ほぼ揃ったスタートだが、グレーターロンドンが1馬身ほど立ち遅れ。内からサンライズメジャー、ディサイファが前に行くも、外からじわっとロゴタイプがハナへ。サンライズメジャーが続き、コンテントメント、ブラックスピネルなどが先団。中団にイスラボニータ、クラレント、ステファノス。その後ろにグレーターロンドン、ビューティーオンリーなどがいて、後方にレッドファルクス、サトノアラジン、さらにエアスピネル、アンビシャスがいて、最後方はロンギングダンサー。
600mは33.9とミドルペースで、ロゴタイプが昨年より速いペースで逃げてかなり縦長。淡々とした展開だが3コーナーから徐々に馬群がつまり、やや広がって4コーナーへ。
直線に入ると1馬身差先頭のロゴタイプはラチ沿いに最内。2番手争いは6,7頭が広がって、その後ろに入ったイスラボニータ、エアスピネルなどはなかなか前が開かない。
残り400mでロゴタイプが2馬身ほど出て、2番手サンライズメジャー、さらに1馬身差で広がった3番手争いの馬群をどんどん引き離していく。残り300mを切るとロゴタイプが3馬身ほど突き放して差を広げる。2番手は外のステファノスだが、大外に出したサトノアラジンの脚色がよく、つれて内から外に進路を変えたレッドファルクスが1馬身半差で続く。
残り200mでもロゴタイプが3馬身差で先頭。外からサトノアラジンがステファノスを交わして2番手に上り、ステファノスの内からグレーターロンドンが3番手。さらに外からレッドファルクスが差を詰めてくる。
残り100mでもロゴタイプは1馬身半ほど抜けて先頭だが、2番手のサトノアラジンが急速に差を詰め、さらにそこから1馬身差の外にレッドファルクスが迫る。内でグレーターロンドンも粘る。そのままロゴタイプが逃げ切るかと思われたが、ゴール直前で猛追したサトノアラジンがゴール直前でロゴタイプを捉え、クビ差で1着。ロゴタイプが2着に粘り、最後は一番脚色の良かったレッドファルクスはさらにクビ差の3着。グレーターロンドンも最後までよく伸びて4着で、最後に前が開いて追い込んできたエアスピネルは5着まで。
サトノアラジンは後方から直線は迷わず外に出し、メンバー1の33.5で追い込んでぎりぎり前を捉えて1着。切れる末脚を活かした騎乗で昨年届かず4着に敗れた雪辱を果たした。
ロゴタイプは昨年同様逃げて直線突き放し連覇かと思われたが、昨年よりペースが速かったこともあり2着。しかしこのコースは合う印象。
レッドファルクスは最後よく伸びて距離不安も感じさせなかった。外に出すロスがなければ際どい勝負だった。グレーターロンドンは初重賞がG1も力あるところを見せて4着。5着エアスピネル、8着イスラボニータは前が開かず、位置取り、コース取りの差か。
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