第77回 皐月賞（2017年）

1. ファンディーナ（2.4倍）：デビュー3連勝中でフラワーC楽勝。牡馬一線級とは初でどうか
2. スワーヴリチャード（7.0倍）：共同通信杯早め抜け出しで1着。近年共同通信杯からが良績
3. カデナ（7.2倍）：京都2歳S、弥生賞と唯一の重賞2勝馬。持ちタイムがないのがやや不安
4. ペルシアンナイト（8.1倍）：アーリントンC後方から圧勝。スピードを持つ反面距離延長はどうか
5. レイデオロ（10.4倍）：デビュー3連勝でホープフルS1着。実績あるが4か月の休み明けがどうか
   以下ウインブライト（14.7倍）、アウトライアーズ（16.5倍）、サトノアレス（19.8倍）、アルアイン（22.4倍）までが30倍以下

ペルシアンナイト：伸びやかな歩様でクビ使って歩く。トモの踏み込みも深い
スワーヴリチャード：落ち着いているが元気で伸びやかな歩様。トモ力強い
カデナ：落ち着いておりクビを使って気合乗りよい。トモも力強い
アウトライアーズ：気合乗りよく、トモの踏み込みも深い
アルアイン：落ち着いて雄大な馬体が印象的。トモの踏み込み浅めも力強い
ファンディーナ：気合乗りよいがテンション高く小脚を使う。トモもやや浅め

ほぼ揃ったスタートからファンディーナが前に行くも、アダムバローズがハナへ。トラストが続き、ファンディーナ、アルアイン、クリンチャーが先団。ダンビュライト、ウインブライト、スワーヴリチャードなどが中団で、その後方にペルシアンナイト、アウトライアーズ。後方集団にレイデオロ、カデナ、最後方にサトノアレス。

1000mは59.0とやや速いペースで、縦長で向こう正面を進む。
向こう正面であいている内を突いてペルシアンナイトが進出して先団へ。さらにカデナも内を突いて中団まであがる。外のウインブライトやスワーヴリチャードも押していき、つれて後方の馬も3コーナー手前からさらにペースが上がる。4コーナー手前でアダムバローズが失速し、先頭のトラストにクリンチャーが並びかけて、その後方からはファンディーナ、その内のアルアイン、外のダンビュライトも前へ。

直線に入るとクリンチャーが先頭も、外からファンディーナが交わす。そこに内からペルシアンナイトがトラストとクリンチャーの間をついて先頭を伺い、さらにファンディーナの内のアルアイン、外のダンビュライトも伸びてくる。
残り200mを切ってファンディーナの脚が鈍り、内のペルシアンナイトが先頭。そこにファンディーナを交わしたアルアイン、つれて外のダンビュライトが伸びてくる。
いったんペルシアンナイトが1馬身ほど抜けるが、外からじりじりとアルアインが伸びてきてゴール直前で並び、さらに交わしてクビ差1着でゴール。ペルシアンナイトもよく伸びたが2着。外から伸びてきたダンビュライトは1 1/2差3着まで。
4着は内で粘ったクリンチャーが残り、内を突いて猛然と追い上げてきたレイデオロが5着で、外から伸びたスワーヴリチャードは6着、馬群の中のファンディーナは7着まで。

アルアインは先行するも徐々に下げて、直線は馬場中央から脚を伸ばして、最後は内で粘るペルシアンナイトを交わして1着。時計も速く、マイルから1800mでみがいたスピードが生きる馬場も味方した。
ペルシアンナイトは後方から向こう正面でポジションをあげ、直線は早めにいい脚で抜け出すも、最後は交わされ2着。持ち味は出した。
ダンビュライトは先行していったん離されるも粘って3着。勝ちきれないが堅実。レイデオロは休み明けもありやや反応鈍かったが直線は鋭い末脚で5着と次回は変われそう。

アルアインは好位からじりじり脚を伸ばす。2000m以下でスピードを生かす方が合いそうだが、距離は乗り方次第か
ペルシアンナイトは内から鋭く伸びたが差されて2着。2000mまでの印象で距離伸びてどうか
ダンビュライトは先行して粘り3着。切れる脚はないが堅実。勝ちきれないが上位にはいる
クリンチャーはスタミナあり距離問題ないが勝ちきれないタイプ。レイデオロは休み明けで今一つも末脚鋭く次走に期待