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第15回 ヴィクトリアマイル(2020年)

5/17 東京 芝1600m 晴・良 16頭(2頭取り消し)

 

春の古馬牝馬No.1決定戦。マイルなので、短距離馬から中距離馬まで多くの馬にチャンスがある
今年初戦のアーモンドアイが圧倒的な人気も、前走有馬記念9着と初の大敗と、ドバイまでの輸送・検疫の影響はないか。
1番人気はまずまずだが、2,3番人気の連対率低い。4歳が良績で連対は4,5歳中心。前年上位馬の好走多い。
  1. アーモンドアイ(1.4倍):牝馬3冠に加え世界レコードのJCやドバイなどG1 6勝。有馬記念6着とドバイ輸送の影響は
  2. プリモシーン(7.5倍):昨年の2着馬で今年の東京新聞杯牡馬相手に差し切り1着と東京得意
  3. ラヴズオンリーユー(9.5倍):デビュー4連勝でオークス制覇。エリ女僅差3着と底見せていない。ドバイ輸送の影響は
  4. サウンドキアラ(12.9倍):今年京都金杯から重賞3連勝中。好走は関西のみで左回り4戦連対なし
  5. ノームコア(17.4倍):昨年の勝ち馬で秋の富士Sも差し切り1着。高松宮記念距離・馬場合わないも15着は負けすぎか
    以下ダノンファンタジー(18.4倍)、スカーレットカラー(21.0倍)までが30倍以下

アーモンドアイ:落ち着いて堂々と歩きトモの踏み込みも深い。毛づやの良さ目立つ
ノームコア:気合乗りよいが落ち着いておりクビを使って素軽い歩様。トモの踏み込み深い
スカーレットカラー:スマートな馬体で落ち着いた素軽い歩様。トモも力強い
サウンドキアラ:気合乗りよくややテンション高め。トモの踏み込みは浅めも力強い
プリモシーン:気合乗りよくテンションはやや高め。トモの踏み込みは力強い
ラヴズオンリーユー:落ち着いているが適度な気合で素軽い歩様。毛づや悪くトモの踏み込みやや浅め

ややばらついたスタートからノームコア、プリモシーンなどが後方。アーモンドアイは好スタートも抑え、外から押してトロワゼトワルがハナへ。コントラチェックが外から2番手で、さらに押してサウンドキアラが続き、その後ろにアーモンドアイ、ダノンファンタジー。外からノームコアが中団前まで押上げ、さらにラヴズオンリーユー、プリモシーン、スカーレットカラーなどが続く。後方にビーチサンバ、シャドウディーヴァなどがいて、最後方はアルーシャ。
トロワゼトワルが2馬身ほど離して1頭で飛ばし、集団はやや離れて縦長の体勢。600mは34.2と馬場を考えれば平均的なペース。

3コーナー過ぎから進出開始する馬もいるが、前方はばらばらでやや離れ、縦長のまま4コーナーを回って直線へ。
直線に入ってもトロワゼトワルが1馬身半離して先頭。コントラチェックが2番手で、2馬身離れた3番手がサウンドキアラで直後にアーモンドアイ。前の2頭にサウンドキアラが近づき、その外馬なりでアーモンドアイも差を詰めて残り400mを通過。
残り300m過ぎでコントラチェックの脚色が悪くなりサウンドキアラが並びかけると、その外からアーモンドアイが馬なりで2頭を交わしていく。さらに残り200mで少し気合をつけると、内で懸命に追うトロワゼトワルも交わして一気に先頭。そこからアーモンドアイは、軽く追うと一気に抜け出して独走状態へ。途中ルメール騎手が振り返って外、さらに内も確認するが後続は離れる一方。
残り100mを切って、サウンドキアラが内のトロワゼトワルを交わして2番手に上がるも、アーモンドアイとはすでに4馬身近く離される。その後方からはノームコアが迫ってくる。

アーモンドアイはそのままムチも入れず、最後は追うことなく流す余裕で1着でゴール。4馬身差の2着は懸命に粘ったサウンドキアラが死守し、最後に伸びてきたノームコアがトロワゼトワルを交わしサウンドキアラに迫るがクビ差3着。トロワゼトワルが粘って4着に入り、最後に伸びてきたダノンファンタジーが5着。

アーモンドアイは大敗の有馬記念、輸送しながら中止になったドバイターフの影響が心配されたが、好位で折り合って直線は馬なりで抜け出し、1番の上り32.9で4馬身差の強い内容。得意のコースで実力が出せれば力が違うことを証明した。
サウンドキアラは先行して脚を伸ばし、重賞3連勝中の力は見せたが、アーモンドアイには馬なりで交わされ、力の違いを見せつけられた。
ノームコアはスタート一息も中団から2位タイの上り33.2で良く脚を伸ばしたが2着とはクビ差3着。力は見せた。トロワゼトワルは逃げて粘りマイルのレコードホルダーらしさは見せた。

アーモンドアイは牝馬同士では力が違う。東京の馬場は得意で距離も1600〜2000mぐらいが合うか
サウンドキアラは重賞3連勝が示すように充実。阪神、東京でも好走して力をつけている。マイルが最適
ノームコアは東京マイルが最適で末脚を生かす展開が合う

4〜5歳が中心で、G1(特にクラシックおよび前年のヴィクトリアM)実績か重賞連勝ぐらいの勢いが必要。牡馬相手の敗戦は気にする必要ないが、牡馬相手の重賞連対はポイント高い。近走不振も東京マイル実績あればここで復活するパターン多い。5歳以上はG1好走かG2勝ちが必要。4歳馬が有利で、マイルでのG3勝ちあるいはG2連対、G1好走(6着以内ぐらい)が望ましい。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 6 12 アーモンドアイ 牝5 ルメール 55 1.30.6 美・国枝 1
2 8 18 サウンドキアラ 牝5 松山 55 4 栗・安達 4
3 8 16 ノームコア 牝5 横山典 55 クビ 美・萩原 5
4 7 13 トロワゼトワル 牝5 三浦 55 1/2 栗・安田隆 12
5 4 7 ダノンファンタジー 牝4 川田 55 1/2 栗・中内田 6
払い戻し金
単勝 12
140円(1番人気)
複勝 12
110円(1番人気)
18
220円(3番人気)
16
300円(7人気)
枠連 6-8
390円(1番人気)
馬連 12-18
750円(3番人気)
馬単 12-18
950円(3番人気)
3連複 12-16-18
2,960円(9番人気)
3連単 12-18-16
7,340円(15番人気)
ワイド 12-18
390円(2番人気)
12-16
530円(6番人気)
16-18
1,530円(17番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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