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第153回 天皇賞(春)(2016年)

5/1 京都 芝3200m 晴・良 18頭

 

春の古馬長距離No.1決定戦。古馬G1では、唯一の3000m超の長距離戦。
昨年の有馬記念を勝ち5連勝中のゴールドアクターが1番人気も単勝1桁が6頭と混戦模様
近10年で1番人気は1連対とやや荒れ模様だが、2,3番人気のどちらかは連対。4〜6歳の連対率に差なし
  1. ゴールドアクター(3.8倍):昨年の有馬記念、今年の日経賞を含む5連勝中。距離も合うか
  2. キタサンブラック(4.5倍):昨年の菊花賞を勝ち産経大阪杯2着。堅実で距離も問題なし
  3. シュヴァルグラン(6.4倍):阪神大賞典を圧勝。上り上位だが56kgまでしか経験なし
  4. フェイムゲーム(7.4倍):昨年クビ差2着。前走ダイヤモンドS2着で昨年と同じローテ
  5. サウンズオブアース(8.3倍):2年前の菊花賞、昨年の有馬記念と惜しい2着。距離も合うか
    以下アルバート(9.9倍)、トーホウジャッカル(17.4倍)までが20倍以下

サウンズオブアース:落ち着きあり気合乗りよくトモの踏み込み力強い
アルバート:落ち着いており伸びやかな歩様でトモの踏み込み深い
キタサンブラック:気合乗りよくトモはやや固めも力強い
フェイムゲーム:気合乗りよくトモの踏み込みのびやか
シュヴァルグラン:気合乗りよくテンション高めで小脚を使う
ゴールドアクター:テンション高くチャカつく。小脚を使いトモも浅め

そろったスタートからすんなりとキタサンブラックがハナへ。ヤマニンボワラクテが続きカレンミロティックは3番手。その直後の好位にサウンズオブアースなどがいて、その後ろ中団にゴールドアクター、アドマイヤデウス、さらに内にシュヴァルグラン、外にトーホウジャッカルが続く。後方にアルバート、タンタアレグリア、さらにフェイムゲームがいてレーヴミストラルがぽつんと最後方。わりと一団で4コーナーを回って最初の直線へ。

1000mは1.01.8と落ち着いたペース。キタサンブラックは2馬身ほど離して折り合ってマイペースで引っ張る。各馬折り合って進むが、中団外のゴールドアクターは、やや行きたがるのか騎手が抑えて進む。ペースが落ち着いているが、少し縦長になって1コーナーを回っていく。向こう正面に入っても淡々と流れるが、後方の馬が少しずつ前を伺う。
3コーナー手前の坂の上りから後方の騎手の手が徐々に動き、3コーナーすぎから馬群が詰まってくる。中団外のゴールドアクターも坂の下りを利用して進出し、4コーナー手前で2,3番手。さらに4コーナーでは激しく追い出し、先頭のキタサンブラックに詰め寄る。後方の馬は外に出し、4コーナーでは大きく横に広がる。

直線に入るとキタサンブラックが突き放し、外からゴールドアクター、内からカレンミロティックさらに後ろの外からトーホウジャッカルが追いすがる。4頭がやや抜けて、先頭のキタサンブラックにカレンミロティック、ゴールドアクター、トーホウジャッカルが1馬身差で追いすがる。
残り200m手前でゴールドアクター、トーホウジャッカルの脚色がやや鈍り、カレンミロティックがキタサンブラックに徐々に並びかける。
残り150mを切ってカレンミロティックがキタサンブラックを交わしてアタマ差ほど前に出る。3馬身ほど離れた3着争いは、ゴールドアクターが大きく後退して、シュヴァルグランとトーホウジャッカルの叩き合い。
先頭争いは、いったんカレンミロティックが前に出るも、内から再びキタサンブラックが盛り返し、並んで馬体を合わせたままクビの上げ下げでゴール。数cm差でキタサンブラックが1着。3着は最後に鋭く伸びてきたシュヴァルグランが入り、ゴール手前でトーホウジャッカルを交わしたタンタアレグリアが4着。

キタサンブラックはじわっとハナに立つとマイペースで進み、直線はいったん前に出られるも根性で差し返し、長距離G1 2勝目。折り合いつき、スタミナも根性もあって長距離向き。
カレンミロティックは人気はなかったが、好位から堂々と1着馬に並びかけ最後まで粘る。この条件は合っており、うまく先行できれば差はない。
シュヴァルグランは中団から脚を伸ばすも、やや決め手に欠ける。しかし最後の末脚は目立ち、長距離は合う印象。

キタサンブラックは中長距離でマイペースで行ければ堅実。今後も期待できる
カレンミロティックは昨年3着を上回る好走。この条件が合うと思われるが、逆に他では厳しい
シュヴァルグランはよく差してきたが、展開が向かなかったか。中長距離で今後も期待できそう
ゴールドアクターはやや掛かったこともあり4コーナー2番手も大敗。ベストは2400m前後か

今年は落ち着いた流れで先行馬有利で差し追い込みは厳しかった。流れによって傾向が変わるので、ペースの見極めは重要。
最近は1番人気は好走の確度が極端に低いが、特にフルゲートの場合は連対ないことは意識する必要あり。外枠不利で4枠から内が有利
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 1 1 キタサンブラック 牡4 武豊 58 3.15.3 栗・清水久 2
2 2 3 カレンミロティック せ8 池添 58 ハナ 栗・平田 13
3 4 8 シュヴァルグラン 牡4 福永 58 1 1/4 栗・友道 3
4 6 11 タンタアレグリア 牡4 蛯名 58 1/2 美・国枝 10
5 5 9 トーホウジャッカル 牡5 酒井 58 クビ 栗・谷 7
払い戻し金
単勝 1
450円(2番人気)
複勝 1
170円(1番人気)
3
1,390円(13番人気)
8
240円(3人気)
枠連 1-2
6,650円(21番人気)
馬連 1-3
20,160円(51番人気)
馬単 1-3
29,950円(91番人気)
3連複 1-3-8
32,350円(103番人気)
3連単 1-3-8
242,730円(682番人気)
ワイド 1-3
3,770円(48番人気)
1-8
540円(2番人気)
3-8
7,840円(61番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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