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第79回 皐月賞(2019年)

4/14 中山 芝2000m 曇り・良 18頭

 

牡馬クラシックの第1弾。速い馬が勝つと言われるが、小回り中山への対応が鍵
ホープフルSを勝ち3戦3勝のサートゥルナーリアが人気も3か月半の休み明けは過去に勝った馬はなし
中山は紛れ多く、過去10年で5回は6番人気以下の馬が連対。比較的固い決着が続いたが、近3年は7,8,9番人気が勝ち、やや荒れ気味
  1. サートゥルナーリア(1.7倍):3連勝でホープフルS楽勝。力はあるが年明け初戦がどうか
  2. アドマイヤマーズ(5.7倍):朝日杯FS圧勝。共同通信杯で初めて2着と負けたが力上位
  3. ダノンキングリー(5.8倍):共同通信杯でアドマイヤマーズを差し切り3戦3勝
  4. ヴェロックス(9.0倍):若駒S、若葉Sと芝2000mOP連勝。得意距離で持ちタイムよい
  5. ファンタジスト(25.9倍):小倉2歳S、京王杯2歳S勝ちで距離不安もスプリングS2着
    以下ニシノデイジー(30.2倍)、シュヴァルツリーゼ(34.8倍)、サトノルークス(35.4倍)までが50倍以下

サートゥルナーリア:落ち着いており堂々とした伸びやかな歩様。雄大な馬体でトモの踏み込み力強い
ヴェロックス:気合乗りよくクビを使って素軽い動き。トモも力強い
アドマイヤマーズ:落ち着いているが適度な気合乗り。トモの踏み込み深く良く見せる
ファンタジスト:適度な気合乗りだが落ち着きあり、クビを使って歩く。トモの踏み込みは深い
ダノンキングリー:気合乗りよく集中して歩くが時々小脚を使う。トモの踏み込みは深い
サトノルークス:気合乗りよくクビを使って歩く。トモも力強い

ほぼ揃ったスタートからランスオブプラーナがハナへ行き、外からダディーズマインドが馬体を合わせに行って2番手。内からダノンキングリー、外からヴェロックスが好位につけ、その後ろ中団にアドマイヤマーズ、クラージュゲリエ、サートゥルナーリア。さらにファンタジスト、サトノルークス、ニシノデイジー、シュヴァルツリーゼが続き、後方にブレイキングドーン、アドマイヤジャスタなどがいて、最後方がメイショウテンゲン。
向こう正面は縦長になり、やや掛かりぎみの馬もいるが、だいたい折り合って淡々と進む。

1000mは59.1とほぼ平均ペース。3コーナー手前から後方の馬も動き出し、徐々に縦長の隊列が詰まってくる。4コーナー手前で一気に馬群が詰まり、サートゥルナーリアも外をスムーズに上がってきて4コーナーでは先団に取り付く。

直線に入って早めに仕掛けたヴェロックスが内のダディーズマインドを交わして先頭。外からサートゥルナーリアが迫るが、その後ろのアドマイヤマーズは伸び一息。内を突いたダノンキングリーも前に迫る。
残り200mを切って馬場中央で先頭のヴェロックスに、外からサートゥルナーリアが馬体を合わせて一気に並びかける。内ラチ沿いのダノンキングリーも迫ってくる。ダディーズマインドは後退し、2馬身差でアドマイヤマーズ、さらに後方からクラージュゲリエなども追ってくる。
残り100m手前で、サートゥルナーリアがヴェロックスを交わしてアタマほど前に出る。しかしヴェロックスも負けじと差し返し、離れた内のダノンキングリーも並びかける。そのまま3頭の叩き合いが続き、いったんは真ん中のヴェロックスがやや遅れて、外のサートゥルナーリアと内のダノンキングリーが並ぶが、最後はサートゥルナーリアがアタマ差抜けてゴール。ヴェロックスとダノンキングリーはほぼ並んでクビの上げ下げになるが、写真判定の結果2着ヴェロックスで、ハナ差3着がダノンキングリー。2馬身離れて4着がアドマイヤマーズで、さらに1 1/2馬身差で5着がクラージュゲリエ。

サートゥルナーリアは好スタートから中団外につけ折り合って追走。3コーナー過ぎから進出開始し、4コーナーを回ると先頭のヴェロックスに並びかける。しかし休み明けもあってか伸び一息で3頭の叩き合いに。最後は地力を見せて先頭ゴール。
ヴェロックスは先団から早めに仕掛けて先頭。サートゥルナーリアに交わされても差し返す根性を見せ惜しい2着。
ダノンキングリーは先団から直線は内を突き前に迫るが、最後はややよれて差のない3着。力は見せた。アドマイヤマーズは好位から伸び一息で4着。2000mはやや長いか。

サートゥルナーリアは折り合いに問題なく距離は融通がききそう。休み明けをたたいて、さらに良化が見込める
ヴェロックスは先行して早めに抜け出して最後まで粘り、体力、勝負根性とも良い。上り勝負は厳しいか
ダノンキングリーは先行して好勝負。ただし距離伸びてどうか
アドマイヤマーズは力は見せたが差のある4着で、適距離はマイル前後か
クラージュゲリエは中団からうまく乗ったが、やや決め手に欠ける印象

共同通信杯連対からの直行が3連勝の後、毎日杯とアーリントンC、スプリングSと弥生賞、ホープフルSと若葉Sと年によって傾向変わる。共通項として先行して長く脚を使う馬が上位で、前走のレベルの見極めと、そこでのパフォーマンスを見て選ぶ必要あり。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 6 12 サートゥルナーリア 牡3 ルメール 57 1.58.1 栗・角居 1
2 4 7 ヴェロックス 牡3 川田 57 アタマ 栗・中内田 4
3 2 4 ダノンキングリー 牡3 戸崎 57 ハナ 美・萩原 3
4 1 1 アドマイヤマーズ 牡3 Mデムーロ 57 2 栗・友道 2
5 3 6 クラージュゲリエ 牡3 横山典 57 1 1/2 栗・池江 14
払い戻し金
単勝 12
170円(1番人気)
複勝 12
110円(1番人気)
7
200円(4番人気)
4
160円(2人気)
枠連 4-6
670円(3番人気)
馬連 7-12
950円(3番人気)
馬単 12-7
1,140円(3番人気)
3連複 4-7-12
1,480円(2番人気)
3連単 12-7-4
4,390円(5番人気)
ワイド 7-12
360円(3番人気)
4-12
270円(2番人気)
4-7
660円(5番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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