第19回 秋華賞（2014年）

1. ヌーヴォレコルト（1.5倍）：オークス1着。ローズSは1 1/4差の完勝で、やや抜けた印象。
2. レッドリヴェール（7.2倍）：阪神JF勝ちで桜花賞2着だが、1番人気のローズS6着で不安
3. ショウナンパンドラ（10.1倍）：不良の紫苑Sは差されたが2着。紫苑S組は近年良績なくどうか
4. タガノエトワール（17.9倍）：未勝利勝ち直後のローズSで2着好走。末脚見どころあり
5. ブランネージュ（19.2倍）：フローラS2着、オークス5着、ローズS4着と堅実
   以下レーヴデトワール（22.2倍）、バウンスシャッセ（29.7倍）、マーブルカテドラル（32.3倍）、サングレアル（34.1倍）までが40倍以下

バウンスシャッセ：トモの踏み込み深くクビ使って堂々と歩く
ヌーヴォレコルト：気合乗りよいが落ち着いてトモも力強い
ショウナンパンドラ：気合乗りよく元気でトモ力強く好印象
タガノエトワール：気合乗りよくトモの踏み込みも深い
ブランネージュ：気合乗りよいがトモはやや固い印象
レッドリヴェール：気合乗りよいがやや物足りない印象も

ややバラついたスタートから、外のペイシャフェリス、リラヴァティが前へ。さらにバウンスシャッセ、レーヴデトワールなどが続き、さらにマーブルカテドラル、ブランンージュなどが続き、向こう正面ではやや離して逃げるペイシャフェリスとともに8頭が前方集団。そこから5馬身ほど離れて後方集団の先頭がショウナンパンドラ。さらにタガノエトワール、ヌーヴォレコルトが続き、その後方にレッドリヴェール、さらにサングレアルなどが続き、最後方はセウアズール。
ペイシャフェリス以外の前方集団は固まり、離れた後方集団は縦長になって進む。先頭のペイシャフェリスは2番手を5馬身ほど離して1000mは58.0とかなり速めのペース。

3コーナー手前から後方の馬は押して徐々に前との差を詰め、馬群がつまってくる。4コーナー手前では一団となって内外に広がる。
4コーナーで中段内にいたショウナンパンドラはそのまま内を突くが、その直後のヌーヴォレコルトは外に持ち出し、コーナーを回る際にやや失速。
直線に入ってペイシャフェリスを交わしてリラヴァティが先頭に立つが、残り200m手前でそれを内から交わしてショウナンパンドラが一気に先頭。その外からタガノエトワールが2番手に上り、さらに外からヌーヴォレコルト、ブランネージュが差してくる。
残り150mではショウナンパンドラが1馬身差で先頭で2番手のタガノエトワールも懸命に追うが、外からヌーヴォレコルトがタガノエトワールに馬体を合わせてじりじり伸び、残り100mで2番手に上がる。さらにゴール前でヌーヴォレコルトがショウナンパンドラに迫るが、最後はクビ差でショウナンパンドラが先頭ゴール。2着がヌーヴォレコルトで、3番手はタガノエトワールにブランネージュが並びかけてゴール。

ショウナンパンドラは中団から直線は内を突いて早めに抜け出し、最後は迫られながらも伸びて先頭ゴール。内を突く好判断と、バテずに長く脚を使ったのが勝因。器用さもありコースもあっていた。レースレコードで、コースレコードまで0.2秒と見事なレース。
ヌーヴォレコルトはメンバー2番の上りで差してきたが、4コーナーでややもたついた分交わせず。最後まで伸びており1着馬と力差はないが、やや切れに欠ける印象。
タガノエトワールは中団からよく差してきたが最後はやや脚色衰えた。ブランネージュは力はあるが決め手に欠ける。

ショウナンパンドラは器用さがあり勝負根性もよく堅実に走る。ただしやや決め手に欠ける面もある
ヌーヴォレコルトは3歳牝馬ではハープスターと並んで力は上位だが、やや勝ちきれない面あり
タガノエトワールは末脚よくキャリアの割には力ある。今後の伸びに期待