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第20回 チャンピオンズカップ(2019年)

12/4 中京 ダート1800m 晴・良 16頭

 

ダート1800mで争う秋のダートの中長距離No.1決定戦。以前のJCダートから左回りの中京に代わり6回目。
今年も外国馬の参戦はなく、G1の常連ゴールドドリームとデビューから無敗の5連勝中のクリソベリルが中心。
近3年は1番人気が連対し上位人気は比較的強い。脚質は先行・好位と追い込みで決まること多く、どちらもある
  1. ゴールドドリーム(3.5倍):2年前の勝ち馬でG1 5勝と現役No.1。南部杯3着たたいて上昇
  2. クリソベリル(4.4倍):デビュー5連勝中ですべて3差以上の圧勝。初の一線級古馬相手でどうか
  3. インティ(4.7倍):フェブラリーS逃げ切り1着。その後未勝利も得意な舞台で復活ある
  4. オメガパフューム(6.1倍):交流G1 2勝で帝王賞勝ち。前走JBCクラシック2着で苦手の左回り克服
  5. チュウワウィザード(6.7倍):帝王賞2着、JBCクラシック1着と充実。東海S2着とコース実績あり
    以下ウェスタールンド(20.4倍)、サトノティターン(20.5倍)、タイムフライヤー(30.0倍)までが30倍以下

インティ:雄大な馬体で元気にキビキビ歩く。トモの踏み込み力強い
チュウワウィザード:気合乗りよくトモの踏み込み深い。毛づやよく好調そう
ゴールドドリーム:気合乗りよく時々小脚を使う。馬体は締まりトモの踏み込み力強い
オメガパフューム:気合乗りよく集中して歩く。トモの踏み込み力強い
クリソベリル:適度な気合乗りだが落ち着いた歩様。トモの送りは狭めだが運びはスムーズ
ヴェンジェンス:気合乗りよく毛づやの良さ目立つ。トモは力強い

ほぼ揃ったスタートから好スタートのインティが押して前へ。外から押してテーオーエナジーが続き、その後ろ内にクリソベリル、外にゴールドドリーム、ロンドンタウン。中団前にチュウワウィザード、さらにオメガパフューム、サトノティターンなどがいて、その後ろにタイムフライヤー、ウェスタールンド。後方にはワンダーリーデル、ヴェンジェンス、キングズガードなどがいて、最後方はやや離れてモズアトラクション。
前方集団は固まり、後方はばらけてかなりの縦長で進み、1000mは1.00.8とミドルペース。3コーナー過ぎから後方の馬の手綱が動き、ペースが上がって一気に馬群が詰まってくる。4コーナー手前では横に広がり一団。小回りということもあり、各馬の反応は早め。

インティが1馬身ほど離して先頭で4コーナーを回る。その後ろに内からクリソベリル、テーオーエナジー、ロンドンタウン。その後ろにチュウワウィザード、ゴールドドリームが続く。残り400mを切ってテーオーエナジーが後退。インティと2番手クリソベリルの差は変わらず、ロンドンタウンもいっぱいになり、外からゴールドドリームが上がってくる。5番手内のチュウワウィザードは前が壁になり外に出そうとして減速。
残り200mを切ってもインティが1馬身半差で先頭で、2番手のクリソベリルに外からゴールドドリームが並びかける。1馬身後ろにロンドンタウンで、さらに2馬身離れてチュウワウィザード。その1馬身後ろにオメガパフューム。
残り100mでもインティが先頭だが、1馬身差でクリソベリルとゴールドドリームが並んで差を詰めてきて、2馬身差でチュウワウィザード。そこからインティの脚色が鈍り、クリソベリルとゴールドドリームがじりじりと伸びる。残り50mで3頭が並ぶが、そこから中央のクリソベリルが一気に抜けて先頭。
外のゴールドドリームも懸命に脚を伸ばすが、クリソベリルがクビ差先頭。内のインティはじりじり後退し、外からチュウワウィザードが伸びてくるが、先頭との差は大きい。そのままクリソベリルとゴールドドリームの差は詰まらず、クリソベリルが先頭でゴール。2着はゴールドドリームで、3着はインティが粘る。チュウワウィザードは最後に脚を伸ばすが、インティに半馬身差まで詰めたところで4着。最後に追い込んできたキングズガードが5着。オメガパフュームは最後に交わされ6着まで。

クリソベリルは好位の内につけて2馬身差ぐらいでインティを追い、直線は最内から前を追う。最後はゴールドドリームとの追い比べになるが、半馬身抜け出しその差をキープして1着。先行抜け出しと安定感あるレース運びで勝負根性もあり、着差はないが強い勝ち方。
ゴールドドリームは好位から脚を伸ばすが、最後の追い比べで前に出られて2着。力の衰えはないが器用さで相手が上だった。
インティはマイペースでよく粘ったが、最後は上位2頭の決め手にやられた。近2走の不振からは脱却。
4着のチュウワウィザードは直線半ばで外に出すロスが響いたが力は出した。

クリソベリルは無敗の6連勝でG1制覇となり新星出現。堅実な末脚で勝負根性あり、底を見せていない魅力は大きい
ゴールドドリームは安定したレース運びで、勝てないまでも力があるところは見せた。今後も期待できる
インティはうまく逃げたが最後は末脚衰える。マイルがベストのイメージだがG2レベルなら1800mでも問題なし

直近の重賞実績は重要。特にその年の重賞勝利あるいはG1での連対は必須で、1800m前後での良績が理想。先行脚質が有利だが、ペース次第で追い込みも効く。またJBCや南部杯組が有力で、JBCは開催場が変わっても連続して好走することが多い傾向は変わらない。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 5 クリソベリル 牡3 川田 55 1.48.5 栗・音無 2
2 6 11 ゴールドドリーム 牡6 ルメール 57 クビ 栗・平田 1
3 2 4 インティ 牡5 武豊 57 1 1/4 栗・野中 3
4 2 3 チュウワウィザード 牡4 福永 57 1/2 栗・大久保 5
5 6 12 キングズガード 牡8 秋山 57 1 3/4 栗・寺島 13
払い戻し金
単勝 5
440円(2番人気)
複勝 5
170円(3番人気)
11
130円(1番人気)
4
190円(5人気)
枠連 3-6
490円(2番人気)
馬連 5-11
960円(2番人気)
馬単 5-11
1,820円(2番人気)
3連複 4-5-11
1,900円(5番人気)
3連単 5-11-4
8,980円(19番人気)
ワイド 5-11
380円(2番人気)
4-5
670円(9番人気)
4-11
410円(3番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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