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第67回 安田記念(2017年)

6/4 東京 芝1600m 晴・良 18頭

 

春のマイル王決定戦で、アジアのマイル王を決める戦いでもある。毎年香港勢が参加。
モーリス、ミッキーアイルが引退してマイルの中心馬不在。前走マイラーズCで久々の勝利のイスラボニータが人気も混戦
過去10年で1番人気は4勝。ただしヒモ荒れ多く、馬連3桁は1回のみ。馬連万馬券が3回あり、荒れやすいレース

  1. イスラボニータ(3.5倍):3歳以来勝てなかったが前走マイラーズC久々の勝利。マイルは得意
  2. エアスピネル(5.9倍):3歳3冠すべて4着以内と安定感あり、マイル得意でマイラーズCも差のない2着
  3. レッドファルクス(7.9倍):昨年のスプリンターズS快勝で、前走重の京王杯SC差して勝ち好調
  4. ステファノス(8.1倍):大阪杯はキタサンブラックに食い下がり2着。富士S1着ありマイルも守備範囲
  5. アンビシャス(9.1倍):昨年の産経大阪杯勝ち毎日王冠2着など力あり。2歳時以来のマイルに対応できれば
    以下グレーターロンドン(11.8倍)、サトノアラジン(12.4倍)、ロゴタイプ(14.6倍)、ビューティーオンリー(18.1倍)、ブラックスピネル(19.5倍)までが20倍以下

イスラボニータ:落ち着いていて適度な気合乗り。クビを使って歩きトモの踏み込み深い
ステファノス:落ち着いているが適度な気合で外目をキビキビ歩きトモも力強い
エアスピネル:ややテンション高めも適度な気合乗りでトモも力強い
サトノアラジン:落ち着いていて雄大な馬体。気合乗りよくトモも力強い
レッドファルクス:気合乗りよくクビを使ってキビキビ歩く。トモの送りは浅め
ロゴタイプ:7歳馬らしく落ち着いており適度な気合。脚を長く見せトモは力強い

ほぼ揃ったスタートだが、グレーターロンドンが1馬身ほど立ち遅れ。内からサンライズメジャー、ディサイファが前に行くも、外からじわっとロゴタイプがハナへ。サンライズメジャーが続き、コンテントメント、ブラックスピネルなどが先団。中団にイスラボニータ、クラレント、ステファノス。その後ろにグレーターロンドン、ビューティーオンリーなどがいて、後方にレッドファルクス、サトノアラジン、さらにエアスピネル、アンビシャスがいて、最後方はロンギングダンサー。
600mは33.9とミドルペースで、ロゴタイプが昨年より速いペースで逃げてかなり縦長。淡々とした展開だが3コーナーから徐々に馬群がつまり、やや広がって4コーナーへ。

直線に入ると1馬身差先頭のロゴタイプはラチ沿いに最内。2番手争いは6,7頭が広がって、その後ろに入ったイスラボニータ、エアスピネルなどはなかなか前が開かない。
残り400mでロゴタイプが2馬身ほど出て、2番手サンライズメジャー、さらに1馬身差で広がった3番手争いの馬群をどんどん引き離していく。残り300mを切るとロゴタイプが3馬身ほど突き放して差を広げる。2番手は外のステファノスだが、大外に出したサトノアラジンの脚色がよく、つれて内から外に進路を変えたレッドファルクスが1馬身半差で続く。

残り200mでもロゴタイプが3馬身差で先頭。外からサトノアラジンがステファノスを交わして2番手に上り、ステファノスの内からグレーターロンドンが3番手。さらに外からレッドファルクスが差を詰めてくる。
残り100mでもロゴタイプは1馬身半ほど抜けて先頭だが、2番手のサトノアラジンが急速に差を詰め、さらにそこから1馬身差の外にレッドファルクスが迫る。内でグレーターロンドンも粘る。そのままロゴタイプが逃げ切るかと思われたが、ゴール直前で猛追したサトノアラジンがゴール直前でロゴタイプを捉え、クビ差で1着。ロゴタイプが2着に粘り、最後は一番脚色の良かったレッドファルクスはさらにクビ差の3着。グレーターロンドンも最後までよく伸びて4着で、最後に前が開いて追い込んできたエアスピネルは5着まで。

サトノアラジンは後方から直線は迷わず外に出し、メンバー1の33.5で追い込んでぎりぎり前を捉えて1着。切れる末脚を活かした騎乗で昨年届かず4着に敗れた雪辱を果たした。
ロゴタイプは昨年同様逃げて直線突き放し連覇かと思われたが、昨年よりペースが速かったこともあり2着。しかしこのコースは合う印象。
レッドファルクスは最後よく伸びて距離不安も感じさせなかった。外に出すロスがなければ際どい勝負だった。グレーターロンドンは初重賞がG1も力あるところを見せて4着。5着エアスピネル、8着イスラボニータは前が開かず、位置取り、コース取りの差か。

サトノアラジンはマイルの良馬場で末脚発揮できる舞台は強い。外枠に入ると好走確率増す
ロゴタイプは昨年に続き逃げて好走。この舞台は合っているが、逆に他はここほどの信頼性ないか
レッドファルクスは末脚よくマイルまでなら距離も問題なし。直線長いコースもよい
グレーターロンドンは初重賞のG1で好走しマイルで力あることを証明。末脚生きる舞台はよい

マイルは短距離馬も中距離馬も参戦してくることがあるが、短距離馬は力が抜けており、掛かり癖がなくスタミナもある馬なら通用。中距離馬は栗東坂路で4ハロン50秒そこそこで走れるようなスピードの持ち主なら対応可能。ただし1400m〜マイル実績は必要。前年の人気馬や上位馬は注意が必要。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 7 14 サトノアラジン 牡6 川田 58 1.31.5 栗・池江 7
2 8 16 ロゴタイプ 牡7 田辺 58 クビ 美・田中剛 8
3 3 6 レッドファルクス 牡6 Mデムーロ 58 クビ 美・尾関 3
4 4 7 グレーターロンドン 牡5 福永 58 クビ 美・大竹 6
5 4 8 エアスピネル 牡4 武豊 58 クビ 栗・笹田 2
払い戻し金
単勝 14
1,240円(7番人気)
複勝 14
380円(6番人気)
16
440円(7番人気)
6
340円(4番人気)
枠連 7-8
590円(2番人気)
馬連 14-16
10,480円(40番人気)
馬単 14-16
20,410円(75番人気)
3連複 6-14-16
43,500円(128番人気)
3連単 14-16-6
283,000円(797番人気)
ワイド 14-16
2,870円(33番人気)
6-14
2,730円(30番人気)
6-16
2,720円(29番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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