第9回 ヴィクトリアマイル（2014年）

1. スマートレイアー（3.5倍）：秋華賞2着で阪神牝Sは最後方から追い込み1着。東京は合いそう
2. ホエールキャプチャ（4.4倍）：2年前1着で昨年2着。東京新聞杯は57kgで牡馬に完勝で東京マイル得意
3. メイショウマンボ（5.5倍）：昨年G1を3勝し牝馬では実力上位も産経大阪杯大敗でやや心配
4. デニムアンドルビー（10.3倍）：昨年のJCハナ差2着。ドバイは逃げて大敗も東京は得意
5. ウリウリ（11.6倍）：京都牝S1着、阪神牝S2着と安定して上位
   以下ストレイトガール（13.7倍）、エクセラントカーヴ（15.0倍）までが20倍以下

ホエールキャプチャ：落ち着きありトモの踏み込み深い
スマートレイアー：気合乗りよくトモの踏み込みも深い
ヴィルシーナ：落ち着いてクビ使ってゆったり歩きトモの踏み込みも深い
メイショウマンボ：落ち着いておりクビを使って堂々とした歩様。トモも力強い
ラキシス：落ち着いてゆったり歩きトモの踏み込みも深い
デニムアンドルビー：気合乗りよいが落ち着いている。トモはやや浅い

ややバラついたスタートからヴィルシーナが押して先頭へ。クロフネサプライズ、キャトルフィーユ、ケイアイエレガントが先団。その後ろにホエールキャプチャ、メイショウマンボまどが続き、エクセラントカーヴ、ストレイトガール、スマートレイアーなどが中団。ラキシス、フーラブライドなどが続き、後方はデニムアンドルビー、ウリウリなど。
3コーナーではかなり縦長となるが、600mは34.7と平均からやや遅めのペース。

縦長で淡々と流れて、あまり馬群が詰まらないまま4コーナーを回って直線へ。
ヴィルシーナは4コーナーで1馬身半ほど突き放し懸命に押して先頭。残り400mを切って外からケイアイエレガントが2番手に上り、その後ろにメイショウマンボとスマートレイアーが内、キャトルフィーユとホエールキャプチャが外から差してくる。スマートレイアーは外に出そうとして進路が狭くなり、やや後退。さらに大外を後方からデニムアンドルビーなども追い込んでくる。

残り200mを切ってもヴィルシーナは1馬身差をキープして先頭だが、最内をメイショウマンボがじりじりと迫る。2番手のケイアイエレガントは脚色にぶり後退。
残り100mを切ってヴィルシーナにメイショウマンボがクビ差まで迫るが、そこからヴィルシーナも粘り差が詰まらない。外からホエールキャプチャがじりじり3番手に上がるが伸び一息。そこに内を突いてストレイトガールが伸びてくる。
結局ヴィルシーナとメイショウマンボは脚色がいっしょになり、そのまま1/2馬身差でゴールイン。ストレイトガールが伸びてくるが、メイショウマンボと並んだところがゴール。さらに4番手はホエールキャプチャとキャトルフィーユが並んではいる。

ヴィルシーナは最初に押してハナを奪い、スローに落として最後まで粘り切る。ここ1年不振だったがマイペースで逃げれば牝馬同士では実力上位。
メイショウマンボは内を突いてよく伸びてきたが、最後は脚色がいっしょになった。力は出したが、距離は伸びたほうがよさそう。
ストレイトガールは素晴らしい末脚で追い込み距離不安を感じさせない見事な走り。マイルまでは問題なさそう。
ホエールキャプチャはやや反応が鈍い印象。間があいたためか、あるいは年齢的なものか。

ヴィルシーナは鮮やかな復活。マイペースで逃げるとしぶとい。現状ではマイルぐらいがあっていると思われる
メイショウマンボは1回たたいて上昇し力は出した。距離は伸びたほうがよさそう
ストレイトガールは鋭い末脚をいかしてマイルまでは対応できる。直線長いコースはよさそう
ホエールキャプチャは好走が東京に限られてきており、東京のマイルから1800mなら有望