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第65回 大阪杯(2021年)

4/4 阪神 芝2000m 雨・重 13頭

 

春の古馬中距離G1として2017年に昇格。G2時代から天皇賞(春)のトライアルとして実力馬が参戦していたが、フルゲートにはなりにくい
無敗の3冠牡馬コントレイルの初戦で、昨年の最優秀短距離馬グランアレグリアとの初対戦が注目。
昨秋のG1からの休み明け、あるいは中山記念、京都記念、金鯱賞経由が中心。比較的固く収まることが多く、1、2番人気どちらかは来る
  1. コントレイル(1.8倍):昨年無敗で牡馬3冠達成しJCは2着。今年初戦で馬体は充実
  2. グランアレグリア(2.8倍):昨年短距離G1を3勝で安田記念でアーモンドアイに完勝。距離延長どうか
  3. サリオス(5.8倍):昨年皐月賞、ダービーともに2着。マイル得意も2000mは守備範囲
  4. レイパパレ(12.2倍):デビュー5連勝でチャレンジC制覇。スピードあるが前向きな気性がどうか
  5. ワグネリアン(49.8倍):3年前のダービー馬。2年前の大阪杯3着で阪神得意
    以下モズベッロ(68.8倍)、アドマイヤビルゴ(77.6倍)、クレッシェンドラヴ(95.1倍)までが100倍以下

コントレイル:落ち着いているが適度な気合でゆったりと歩く。トモの送りスムーズで踏み込み深い
サリオス:雄大な馬体で落ち着いて首を使って歩く。トモの踏み込み力強い
モズベッロ:落ち着いているが気合乗りよくスムーズな歩様。トモの踏み込み力強い
レイパパレ:きびきびと歩き気合乗りよいが落ち着きある。馬体は細目もトモの踏み込み力強い
グランアレグリア:堂々とした歩様で落ち着いているが適度な気合乗り。トモの送りは浅めも力強い
ブラヴァス:気合乗りよくクビを使って歩く。トモの踏み込み深く力強い

ややバラついたスタートから内のサリオスが前へ行くも、レイパパレが無理なくハナへ。サリオス、ワグネリアンなどが続き、好位にグランアレグリア。やや離れて中団にアドマイヤビルゴなどがいて、その後方にコントレイル。後方にモズベッロ、カデナ、ブラヴァスがいて、最後方はペルシアンナイト。
向こう正面はばらけてかなりの縦長の隊列で進む。1000mは59.6と重馬場にしてはやや速めのペース。
3コーナー手前からコントレイルが後方から外を通って動き出し、3コーナー過ぎに並ばれたグランアレグリアが反応して、2頭で合わせる形で外からポジションを上げていく。4コーナー手前では2頭でやや外目を回り、内いっぱいのサリオスと並んで、3頭で2馬身ほど前を行くレイパパレをとらえに行く。そのまま直線へ。

直線に入って先頭のレイパパレは馬場のいい外側に持ち出し、馬場中央でゴールを目指す。残り300mで最内のサリオスが2番手も、やや手ごたえが悪い。グランアレグリアがレイパパレを追って3番手で、すぐ外から1馬身半差でコントレイルも懸命に前を追う。そこからじりじりとレイパパレが後続を逆に離し始める。3頭は伸び脚今一つで、その後ろからモズベッロが迫ってくる。
残り200mでレイパパレは1馬身半ほど出て先頭で、内のサリオスが2番手で粘る。しかし外のグランアレグリアが徐々に迫り、さらにコントレイルも並びかけてくる。残り100mでレイパパレはサリオスと2〜3馬身差開いて先頭でセーフティリード。外からグランアレグリアとコントレイルが最内のサリオスをやっと交わしたところで、外からまとめてモズベッロが交わして2番手。
そのままレイパパレが後続を突き放し、最後は4馬身差をつけて1着でゴール。2着はモズベッロが入り、最後にゴール前でコントレイルが内のグランアレグリアを交わして3/4差3着。クビ差でグランアレグリアが4着に入り、1 1/4差で5着がサリオス。

レイパパレはスタートで少しよれて1/2馬身ほど出遅れたものの、無理なくハナに立つ。後続に2馬身ほど差をつけて直線に入ると、馬場の良い外に出し、逃げながらメンバー最速の上りで後続を突き放して1着。重馬場が合うのもあるが、メンバーを考えれば、かなりの力の持ち主。無敗記録をどこまで伸ばすか。
モズベッロはコントレイルをマークし、直線はよく伸びて2着。重馬場が合うのもあるが、追い出しを我慢し、1位タイの上りで価値ある2着。
コントレイルはあまり行かず、3コーナーから脚を使って最後は脚があがった。重が合わないのもあるが、位置取りもよくなかった。
グランアレグリアは距離はもったが、重馬場が響いて最後は4着に落ちた。

レイパパレは無敗でG1を制覇。展開向いたが恵まれたわけではなく力はある。馬場問わず中距離で期待できる
モズベッロは時計のかかる馬場があったのもあるが、昨年宝塚記念3着などG1で好走できる力はある
コントレイルは馬場が合わなかったのもあるが、展開向かず。それでも3着は底力を見せた
グランアレグリアは2000mまでなら問題なく良なら見直し。サリオスも馬場に泣いたが距離もマイルが合うか

ペースにもよるが、基本的に力がある馬が上位に来る印象で、G1実績と距離実績は必要。近走の重賞実績では、ローカルや京都などの平坦コースよりも、坂のあるコースでの良績が大切。スローになりやすく、先行馬と長く脚を使う差し馬が有利。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 6 8 レイパパレ 牝4 川田 55 2.01.6 栗・高野 4
2 1 1 モズベッロ 牡5 池添 57 4 栗・森田 6
3 5 7 コントレイル 牡4 福永 57 3/4 栗・矢作 1
4 8 12 グランアレグリア 牝5 ルメール 55 クビ 美・藤沢 2
5 2 2 サリオス 牡4 松山 57 1 1/4 美・堀 3
払い戻し金
単勝 8
1,220円(4番人気)
複勝 8
230円(4番人気)
1
420円(6番人気)
7
110円(1人気)
枠連 1-6
16,360円(22番人気)
馬連 1-8
19,080円(29番人気)
馬単 8-1
37,610円(43番人気)
3連複 1-7-8
7,240円(20番人気)
3連単 8-1-7
106,210円(174番人気)
ワイド 1-8
2,750円(24番人気)
7-8
390円(4番人気)
1-7
850円(8番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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