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第24回 NHKマイルカップ(2019年)

5/5 東京 芝1600m 晴・良 18頭

 

3歳マイル王決定戦。短距離得意な馬や、クラシックでは距離が長く合わない馬が広く集結
マイル以下に実績がある馬が中心だがいろいろな路線からきており力関係が難しい。桜花賞を圧勝したグランアレグリア、最優秀2歳牡馬アドマイヤマーズが人気。
前走は3歳G1か芝1600m以上の重賞からと傾向は明確だが巻き返しも多く荒れやすい。末脚よいタイプが上位にきやすい
  1. グランアレグリア(1.5倍):朝日杯FS3着も休み明けの桜花賞圧勝。東京マイルは2戦2勝。
  2. アドマイヤマーズ(4.3倍):朝日杯FS圧勝も、共同通信杯2着、皐月賞4着。マイルは4戦4勝
  3. ダノンチェイサー(10.0倍):きさらぎ賞圧勝。それ以来の3か月ぶりの休み明け
  4. グルーヴィット(19.2倍):ダートで2勝後、初芝のファルコンS2着と底を見せていない
  5. ヴィッテルスバッハ(19.9倍):2走前東京マイルを上り32.9で快勝。NZT追い込み3着
    以下ファンタジスト(29.7倍)、カテドラル(32.8倍)までが50倍以下

ヴィッテルスバッハ:気合乗りよくクビを使って歩く。前進気勢がありトモの踏み込み深い
アドマイヤマーズ:落ち着いているが適度な気合乗りで威圧感ある。トモの踏み込み深い
ダノンチェイサー:気合乗りよくテンション高めでクビを使って歩くトモはやや浅め
カテドラル:伸びやかな歩様で気合乗りよくテンション高めで時々小脚を使う
グランアレグリア:落ち着いているが適度な気合乗り。トモの踏み込み浅めも力強い
グルーヴィット:気合乗りよく元気に外目を歩く。トモの踏み込み力強い

ほぼ揃ったスタートだが、アドマイヤマーズ、カテドラルなどがやや出遅れる。好スタートのワイドファラオが前に行くが、すぐに内からイベリス、クリノガウディー、プールヴィルの3頭が押して先頭争い。結局イベリスがハナに立つが、3頭が大きく後続を離す。離れた好位にワイドファラオ、グランアレグリア、ダノンチェイサー、トオヤリトセイト。中団にヴァルディゼール、グルーヴィット、アドマイヤマーズ。その後方にカテドラル、ファンタジストなどがいて、さらにケイデンスコール、ヴィッテルスバッハなど。最後方はミッキーブラック。
600mは33.9と前が飛ばしたために速めの流れ。かなりの縦長で進む。

3コーナーすぎて後方の馬が次々に前に上がっていき順番の変動が激しい。4コーナー手前から馬群が詰まって横に広がり、一団になって4コーナーを回り直線へ。
直線に入ってイベリスが1馬身差で先頭も、先行各馬が横に広がってそれを追う。残り400m手前で先行馬の後ろで行き場を失ったグランアレグリアが強引に外に出そうとして外のダノンチェイサーに接触し、その外のアドマイヤマーズとともに不利を受ける(グランアレグリアは降着)。残り300mでイベリス、クリノガウディー、プールヴィルなどが横一線で先頭争いも、その外からグランアレグリア、アドマイヤマーズなどがじりじりと迫る。さらにその後方を外からファンタジスト、ケイデンスコールなども差を詰めてくる。

残り200mでトオヤリトセイト、ワイドファラオが馬場中央から先頭に立つが、外からグランアレグリア、ダノンチェイサーとの追い比べを制したアドマイヤマーズが伸びてきて、残り100mで内の各馬を交わして先頭。さらに内からカテドラルも伸びてくる。アドマイヤマーズとカテドラルが半馬身ほど抜けてゴールを目指すが、大外から一気にケイデンスコールが差を詰めてくる。
残り50mでアドマイヤマーズ、カテドラル、ケイデンスコールの3頭が抜け出すが、先頭のアドマイヤマーズの手ごたえがよく、ゴール直前でケイデンスコールが内のカテドラルを交わして2番手に上がると、さらに伸びる。そのままアドマイヤマーズがケイデンスコールを1/2馬身抑えて1着でゴール。ケイデンスコールにハナ差3着がカテドラル。さらに馬群から抜けたグランアレグリアが4位入線も5着降着。クビ差5位入線のダノンチェイサーが4着繰り上がり。

アドマイヤマーズは中団外から直線はじりじりと伸び、最後は地力を発揮して先頭に立ち、ケイデンスコールの追い込みを1/2馬身差でしのぐ。切れる脚はないが、並ぶと負けない気持ちで勝ちきった。
ケイデンスコールは後方から直線一気に最速の33.6で追い込むが1/2馬身差届かず。左回りのマイルはベスト。
カテドラルは後方から内を突いて差を詰めるが惜しい3着。力のあるところは見せた。グランアレグリアは前がふさがったが末脚切れず牡馬相手は厳しいか。ダノンチェイサーは力は見せたが、現状では少し足りない印象。

アドマイヤマーズは切れる脚はないが末脚力強く安定。距離はマイルがよく、ペース上がるG1は期待できる
ケイデンスコールは右回りは実績がないが、末脚鋭いので直線長い左回りマイルは最適
カテドラルはマイルが最適な印象。末脚を生かせるコースが合うが、やや勝ちきれない面もある

東京のマイルは1800m以上の実績が大切だが、1400m以上のOP実績があり、末脚が鋭く前走の上がりのタイムがよい馬にも注意。なおNZT1着馬は、2着以下との着差が大きく、底を見せていないなど成長が期待できる場合は注意が必要だが、あまり直結しない。2,3着馬が要注意だが、上りが早くても東京に合うとは限らない。また皐月賞組、桜花賞組も注意が必要。ペースは上がらないことが多いので、前走で先行あるいは好位で4コーナーを回った馬に注意。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 8 17 アドマイヤマーズ 牡3 Mデムーロ 57 1.32.4 栗・友道 2
2 8 18 ケイデンスコール 牡3 石橋 57 1/2 栗・安田隆 14
3 5 10 カテドラル 牡3 アヴドゥラ 57 ハナ 栗・池添学 7
4 2 3 ダノンチェイサー 牡3 川田 57 1 1/4+クビ 栗・池江 3
5 4 7 グランアレグリア 牝3 ルメール 55 4位降着 美・藤沢和 1
払い戻し金
単勝 17
430円(2番人気)
複勝 17
210円(2番人気)
18
1,270円(12番人気)
10
750円(7人気)
枠連 8-8
6,440円(18番人気)
馬連 17-18
17,200円(31番人気)
馬単 17-18
22,440円(49番人気)
3連複 10-17-18
97,390円(180番人気)
3連単 17-18-10
410,680円(699番人気)
ワイド 17-18
3,480円(32番人気)
10-17
1,840円(17番人気)
10-18
12,620円(80番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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