ほぼ揃ったスタートだが、コパノリッキーは行き脚がつかず後方。好スタートのグレープブランデーを交わしてクリノスターオーがハナへ。すぐにホッコータルマエが続き、グレープブランデー、ニホンピロアワーズ、さらにナムラビクター、ローマンレジェンドなどが先団。中団にベストウォーリア、クリソライトなどがいて、その後ろにサンビスタ、行けなかったコパノリッキー。後方にはインカンテーション、ワンダーアキュートなどが続き、ワイドバッハ、カゼノコなどが後方。
馬群は比較的つまったままで進み、1000mは1.02.2とスローペース。3コーナー過ぎから後方の馬の手綱が動き、ペースが上がって中団から前の馬群が詰まってくる。小回りということもあり、各馬の反応は早め。
ホッコータルマエ、ローマンレジェンドが4コーナー手前で先頭のクリノスターオーに馬なりで並びかけ、4コーナーは3頭が並んで回る。その後ろではナムラビクターも追い出しにかかるが、内のグレープブランデーは後退。
直線に入って残り400mを切ったところで、早くもホッコータルマエが抜け出し、外から1/2差でローマンレジェンドも懸命に並びかける。さらにその後ろからナムラビクターも迫るが、他の馬はやや離され気味。やや離れた後方集団の外でコパノリッキーも懸命に追うが伸びない。
残り200mを切ってホッコータルマエが2番手のローマンレジェンドに1馬身差ほどつけて先頭に立ち、さらに1馬身差でナムラビクターも差してくる。残り100mでは前の3頭が抜けて、3番手のナムラビクターが2番手のローマンレジェンドに並びかける。残り100mを切ってナムラビクターがローマンレジェンドを交わし、じりじりと先頭のホッコータルマエに迫る。
最後はナムラビクターが1/2馬身差までホッコータルマエに迫るが、ホッコータルマエも最後まで末脚落ちずゴール。1/2馬身差でナムラビクターが続き、最後に力尽きたローマンレジェントが3着。
ホッコータルマエは先行しているが折り合い、直線に入ると早めに抜け出す。昨年とは異なり最後まで気を抜かず粘って優勝。中央のG1は惜敗続きだったが、気合を入れて勝ちきった。
ナムラビクターは先行馬の中では速い上りも、上りはホッコータルマエと0.1秒差で差し切れず2着まで。やや末が甘い印象。
ローマンレジェンドはホッコータルマエに次いで抜け出すも、競り負けて3着まで。休み明けが響いたか。 |