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第79回 オークス(2018年)

5/20 東京 芝2400m 晴・良 18頭


3歳牝馬のクラシック第2弾。ほとんどの馬に初距離の芝2400mで、距離適性も気になるが、この時期は完成度が重要ともいわれる
桜花賞馬を圧勝したアーモンドアイが中心も、阪神JFを制し桜花賞1番人気のラッキーライラック、フローラS快勝のサトノワルキューレと3強の様相
過去10年で1番人気は4勝2着2回3着1回とまずまず。桜花賞上位組が中心も人気どおりには納まらず、先行馬は良績少なく差し馬中心
  1. アーモンドアイ(1.7倍):桜花賞は後方一気で圧勝。上りが2番より1秒早く末脚強烈。距離延長がやや不安
  2. ラッキーライラック(4.1倍):阪神JF圧勝で桜花賞先行して2着。力はあり、血統的に距離伸びて良さそう
  3. サトノワルキューレ(5.5倍):フローラSを後方一気で差し切り勝ち。末脚鋭く、芝2400mは2戦1勝と距離不安なし
  4. リリーノーブル(12.3倍):阪神JF2着、桜花賞3着と力上位。ラッキーライラックには3戦3敗も距離伸びて良さそう
  5. オールフォーラヴ(24.7倍):忘れな草賞快勝。底を見せておらず良血
    以下マウレア(28.7倍)までが30倍以下

アーモンドアイ:落ち着いていて適度な気合乗り。クビを使って素軽い歩様でトモも力強い
サトノワルキューレ:落ち着いて適度な気合。クビを使ってしっかり歩き、トモの踏み込みも深い
ラッキーライラック:落ち着いているが気合乗りよく、クビを使って外を堂々と歩く。トモも力強い
リリーノーブル:気合乗りよく伸びやかな歩様。トモも力強いが踏み込みはやや浅め
マウレア:大人しくゆっくり歩くので前が空き気味。気合は適度でトモ力強いが踏み込みは浅め
オールフォーラヴ:落ち着いており体を大きく見せてゆったり歩く。トモも力強い

ほぼ揃ったスタートから内のリリーノーブルが前に行くも、中央から押してサヤカチャンがハナで、外からランドネが続く。3番手がリリーノーブルで、その後ろにカンタービレ、ラッキーライラックで、それをマークするように外にアーモンドアイ。さらに中団にレッドサクヤ、マウレア、サトノワルキューレ、オールフォーラヴなどが固まり、後方にはロサグラウカなどがいて、最後方はオハナ。
1000mは59.6とハイペースだが、向こう正面では逃げるサヤカチャンと2番手は10馬身近く離れ、集団はやや遅めの流れ。ややばらけて縦長のまま向こう正面を進み、3コーナー過ぎから後方の馬が徐々に差を詰めてくる。馬群は詰まってくるが、縦長の体勢のまま着戦へ。

直線に入ってもサヤカチャンが2馬身ほど離して先頭で2番手はランドネ。その外、馬場中央に出したリリーノーブルが伸びてきて、その後方外のラッキーライラックも懸命にムチを入れる。さらにその外から軽く追い出されたアーモンドアイが迫ってくる。
残り400mを切って馬場中央でリリーノーブルが先頭に立ち、1馬身差でラッキーライラックが続くが、追い出されたラッキーライラックは大きく内によれる。その間に外のアーモンドアイがラッキーライラックを一気に交わして、先頭のリリーノーブルに迫る。立て直したラッキーライラックが3番手から懸命に前を追うが、差は詰まらない。
その間もアーモンドアイはぐんぐん伸びて、残り200m手前で並ぶ間もなくリリーノーブルを交わして先頭。内のリリーノーブルも懸命に追うが、じりじりと離される。さらに2馬身後ろでラッキーライラックも前を追うが、差は詰まらない。その後ろではレッドサクヤ、マウレア、サトノワルキューレも前を追うが、やはり伸び一息

残り100mを切ってアーモンドアイが内のリリーノーブル1馬身半ほどを突き放し、さらにしっかり伸びる。リリーノーブル、ラッキーライラックも前を追うが脚色が一緒になり、お互いの差もつまらない。ラッキーライラックの2馬身後ろでは、レッドサクヤとマウレアが前を追う。
後ろを確認したルメール騎手はアーモンドアイを追い続け、そのまま強い勝ち方で2冠のゴールへ。2馬身差でリリーノーブルが2着、さらに1 3/4差でラッキーライラックが3着と、ほぼ等間隔でゴール。さらに1 3/4馬身差でレッドサクヤが4着で、さらに1/2馬身差でマウレアが5着。

アーモンドアイは予想に反してラッキーライラックマークで好位につけ、少し遅れて追い出されると一気に伸びて、前の馬を並ぶところなく交わして1着。上りは33.2と2番の馬より0.7速く、現時点では抜けた力を持っている。距離も心配なく、今後に大きな期待が持てる。
リリーノーブルは今までより前めにつけて、2番の上りで長く脚を使い強いレース。しかし今回は相手が悪かった。
ラッキーライラックは好位から懸命に追ったが、アーモンドアイには軽く交わされ、リリーノーブルは差せず、やや距離が長いか。

アーモンドアイは好位でも後方でも折り合いに問題なく、末脚鋭く展開に注文もつかない。中長距離でかなり活躍が期待できる
リリーノーブルは先行して2着と距離伸びて良さが出た感じで、中距離が合うイメージ。長く脚を使うが、やや勝ちきれない感じもある
ラッキーライラックは好位から懸命に伸びたが、やや距離が長い印象。マイルから2000mぐらいまでが合うか

桜花賞組で末脚が良かった馬や人気の馬が中心になるが、他のレースのレベルの評価は必要。フローラSやフラワーCで末脚のよさやしぶとさが見られた馬や、連勝中の馬は要注意。距離が長いので、経験浅い馬は厳しい。またオープン実績は必須。ただし距離実績は1600m以上あればよく、距離適性よりも力の有無が大切
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 7 13 アーモンドアイ 牝3 ルメール 55 2.23.8 美・国枝 1
2 1 1 リリーノーブル 牝3 川田 55 2 栗・藤岡 4
3 1 2 ラッキーライラック 牝3 石橋 55 1 3/4 栗・松永幹 2
4 5 10 レッドサクヤ 牝3 福永 55 1 3/4 栗・藤原英 11
5 2 3 マウレア 牝3 武豊 55 1/2 美・手塚 6
払い戻し金
単勝 13
170円(1番人気)
複勝 13
110円(1番人気)
1
200円(4番人気)
2

120円(2人気)

枠連 1-7
260円(1番人気)
馬連 1-13
1,190円(4番人気)
馬単 13-1
1,410円(4番人気)
3連複 1-2-13
750円(2番人気)
3連単 13-1-2
3,360円(5番人気)
ワイド 1-13
370円(4番人気)
2-13
160円(1番人気)
1-2
390円(5番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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