第66回 朝日杯フューチュリティステークス（2014年）

1. ダノンプラチナ（4.6倍）：重賞未経験も未勝利、500万連勝中で唯一のディープインパクト産駒
2. ブライトエンブレム（5.0倍）：新馬、札幌2歳Sと連勝中も3か月半の休み明け
3. クラリティスカイ（5.3倍）：未勝利、いちょうSと連勝中も2か月ぶり
4. アッシュゴールド（5.3倍）：デ杯は2番人気2着。ドリームジャーニー、オルフェーヴルの全弟
5. ナヴィオン（8.8倍）：OPききょうS1着でデ杯3着
   以下ネオルミエール（13.5倍）、タガノエスプレッソ（18.7倍）、ペプチドウォヘッド（19.1倍）、アクティブミノル（29.9倍）までが30倍以下

クラリティスカイ：落ち着いてのびのびとした歩様でトモの踏み込み深い
アッシュゴールド：気合乗りよく外目をきびきび歩きトモも力強い
ブライトエンブレム：気合乗りよく元気よく歩きトモも力強い
タガノエスプレッソ：気合乗りよくトモの踏み込み深く力強い
ネオルミエール：気合乗りよく歩様も力強いがトモの歩幅は狭め
ダノンプラチナ：テンション高めで時々小脚を使う。トモはの歩幅は狭め

ややバラついたスタートでネオルミエールが出遅れる。アクティブミノルとセカンドテーブルが飛び出すが、アクティブミノルがハナに立ち2頭で離しぎみに先行。タガノアザガル、コスモナインボールなどが続き、中団外からクラリティスカイ、ブライトエンブレムが徐々に押し上げる。その後ろの内に掛かり気味にアルマワイオリで、その後ろに折り合ってダノンプラチナ。さらにネオルミエールが続き、最後方はアッシュゴールド。

600mは34.9と平均ペースで、やや掛かり気味の馬が多い。縦長で進み、3コーナー過ぎからダノンプラチナが外に出して進出開始。馬群が一気に詰まってくる。4コーナー手前で横に広がって一団。

直線に入るとアクティブミノルがセカンドテーブルに1馬身差で先頭。そのまま先頭をキープするが、中団から馬場中央をクラリティスカイ、さらに後方から外を通ってダノンプラチナ、その内でブライトエンブレムがいい脚で伸びてくる。アッシュゴールドは大きく膨れてさらに外。徐々に3頭が差を詰めるが、前は変わらず。
残り200mでもラチ沿いでアクティブミノルが先頭だが、馬場中央で2番手のクラリティスカイを外からダノンプラチナが交わして、アクティブミノルに並びかける。しかしクラリティスカイも粘ってダノンプラチナに食い下がる。
残り150mでダノンプラチナがクラリティスカイとともにアクティブミノルを交わして先頭。しかし残り100mでクラリティスカイの脚色が鈍り脱落。そこに内からアルマワイオリ、外からネオルミエールが追い込んでくる。
ダノンプラチナはそのまま先頭をキープし、最後は抑える余裕を見せて1着でゴール。2着はゴール直前でクラリティスカイを交わしたアルマワイオリ。3着はクラリティスカイが粘り、最内のアクティブミノルをゴールの瞬間とらえたネオルミエールが4着。

ダノンプラチナは後方で折り合い、3コーナー過ぎから進出を開始し、直線は外から1番の上りで差して1着。やや重でもディープインパクト産駒らしい切れ味を発揮して、危なげない勝利。
アルマワイオリはダノンプラチナと同じ位置から直線は内を突く。残り200mから内を一気に伸びて2着。上りはダノンプラチナに0.1差で、前走の負けで人気を落としたが力はある。
クラリティスカイはよく伸びてきたが、やや間隔が開いたせいか、坂でやや失速し3着。しかし力があるところは見せた。

ダノンプラチナは折り合って直線は鋭い切れ味。距離が伸びても問題なさそう。
アルマワイオリは鋭く伸び、末脚をいかすレースが合う印象。
クラリティスカイは休み明けのせいか末が甘くなったが、力はある。