第31回 マイルチャンピオンシップ（2014年）

1. ミッキーアイル（4.4倍）：マイル重賞3連勝でNHKマイルC1着。スワンSで古馬も下す
2. トーセンラー（4.7倍）：昨年鮮やかに差し切り1着。今年も衰えなし
3. フィエロ（5.6倍）：重賞未勝利だがマイル4勝でスワンSは1番の上りで3着惜敗
4. ワールドエース（5.6倍）：マイラーズCレコードで1着。近走東京で凡走続きも得意の京都で一変も
5. ロゴタイプ（13.4倍）：朝日杯FS、皐月賞とG1を2勝。近走勝てないが堅実
   以下クラレント（17.0倍）、グランプリボス（17.3倍）、ダノンシャーク（18.1倍）、グランデッツァ（18.6倍）までが20倍以下

ワールドエース：気合のり、毛づやよく、トモも力強い
ミッキーアイル：落ち着いておりトモの踏み込み深くクビ使って歩く
フィエロ：気合乗りよくトモの踏み込み力強い。前走より状態よい
トーセンラー：気合乗りよく小脚を使う。トモの踏み込みも力強い
クラレント：落ち着いているがトモの踏み込みやや浅い
ダノンシャーク：気合乗りよくテンション高め。トモはやや浅い

ややバラついたスタートでワールドエースが出遅れる。外のミッキーアイルが好スタートから前へ行くも、内からホウライアキコが押してハナへ。ミッキーアイル、グランデッツァが続き、サンレイレーザー、ダイワマッジョーレが先団を形成。さらにロゴタイプ、フィエロ、クラレント、ワールドエースなどが中団。その後ろにダノンシャークが抑え気味に追走し、グランプリボス、エキストラエンドなどが後方集団で、トーセンラーなどが続く。
600mは33.7と、ここ2年に比べると早い流れ。

縦長で進み、3コーナーを回って坂の下りへ。徐々に馬群が固まってきて、4コーナー手前で横に広がって一団。
直線に入ってミッキーアイルが抜け出し先頭。その外からグランデッツァが迫るも、その間を一気にフィエロが抜けて、残り200m手前で先頭。しかし残り200mを切って内からダノンシャークが伸びてきてフィエロに並びかける。

そのままフィエロ、ダノンシャーク、グランデッツァの3頭が抜けて、その後ろからロゴタイプ、トーセンラーも伸びてくる。残り100mで内のダノンシャークが先頭のフィエロに並びかけ、そこからは2頭の叩き合い。3番手のグランデッツァはやや脚色が衰え、そこにトーセンラー、さらにエキストラエンドも追い込んでくる。先頭の2頭は互いに譲らず、並んだままゴール。写真判定の結果、ダノンシャークがハナ差で1着。3着はグランデッツァが粘り、追い込んできたトーセンラーは4着まで。

ダノンシャークは中団やや後方で進み、直線は内を突いて進出。最後はフィエロと馬体を合わせて叩き合いになったが、クビの上げ下げで少しだけ前に出て1着。メンバー1位タイの上り34.1で内から差し切った。
フィエロは中団から馬場中央を早めに抜け出したが、ダノンシャークとの叩き合いで惜敗。力差はないが、やや仕掛けが早かったか。
グランデッツァは先行して粘ったが、上位2頭とは決め手の差が出たか。

ダノンシャークは近走今一つも勝負根性を示してハナ差V。ただしムラ駆けで信頼性は今一つ
フィオーレは早めに抜け出し差される。力はあるが運がない印象。マイルは合っており重賞制覇は近い
グランデッツァは先行して粘る。マイルでは決め手今一つで1800mの方が合うか