おさびし山ホースパーク おさびし山ホースパーク
トップ レースの記憶(観戦記) G1予想 私的名馬館 馬の本,DVDの紹介 オウンオピニオン(コラム)
リンク更新記録お問い合わせ  
 トップ > レースの記憶2019 > オークス
 
 

第80回 オークス(2019年)

5/19 東京 芝2400m 晴・良 18頭


3歳牝馬のクラシック第2弾。ほとんどの馬に初距離の芝2400mで、距離適性も気になるが、この時期は完成度が重要ともいわれる
桜花賞馬が回避し無敗の忘れな草賞勝ち馬ラヴズオンリーユーが1番人気。桜花賞上位組も含めて混戦模様
過去10年で1番人気は5勝2着2回3着1回とまずまず。桜花賞上位組が中心も人気どおりには納まらず、先行馬は良績少なく差し馬中心
  1. ラヴズオンリーユー(4.0倍):3戦3勝で忘れな草賞圧勝。少頭数しか経験なく輸送も初と壁も多い
  2. クロノジェネシス(4.1倍):桜花賞2番の上りで3着とG1は勝ちきれない。末脚上位でクイーンCなど東京2戦2勝
  3. コントラチェック(5.1倍):フラワーC逃げて圧勝。勝ちはマイペースで逃げた時のみで東京初
  4. ダノンファンタジー(6.4倍):阪神JF圧勝でチューリップ賞も勝つ。桜花賞は伸びきれず4着
  5. シゲルピンクダイヤ(12.4倍):チューリップ賞、桜花賞と後方から1番の上りで2着。距離延長は不安
    以下ウィクトーリア(14.3倍)、シャドウディーヴァ(16.4倍)、エールヴォア(16.8倍)、ビーチサンバ(19.0倍)までが30倍以下

クロノジェネシス:気合乗りよく時々小脚を使いややテンション高め。クビを使って素軽い歩様でトモも力強い
エールヴォア:落ち着いて適度な気合。雄大で迫力ある馬体。トモの踏み込み力強い
ラヴズオンリーユー:落ち着いているが適度な気合乗り。クビを使って堂々と歩く。トモの送り浅めも力強い
ウィクトーリア:落ち着いているが適度な気合乗り。クビを使って歩き、踏み込みも力強い
コントラチェック:落ち着いてクビを使い力強い歩様。トモの踏み込み深い
ダノンファンタジー:気合乗りよくテンション高め。トモの送りは浅めも力強い

ややバラついたスタートから好スタートのジョディーが押して一気にハナへ。コントラチェック、エールヴォアが続き、好位にクロノジェネシス、ダノンファンタジー、カレンブーケドールなどが固まる。中団にシャドウディーヴァ、ラヴズオンリーユー、シゲルピンクダイヤ、ビーチサンバなどがいて、後方にウィクトーリア、シェーングランツ。最後方はやや離れてアクアミラビリス。
1000mは59.1とハイペースで、向こう正面はかなり縦長の体勢で進む。速めのペースで掛かる馬もなく、3コーナー過ぎから後方の馬が徐々に差を詰めてくる。馬群は詰まってきて各馬追い出し、ひとかたまりになり4コーナーを回る。

直線に入るとジョディーにコントラチェックが並びかけ、その直後にクロノジェネシス、エールヴォア。さらに外から早めにカレンブーケドールが追い出し、残り400mで内の各馬を交わして先頭。コントラチェックが追うが脚色怪しくなり、内からクロノジェネシスが2番手。外からシャドウディーヴァ、ダノンファンタジーも追ってくる。
残り200mを切って馬場中央でカレンブーケドールが先頭で、内にクビ差でクロノジェネシス、外に1馬身差でシャドウディーヴァ。さらに1馬身半差で外からラヴズオンリーユーが追い込んでくる。カレンブーケドールとクロノジェネシスが懸命に先頭争いをする中、一気にラヴズオンリーユーが差を詰める。

残り100mを切ってラヴズオンリーユーが一気にクロノジェネシス、さらにカレンブーケドールを交わして先頭。カレンブーケドールは馬体を合わせてきたラヴズオンリーユーに懸命に追いすがるが、クロノジェネシスは脚色衰え、後方のシャドウディーヴァ、ウィクトーリア、ダノンファンタジーの3頭に飲み込まれそうになる。
先頭のラヴズオンリーユーはクビ差前に出るが、そこからカレンブーケドールとの差は広がらず、馬体を合わせて2頭の叩き合いに。そのまま2頭の争いはゴールまで続き、ラヴズオンリーユーがクビ差前に出たまま1着でゴール。2着にカレンブーケドール。そこから2馬身半離れてクロノジェネシスがぎりぎり3着をキープ。内のウィクトーリアが4着で、そこからアタマ差で外のダノンファンタジーが5着。さらにクビ差でシャドウディーヴァが6着。

ラヴズオンリーユーは中団外を折り合って追走し直線で追い出されると徐々に差を詰め、坂を上がると一気に差して先頭。叩き合いを制して優勝。1番の上りで長く脚を使い無敗のオークス馬となった。
カレンブーケドールは好位から早めに先頭に立つと、ラヴズオンリーユーに並ばれるとまた伸びて、負けたものの一番強い競馬をし、力のあるところを見せた。
クロノジェネシスはいつもより前でレースをし、ペースが早かったこともあり末脚発揮できず3着まで。

ラヴズオンリーユーはさまざまな懸念を打ち破って快勝。末脚も一級品で底を見せておらず、中距離での活躍が期待できる
カレンブーケドールは速い流れを先行して早めに抜け出し、交わされても最後まで粘る強い競馬。勝ち馬同等の評価が必要
クロノジェネシスは速い流れをいつもより前で運び末脚を発揮できず。G1は惜敗続きで力はあるが勝ちきれない

桜花賞組で末脚が良かった馬や人気の馬が中心になるが、他のレースのレベルの評価は必要。フローラSやフラワーCで末脚のよさやしぶとさが見られた馬や、連勝中の馬は要注意。距離が長いので、経験浅い馬は厳しい。またオープン実績は必須。ただし距離実績は1600m以上あればよく、距離適性よりも力の有無が大切
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 7 13 ラヴズオンリーユー 牝3 Mデムーロ 55 2.22.8 栗・矢作 1
2 5 10 カレンブーケドール 牝3 津村 55 クビ 美・国枝 12
3 1 2 クロノジェネシス 牝3 北村友 55 2 1/2 栗・斉藤崇 2
4 6 12 ウィクトーリア 牝3 戸崎 55 クビ 美・小島 6
5 4 8 ダノンファンタジー 牝3 川田 55 アタマ 栗・中内田 4
払い戻し金
単勝 13
400円(1番人気)
複勝 13
200円(2番人気)
10
1,400円(13番人気)
2

170円(1人気)

枠連 5-7
8,420円(24番人気)
馬連 10-13
25,140円(46番人気)
馬単 13-10
28,210円(81番人気)
3連複 2-10-13
28,240円(90番人気)
3連単 13-10-2
179,960円(534番人気)
ワイド 10-13
6,430円(54番人気)
2-13
470円(1番人気)
2-10
4,960円(44番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


Copyright (C) 2019 Ferris Conducts. All Rights Reserved