第34回 ホープフルステークス（2017年）

1. タイムフライヤー（4.2倍）：OP萩S圧勝で京都2歳Sアタマ差2着。末脚鋭い
2. ルーカス（5.3倍）：東スポ杯着差あるが2着。モーリスの全弟と良血
3. フラットレー（5.3倍）：新馬圧勝でバウンスシャッセ半弟。前走OP不良で大敗がどうか
4. ジャンダルム（6.2倍）：2戦2勝でデ杯勝ちと唯一の重賞勝ち。マイルしか経験なくどうか
5. サンリヴァル（7.1倍）：中山芝2000mの芙蓉S1着とコース経験あり。3か月ぶりがどうか
   以下トライン（12.7倍）、ジュンヴァルロ（21.9倍）、ステイフーリッシュ（22.9倍）、シャルルマーニュ（27.9倍）までが40倍以下

タイムフライヤー：クビを使ってリズミカルに歩き適度な気合でトモの踏み込み深く調子の良さそう
ルーカス：気合乗りよく雄大な馬体で大きく見せ、トモの踏み込み力強い
サンリヴァル：気合乗りよくややテンション高めもトモ力強い
シャルルマーニュ：気合乗りがややテンション高めで小脚を使う。トモの完歩は狭い
ステイフーリッシュ：素軽い動きで適度な気合乗り。トモも力強い
ジャンダルム：気合乗りよくテンションはやや高めで時々小脚を使う

ややバラついたスタートからナスノシンフォニーが大きく外によれて後ろから。内からトラインがハナでサンリヴァル、ジュンヴァルロが差なく続く。中団にシャルルマーニュ、ルーカス、さらにフラットレー、ジャンダルム。後方集団にステイフーリッシュ、ナスノシンフォニー、タイムフライヤーなどがいて、最後方は1頭だけ大きく遅れてワークアンドラブ。

掛かりぎみの馬も多く、1000mは59.6と速めのペース。3コーナー手前からタイムフライヤーやステイフーリッシュなど後方の馬が動き出し、一気に馬群がつまり、一団となり横に広がって4コーナーへ。中団外にジャンダルム、さらに外に膨らみ気味に後方からタイムフライヤーも差を詰める。

サンリヴァルが4コーナー手前から押して先頭で直線へ。外からルーカスなどが迫るが、その後ろからジャンダルムとタイムフライヤーが馬体を合わせて差してきて、ルーカスを交わし、一気に伸びる。
残り200mで内ラチぞいのサンリヴァルが1馬身差で先頭も、すぐに馬場中央のタイムフライヤーとジャンダルムが並んで交わし、先頭争いで叩き合い。さらに後ろからステイフーリッシュも差を詰めてくる。
残り100mでもタイムフライヤーとジャンダルムが馬体を合わせて先頭争い。1馬身差で内ラチ沿いのサンリヴァルが続くも、やや脚が上がって勢いは今一つ。代わって馬場中央をステイフーリッシュが前の2頭を追って迫る。残り50mでタイムフライヤーがジャンダルムを振り切って抜け出し、そのまま先頭でゴール。1馬身差でジャンダルムも懸命に前を追うが、一気に外からステイフーリッシュが差してきて、ジャンダルムに並びかけたところがゴール。内ラチ沿いでやや離されて4着でサンリヴァル。後方から追い込んできたナスノシンフォニーが差のない5着。

タイムフライヤーは後方を追走し3コーナー手前から外を通って一気に進出。直線に入っても長く脚を使い、ジャンダルムとの叩き合いを制して1着。メンバー1位の上り35.5で差し切る強い勝ち方だが、速めのペースにも助けられた。
ジャンダルムは中団から差してくるが、タイムフライヤーには差し負けて、上りもタイムフライヤーに0.7秒差で着差以上に完敗のイメージ。
ステイフーリッシュは後方から早め進出も、直線でタイムフライヤーに内に押し込まれ、最後は一気に追い込むが脚を余す。サンリヴァルはやや掛かって先行で、早めに抜け出し先行勢では最先着も、最後は末を失い4着まで。

タイムフライヤーは末脚よく長く脚を使う。特に時計のかかる馬場が得意な印象
ジャンダルムは中団から安定感あるが、距離は2000mがギリギリでマイルぐらいが合うか
ステイフーリッシュは末脚よく、中山よりも直線の長いコースが合う印象。距離は伸びても大丈夫