第24回 秋華賞（2019年）

1. ダノンファンタジー（3.5倍）：阪神JFで桜花賞1番人気も4着。ローズSレコードで勝って復活
2. カレンブーケドール（5.6倍）：オークス2着で紫苑S3着と勝てないまでも好走
3. エスポワール（6.5倍）：1勝C、2勝Cと連勝中。前走は2000m芝重で4馬身差と完勝
4. クロノジェネシス（6.9倍）：桜花賞、オークスとも3着で6戦して着外なし。オークス以来の休み明け
5. コントラチェック（9.6倍）：フラワーC逃げて完勝。オークスは9着と大敗し、それ以来の休み明け
   以下ビーチサンバ（13.5倍）、サトノダムゼル（14.3倍）、フェアリーポルカ（15.7倍）、パッシングスルー（18.5倍）までが20倍以下

ダノンファンタジー：気合乗りよく元気で、トモの踏み込み力強い
エスポワール：気合乗りよくトモの踏み込み深い
カレンブーケドール：気合乗りよくテンションやや高め。トモの踏み込みは浅めも力強い
クロノジェネシス：気合乗りよくテンションやや高め。トモの踏み込みやや浅め。太め感はない
フェアリーポルカ：気合乗り適度で、トモの踏み込み浅めも力強い
ビーチサンバ：クビを使って歩き適度な気合乗り。トモのは力強い

ややバラついたスタートでダノンファンタジーが好スタート。しかし中央からビーチサンバ、外からコントラチェックが押して前へ。2頭が譲らず並んで先頭で1コーナーを回る。やや離れてダノンファンタジーとパッシングスルー。好位から中団にブランノワール、クロノジェネシス、カレンブーケドール、フェアリーポルカ。さらにシャドウディーヴァなどが続き、後方にサトノダムゼル、エスポワール、シゲルピンクダイヤなどがいて、最後方はシェーングランツ。
向こう正面はかなりの縦長で進み、先頭はビーチサンバでコントラチェックは2番手。2頭でやや離し、好位から中団が固まり、後方はややばらける。1000mは58.3と例年より速いペース。

3コーナー手前から後方の馬が動き出しペースが上がると、徐々に馬群がつまってくる。4コーナーにかけて一気にひとかたまりになってきて、横に広がる。ビーチサンバが2馬身ほど離して直線へ。外に出したダノンファンタジーが3番手から前を追う。

直線に入ると2馬身半差でビーチサンバが先頭。2番手ブランノワールでその外にダノンファンタジーが上がってきてコントラチェックは後退。さらに外からクロノジェネシス、その内のカレンブーケドールもいい脚で伸びてくる。その後方にシャドウディーヴァ、さらに後方後ろからシゲルピンクダイヤも脚を伸ばしてくる。
残り200mを切って先頭のビーチサンバが2馬身差で先頭も、外からクロノジェネシスが内の各馬を交わして2番手。その内のカレンブーケドールも1/2馬身差で3番手に上がる。そこからクロノジェネシスと1/2馬身差のカレンブーケドールが一気に差を詰めてきて、残り150mをきったところで先頭のビーチサンバを交わす。
そこからクロノジェネシスが一気に突き放し、カレンブーケドールに2馬身差をつけて1着でゴール。2番手はやや脚色衰えながらもカレンブーケドールが粘り、ゴール直前で外から追い込んできたシゲルピンクダイヤが3着。その内で差してきたシャドウディーヴァが4着で、逃げたビーチサンバは5着。

クロノジェネシスは速いペースを中団追走から、直線は外に出して一気に伸び2馬身差の完勝。+20kgと春より成長し、春はともに3着と勝ちきれなかった面も解消し強い勝ち方。
カレンブーケドールはクロノジェネシスのすぐ後ろからよく追って伸びたが、最後は突き放された。しかし力があるところは見せた。
シゲルピンクダイヤは後方からクロノジェネシスより0.5秒速い1番の上りで追い込んだが3着まで。末脚を生かすレースが合っている。

クロノジェネシスは中団から上位の上りで完勝。成長しており今後も中距離で期待できる
カレンブーケドールは良く伸びて力があるところを示したが、重賞では勝ちきれない
シゲルピンクダイヤは速い上りで後方から見せ場。追込みが合う印象だが勝ちきれないタイプ