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第161回 天皇賞(春)(2020年)

5/3 京都 芝3200m 曇り・良 14頭

 

春の古馬長距離No.1決定戦。古馬G1では、唯一の3000m超の長距離戦。
連覇を狙うフィエールマンが中心も大外、4か月半ぶりの不安もあり、やや混戦。
近5年で1番人気は3連対と以前より荒れない印象だが、紐荒れの傾向もある。5~6歳が中心
  1. フィエールマン(2.0倍):菊花賞、昨年の天皇賞(春)と長距離G1を2勝。その後未勝利で有馬記念4着以来
  2. ユーキャンスマイル(5.0倍):菊花賞3着、前走阪神大賞典1着と長距離実績あり。昨秋G1では安定して上位
  3. キセキ(5.3倍):菊花賞1着で昨年大阪杯、宝塚記念2着などG1実績あり。近走出遅れ目立つが先行できれば
  4. ミッキースワロー(11.9倍):前走日経賞は強い勝ち方。重賞で安定して上位で堅実
  5. モズベッロ(15.8倍):日経新春杯1着で前走日経賞2着と安定。京都5戦3勝2着1回と得意
    以下エタリオウ(17.0倍)、トーセンカンビーナ(19.8倍)、ダンビュライト(27.1倍)までが50倍以下

トーセンカンビーナ:適度な気合で素軽い歩様。クビを使って歩きトモの踏み込みも深い
エタリオウ:適度な気合乗りで落ち着いて歩く。トモの踏み込み深く力強い
ユーキャンスマイル:落ち着いておりクビ使って適度な気合。トモの踏み込み力強い
フィエールマン:気合乗りよく集中して歩く。トモの送りは浅めも踏み込みは力強い
ミッキースワロー:気合乗りよくトモの送りは浅めも踏み込み力強い
キセキ:落ち着いているが適度な気合乗り。クビを使ってトモの踏み込み深い

ややバラついたスタートでトーセンカンビーナ、メイショウテンゲンが後方。好スタートからダンビュライトが前に行くが、外からスティッフェリオが並びかけ2頭で先導。スタート出たキセキ、モズベッロが先行し、ユーキャンスマイル、エタリオウ、ミッキースワローなどが中団。その後ろ外にフィエールマンで、後方に出遅れたメイショウテンゲンで最後方がトーセンカンビーナ。縦長の展開で最初の直線へ。

1000mは1.03.0とかなりのスローペース。スローを嫌ったか、3番手のキセキがやや離れた馬場中央を徐々に上がっていき、1コーナーまでに外から先頭に。そこから前を引っ張りペースが上がる。3馬身差でダンビュライトが続き、さらに3馬身差でスティッフェリオ以下が続く。向こう正面は縦長で、かなりばらけた一列で進む。3コーナーかなり手前でまずミッキースワローが後方から動き出し、つれてフィエールマンやトーセンカンビーナなども押して前方へ。徐々に馬群が詰まってきて、3コーナー過ぎの坂の下りでは、後方の馬たちの手が動いて一気に馬群が詰まってくる。しかし前方は一列のまま、キセキが2馬身差先頭で直線へ。

直線に入るとキセキは馬場中央に持ち出し、各1馬身半差でダンビュライト、スティッフェリオが続く。その後ろでユーキャンスマイルは内へ、モズベッロ、ミッキースワローは外へ。その外からフィエールマンも並びかけてくる。
残り300mでキセキが2馬身抜けて先頭。内ラチ沿いにユーキャンスマイルで馬場中央のダンビュライトは脚色衰えスティッフェリオが並びかける。その後ろ外にミッキースワロー、フィエールマン。
残り200m手前でキセキが一杯になり外から一気にスティッフェリオが伸びて先頭。最内のユーキャンスマイルも同位置で追うが伸び一息。大外からフィエールマンがミッキースワローを交わして伸びてくる。残り100mでスティッフェリオが抜けて先頭。最内のユーキャンスマイルも粘るが、大外からフィエールマンがじりじり伸びてきて、ゴール前で一気に並びかける。ゴール前でユーキャンスマイルは失速し、外から伸びてきたミッキースワローにも交わされる。
粘るスティッフェリオにフィエールマンが並びかけたところがゴール。写真判定の結果フィエールマンがスティッフェリオをハナ差交わして1着。3着はミッキースワローでユーキャンスマイルは粘って4着。外から伸びてきたトーセンカンビーナが5着。

フィエールマンは後方の外で折り合い3コーナーから進出開始。直線は外から伸びて最後は粘るスティッフェリオをハナ差交わす。スローの展開だがいつもより後方から長く脚を使い、勝負根性も見せて僅差の勝負を勝ちきる。
スティッフェリオは先行してよい伸び脚を見せ、早めに抜け出して僅差の2着。6歳にして本格化し距離伸びて良さが出た印象
ミッキースワローは早めに動き、フィエールマンには交わされたが最後まで脚を使って3着。ユーキャンスマイルは早めに抜け出したが馬場の悪い内を突いてその差が出たか。トーセンカンビーナは行き脚つかず伸びも一息。キセキは折り合っていたが早めにバテた。

フィエールマンは特に長距離では長く脚を使い勝負根性もあり安定感ある
スティッフェリオはステイゴールド産駒らしく6歳で本格化のイメージ。距離延長もよい
ミッキースワローは長く脚を使い長距離も合う。やや勝ちきれない面もある

今年はかなり遅めのペースだったが途中からペース上り、スタミナの有無が効いた印象。流れによって傾向が変わるので、ペースの見極めは重要。 4年連続1番人気連対で傾向が変わった印象だが、紐荒れ多く、人気馬同士の決着少ない。フルゲートの場合は1番人気の連対ないことは意識する必要あり。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 8 14 フィエールマン 牡5 ルメール 58 3.16.5 美・手塚 1
2 4 6 スティッフェリオ 牡6 北村友 58 ハナ 栗・音無 11
3 4 5 ミッキースワロー 牡6 横山典 58 2 1/2 美・菊沢 4
4 5 7 ユーキャンスマイル 牡5 浜中 58 クビ 栗・友道 2
5 3 3 トーセンカンビーナ 牡4 藤岡康 58 1 3/4 栗・角居 7
払い戻し金
単勝 14
200円(1番人気)
複勝 14
130円(1番人気)
6
830円(10番人気)
5
290円(4人気)
枠連 4-8
1,110円(4番人気)
馬連 6-14
5,770円(20番人気)
馬単 14-6
7,410円(25番人気)
3連複 5-6-14
13,500円(44番人気)
3連単 14-6-5
55,200円(186番人気)
ワイド 6-14
1,790円(22番人気)
5-14
510円(3番人気)
5-6
5,160円(45番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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