフラッグ、マイラプソディなどがいて、最後方はマンオブスピリット。
2コーナーにかけて馬群が縦長になり、各馬ほぼ折り合って進む。向こう正面に入ると、後ろから2番目にいたマイラプソディが外を通ってまくっていき一気に先頭。1000mは1.01.7とかなりのスローペースだが、マイラプソディがハナに立つとペースが上がる。

3コーナーからさらにペースが上がり後方の馬群が詰まってきて、コントレイルも5,6番手にポジションが下がる。4コーナーでは横に広がって直線へ。
直線に入ってマイラプソディが1馬身差で先頭。コルテジア、ディープボンド、ウインカーネリアンが続き、コントレイルはその外に出してヴァルコスと並んで5番手。各馬懸命に追いだすが、コントレイルは馬なりで5番手をキープ。
残り400mでもマイラプソディは先頭で先行勢の体勢は変わらず。そこに外からサリオスが脚を伸ばしてくる。コントレイルは手綱をかけなおして内から馬場中央に出すと、残り300m手前で追い出す。サリオスは2馬身差の外まで接近。
そこからコントレイルが追われて一気に伸び、残り200m手前で内の各馬を交わして先頭。サリオスも2馬身差で2番手に上がる。残り200mを切ってコントレイルがスパートをかけると、徐々にサリオスとの差が開いていき、残り100mでは2馬身半差。3番手にはマイラプソディなどを交わしてヴェルトライゼンデが上がってくる。
先頭のコントレイルはそのまま末脚を伸ばしてさらに後続を突き放し、3馬身差をつけて1着でゴール。2着はサリオスが入り、3着は1 3/4馬身差でヴェルトライゼンデが粘り込む。最後に最内をサトノインプレッサが伸びてきたがアタマ差かわせず4着。そのあとは3頭ならんで入線もディープボンドがぎりぎり粘って5着。

コントレイルはスローペースをうまく先行し直線は外に出して追い出しを待つ余裕。追い出されると一気に伸びて後続を突き放し、ここでは力が違う印象。まだ遊びながら走っており底を見せていない。折り合いに問題なく騎手の指示にも従順で距離延長もこなせそう。
サリオスは中団外から脚を伸ばし一瞬コントレイルに近づいたが最後は突き放された。力はあるが距離は2000mまでが向くイメージ。
ヴェルトライゼンデは皐月賞大敗で人気を落としたが、力はあり先行して脚を伸ばして3着争いを制した。勝ちきれないが堅実。サトノインプレッサは最後に内から良く伸び、NHKマイルC大敗の汚名を多少なりとも挽回。距離伸びてよいか。

コントレイルは展開問わず騎手の指示に従って対応でき、距離も融通が利きそう。末脚しっかりしており現時点では注文ない
サリオスは距離延長心配されたがしっかりこなし、末脚も長く発揮して力のあるところを見せた。しかし距離は2000mまでが合う印象
ヴェルトライゼンデはやや勝ちきれない印象だが勝負根性あり先行してよく脚を伸ばす。切れる脚はないが、距離もある程度こなす
サトノインプレッサは末脚よく後方から差す競馬が合っている印象

基本的にレベルの高いレースで常に良績の馬が実力を発揮する舞台。ただし馬場適性は大切で、末脚が切れないタイプや折り合いに難がある馬は、注意が必要。また騎手との関係も大切で、乗り代わりは大きなマイナス。ただし人気薄の食い込みは毎年あり、先行馬の粘りこみには要注意
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 5 コントレイル 牡3 福永 57 2.24.1 栗・矢作 1
2 6 12 サリオス 牡3 レーン 57 3 美・堀 2
3 3 6 ヴェルトライゼンデ 牡3 池添 57 1 3/4 栗・池江 10
4 1 1 サトノインプレッサ 牡3 坂井 57 アタマ 栗・矢作 9
5 7 13 ディープボンド 牡3 和田 57 1/2 栗・大久保 8
払い戻し金
単勝 5
140円(1番人気)
複勝 5
110円(1番人気)
12
140円(2番人気)
6
520円(8人気)
枠連 3-6
240円(1番人気)
馬連 5-12
270円(1番人気)
馬単 5-12
350円(1番人気)
3連複 5-6-12
2,480円(5番人気)
3連単 5-12-6
5,140円(9番人気)
ワイド 5-12
170円(1番人気)
5-6
790円(8番人気)
6-12
1,830円(22番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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