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第69回 安田記念(2019年)

6/2 東京 芝1600m 曇り・良 16頭

 

春のマイル王決定戦で、アジアのマイル王を決める戦いでもあるが、今年は香港勢の参加なし。
ドバイから凱旋のアーモンドアイが圧倒的1番人気でマイル負けなしのダノンプレミアムが続く。以下は混戦模様
過去10年で1番人気は4勝。ただしヒモ荒れ多く、馬連3桁は1回のみ。馬連万馬券が4回あり、荒れやすいレース

  1. アーモンドアイ(1.7倍):昨年牝馬3冠、JC勝ちで年度代表馬。ドバイ含めG1 5連勝中
  2. ダノンプレミアム(3.2倍):7戦して負けたのはダービーのみ。マイル全勝でG2を連勝中
  3. アエロリット(12.5倍):NHKマイルC1着。昨年2着も前走ヴィクトリアMは速いペースで逃げ5着
  4. インディチャンプ(19.2倍):2走前東京新聞杯速い上りと好タイムで1着。休み明けマイラーズC叩き上昇
  5. ステルヴィオ(21.4倍):昨年3歳でマイルCS1着。中山記念3着も前走大阪杯は距離長いか14着大敗
    以下サングレーザー(26.9倍)、モズアスコット(35.4倍)、ペルシアンナイト(36.2倍)、フィアーノロマーノ(39.3倍)までが60倍以下

アーモンドアイ:落ち着いているが適度な気合乗り。静かな闘志を感じさせ、トモの踏み込み深い
スマートオーディン:気合乗りよくクビを使って力強い歩様。トモの踏み込み深い
インディチャンプ:落ち着いているが適度な気合乗りで素軽い歩様。トモの踏み込み力強い
アエロリット:落ち着いているが適度な気合。クビを使って歩き、トモの踏み込み深い
フィアーノロマーノ:落ち着いてゆったり歩く。馬体は雄大で迫力あり、トモの踏み込み深い
ダノンプレミアム:すらっとした馬体で好印象も、テンション高めで小脚を使ってチャカつく

ややバラついたスタートからステルヴィオが2馬身ほど出遅れ。さらに大外のロジクライが内に大きく切れ込み、内のダノンプレミアム、アーモンドアイ、ペルシアンナイト、ロードクエストが大きく不利を受け後方。中からグァンチャーレが前に行くも、内から押してアエロリットが先頭。3番手にインディチャンプ、ロジクライが続き、その後ろにサングレーザー、モズアスコット。中団後方にフィアーノロマーノ、押し上げてきたダノンプレミアム、アーモンドアイ。さらにケイアイノーテック、スマートオーディン、ステルヴィオなどが後方集団で、最後方はペルシアンナイト。
600mは34.5とミドルペースで、前3頭はそれぞれやや離れて縦長で向こう正面を進む。3コーナーすぎから後方の馬が動き出し、馬群が徐々につまるも、前3頭はやや離れて一列で4コーナーを回る。

直線に入ると1馬身半差でアエロリットが内ラチからやや離れて先頭。2番手はグァンチャーレでやや離れてロジクライ以下。アーモンドアイ、ダノンプレミアムは馬群後方。
残り400mを切って、先頭のアエロリットに1馬身差でグァンチャーレが続き、3番手は2馬身半ほど離れてロジクライ、ロードクエストさらに1馬身差でインディチャンプ、モズアスコット。馬群後方でようやくアーモンドアイの前が空き追い出す。その外にダノンプレミアム。残り300mを切って先頭のアエロリットにグァンチャーレが半馬身差まで詰め寄る。3番手以下は3馬身ほど離れるが、外のインディチャンプ、モズアスコットの伸びがよく、さらに後方からアーモンドアイもようやく脚を伸ばしてくる。ダノンプレミアムは手ごたえ悪く後退。

残り200mで先頭のアエロリットにクビ差でグァンチャーレが迫り、3番手はそこから2馬身差で内のサングレーザーと外のインディチャンプが伸びてくる。さらに大外からアーモンドアイも手ごたえよく迫る。
グァンチャーレの脚色が残り100m手前でいっぱいになり後退。先頭のアエロリットは手ごたえいいが、外からインディチャンプが追ってきて、残り50m手前でグァンチャーレを交わし2番手。さらに外からアーモンドアイが一気に伸びてくる。インディチャンプが脚色よく伸びて、ゴール前で内のアエロリットを交わして先頭に立ち、クビ差1着でゴール。さらに外からアーモンドアイも伸びてくるが、アエロリットがハナ差で残って2着。アーモンドアイが僅差3着で、粘ったグァンチャーレがやや離れて4着。最後に内ラチ沿いを伸びてきたサングレーザーがハナ差5着。

インディチャンプは好位追走から4コーナーではいったん下げるが、末脚を発揮して伸びてきて、ゴール直前でアエロリットを交わしアーモンドアイを抑えて1着。好位から32.9の上りで差し切り、切れないが長く脚を使う特徴をうまく生かした。
アエロリットは逃げてよく粘り、昨年に続く2着。ヴィクトリアMより落ち着いた流れを作り、うまく粘りこんだが惜しかった。
アーモンドアイはスタートで不利を受け後方。直線は1番の上り32.4でよく追い込んだが届かず。力は見せた。ダノンプレミアムは初めて後方からで直線は後退。最下位入線。

インディチャンプはマイル得意で好位から長く脚を使う。東京のマイルは最適な印象
アエロリットは先行して粘るタイプで、直線長くても持たせる。距離もマイル前後が得意
アーモンドアイは不利で勝てなかったが力があることは証明。距離もマイルから2400mまで対応できる
ダノンプレミアムは自分の形にならないともろい印象。

マイルは短距離馬も中距離馬も参戦してくることがあるが、短距離馬は力が抜けており、掛かり癖がなくスタミナもある馬なら通用。中距離馬は栗東坂路で4ハロン50秒そこそこで走れるようなスピードの持ち主なら対応可能。ただし1400m〜マイルと東京実績は必要。前年の人気馬や上位馬は注意が必要。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 5 インディチャンプ 牡4 福永 58 1.30.9 栗・音無 4
2 1 2 アエロリット 牝5 戸崎 56 クビ 美・菊沢 3
3 7 14 アーモンドアイ 牝4 ルメール 56 ハナ 美・国枝 1
4 3 6 グァンチャーレ 牡7 松岡 58 1 1/2 栗・北出 13
5 2 4 サングレーザー 牡5 岩田 58 ハナ 栗・浅見 6
払い戻し金
単勝 5
1,920円(4番人気)
複勝 5
290円(4番人気)
2
240円(3番人気)
14
110円(1番人気)
枠連 1-3
4,010円(14番人気)
馬連 2-5
5,670円(16番人気)
馬単 5-2
13,660円(35番人気)
3連複 2-5-14
3,690円(8番人気)
3連単 5-2-14
43,720円(118番人気)
ワイド 2-5
1,460円(15番人気)
5-14
600円(4番人気)
2-14
470円(2番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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