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第80回 皐月賞(2020年)

4/19 中山 芝2000m 晴・やや重 18頭

 

牡馬クラシックの第1弾。速い馬が勝つと言われるが、小回り中山への対応が鍵
ホープフルSを勝ち3戦3勝のコントレイルと同じく3戦3勝の朝日杯FS1着のサリオス、弥生賞勝ちのサトノフラッグが3強のイメージ
中山は紛れ多く、過去10年で4回は6番人気以下の馬が連対。比較的固い決着が続いたが、近3年は7,8,9番人気が勝ち、やや荒れ気味
  1. コントレイル(2.7倍):3連勝でホープフルS楽勝。力はあるが年明け初戦がどうか
  2. サトノフラッグ(3.6倍):3連勝で弥生賞圧勝。やや重をこなし同じく馬場悪化で人気上昇
  3. サリオス(3.8倍):朝日杯FSを勝ち3戦3勝。マイルしか経験ないのがどうか
  4. ヴェルトライゼンデ(13.0倍):ホープフルS、スプリングSともに2着と重賞勝てないが常に上位
  5. クリスタルブラック(14.6倍):キャリア2戦も京成杯後方から差して1着。中山2000mで2戦2勝
    以下ダーリントンホール(18.5倍)、マイラプソディ(22.6倍)、ガロアクリーク(41.2倍)までが50倍以下

コントレイル:落ち着いているが適度な気合で伸びやかな歩様。トモの踏み込み深く毛づや良い
サリオス:雄大な馬体で落ち着いて力強い歩様。適度な気合乗りでトモの踏み込み深い
サトノフラッグ:気合乗りよくクビを使って元気で伸びやかな歩様。トモも力強い
ヴェルトライゼンデ:気合乗りよく、元気にクビを使って歩く。トモの踏み込み力強い
マイラプソディ:気合乗りよくクビを使って歩く。トモ完歩は浅めも前走より良いか
ダーリントンホール:適度な気合乗りだが落ち着いている。トモやや固めも力強い

ほぼ揃ったスタートからウインカーネリアンが前へ行くが、外からキメラヴェリテが懸命に押して1コーナーでハナへ。ウインカーネリアンが続きビターエンダー、やや掛かりぎみのサリオスも抑えて好位。ヴェルトライゼンデ、サトノフラッグ、コルテジア、ガロアクリークなどが中団で、その後ろの内にコントレイルで外にマイラプソディ。その後ろにレクセランス、ダーリントンホール、さらにクリスタルブラックなどがいて、最後方はブラックホール。
2コーナーからキメラヴェリテがどんどん離していき5馬身以上離す。後続は向こう正面で縦長になり一列で進む。
1000mは59.8とやや重にしては少し速めのペース。3コーナー手前から後方の馬が動き出し、徐々に縦長の隊列が詰まってくる。中でもコントレイルは押して外を上がっていき、一気に差を詰めて4コーナー手前では先団の外に。つれて一気に馬群が詰まり、大きく横に広がって4コーナーを回る

直線に入ると早めに仕掛けたサリオスが内から先頭に立ち、外にウインカーネリアンが並ぶ。さらに外からサトノフラッグが迫るところ、外から一気にコントレイルが差を詰めてくる。内で抜け出したサリオスに外からコントレイルが迫り、残り200mを過ぎて2頭で抜け出す。内のサリオスが先頭もコントレイルが外から並びかけ、2頭で馬体を合わせて追い比べに。
そのまま2頭で坂を上がるとウインカーネリアン以下の後続は離れるが、外からガロアクリークが追い込んでくる。
残り100mでも2頭はハナを並べて馬場中央で先頭。3馬身ほど離れた3番手はウインカーネリアンが粘るが、大外からガロアクリークが差を詰める。コントレイルとサリオスはゴール50m手前でも並ぶが、そこから外のコントレイルが抜け出し、最後は1/2馬身差をつけて1着でゴール。2着サリオスも良く粘る。
3 1/2馬身離れた3着は、ゴール直前でガロアクリークが上り、4着はウインカーネリアンが粘る。5着はサトノフラッグが入り、最後に差を詰めてきたダーリントンホールはクビ差6着。

コントレイルはスタートすると下げて後方。向こう正面で外に出すと外を通って3コーナーから一気に進出して4コーナーでは先団。やや強引な競馬だが、直線も良く伸びてサリオスとの叩き合いを制する。3着以下は離れ、2頭が抜けている印象。
サリオスはやや掛かりぎみに先行するもすぐに折り合う。直線は先に抜け出すもコントレイルと叩き合いに。最後交わされたが力のあるところは見せた。
ガロアクリークはコントレイルの前を進むが4コーナーで交わされる。後方から追い込むが上位2頭には末脚劣り力差ある印象。

コントレイルは折り合いに問題なく距離は融通がききそう。勝負根性あり今後も期待できる
サリオスは早めに抜け出し最後まで粘る。やや折り合いに難あり距離に不安はあるが血統的には大丈夫か
ガロアクリークは末脚よく中距離では期待できるが、距離には限界があるか
ウインカーネリアンは先行馬で唯一粘って上位。重い馬場も合うか
サトノフラッグは好位から伸びず。本質的に時計のかかる馬場はあわないか

共同通信杯連対からの直行が3連勝の後、毎日杯とアーリントンC、スプリングSと弥生賞、ホープフルSと若葉S、ホープフルSと朝日杯FSと年によって傾向変わる。共通項として先行して長く脚を使う馬が上位で、前走のレベルの見極めと、そこでのパフォーマンスを見て選ぶ必要あり。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 1 1 コントレイル 牡3 福永 57 2.00.7 栗・矢作 1
2 4 7 サリオス 牡3 レーン 57 1/2 美・堀 3
3 8 16 ガロアクリーク 牡3 ヒューイットソン 57 3 1/2 美・上原 8
4 4 8 ウインカーネリアン 牡3 田辺 57 1 1/4 美・鹿戸 17
5 3 5 サトノフラッグ 牡3 ルメール 57 1 1/4 美・国枝 2
払い戻し金
単勝 1
270円(1番人気)
複勝 1
140円(1番人気)
7
170円(3番人気)
16
690円(9人気)
枠連 1-4
640円(2番人気)
馬連 1-7
660円(2番人気)
馬単 1-7
1,120円(3番人気)
3連複 1-7-16
9,150円(25番人気)
3連単 1-7-16
26,310円(72番人気)
ワイド 1-7
330円(2番人気)
1-16
2,250円(20番人気)
7-16
2,610円(24番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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