第31回 フェブラリーステークス（2014年）

1. ベルシャザール（2.7倍）：ダートは6戦してJCDを含む4勝と底を見せていない。東京も得意
2. ホッコータルマエ（3.6倍）：G1は連勝中で5勝。近1年は9戦7勝で4着以下なく上位で安定
   
3. ベストウォーリア（7.0倍）：昨年のユニコーンS1着で武蔵野Sも僅差3着と東京得意。末脚もよい
4. ニホンピロアワーズ（7.8倍）：2年前のJCD勝ち馬で、成績は上位安定。初の東京がどうか
5. ワンダーアキュート（10.0倍）：フェブラリーSは2年連続3着と上位安定も勝ちきれない
   以下ゴールスキー（14.2倍）、ブライトライン（22.8倍）、アドマイヤロイヤル（31.3倍）までが40倍以下

ベルシャザール：キビキビと気合乗りよく歩きトモも力強い
ホッコータルマエ：気合乗りよく前向きな感じで落ち着いていてトモも力強い
ベストウォーリア：クビを使ってキビキビした歩様でトモも力強い
ゴールスキー：気合乗りよいが落ち着きありトモの踏み込みも力強い
ニホンピロアワーズ：気合乗りよいが落ち着きある。トモはやや固いか
ブライトライン：キビキビと歩きトモの踏み込みも深い

ほぼそろったスタートから内のエーシントップが押してハナへ。差がなくコパノリッキーが2番手。ノーザンリバー、ホッコータルマエ、ニホンピロアワーズなどが好位。ベストウォーリア、ワンダーアキュート、ブライトラインなどが中団から徐々に前に行き、ニホンピロアワーズは下げる。さらにベルシャザール、ゴールスキーなどが後方集団で、最後方にいたシルクフォーチュンは内から上がっていき、最後方はグランドシチー、アドマイヤロイヤル。
600mは35.5と落ち着いた流れだが、やや縦長で進む。

あまり馬順が変わらないまま向う正面から3コーナーを回り、4コーナー手前で馬群が詰まり一団に。各馬手ごたえがいいまま4コーナーを回って直線へ。
エーシントップとコパノリッキーが先頭も、外から一気に各馬が上がってきて、残り400mでは5頭ぐらいが横一線。そこからコパノリッキーが抜け出し、さらにホッコータルマエ、ブライトラインが続く。ベルシャザールは外に出して追い上げるが、ジリジリとしか伸びない。

残り200mでもコパノリッキーが後続に1馬身差で先頭。ホッコータルマエが続き、さらに1馬身差でブライトライン。後続の馬たちも懸命に追うが、なかなか差が詰まらない。
残り100mでもコパノリッキーの脚色は衰えず、1馬身差2番手のホッコータルマエと2頭で馬群から抜け出す。3番手のブライトラインは伸びがなく、そこに一気にベルシャザールが外から伸びてくる。
しかし前の2頭は1馬身差のまま脚色が同じになる。ゴール直前でようやくホッコータルマエがコパノリッキーに徐々に迫るが、1/2馬身差でコパノリッキーが粘って1着でゴール。最後に内のノーザンリバー、外のワンダーアキュートが伸びてくるが、ベルシャザールが粘って3着。

コパノリッキーはスローを先行したこともあるが、早めに抜け出して最後まで粘る。体調がアップしたこともあるが、抜け出す判断もよかった。
ホッコータルマエは先行して最速の上りでよく伸びたが、先に抜け出したコパノリッキーをとらえきれず。うまく乗られた印象で惜敗。
ベルシャザールも最速タイの上りで後方からよく伸びたが、位置取りが後ろ過ぎ、スローペースにもやられた感じ。

コパノリッキーは不振で人気を下げていたが復活して力を発揮。ただしペースに恵まれた面もあり、評価は微妙か
ホッコータルマエは力があるところを示した。ただし地方の砂の方が、より合うイメージ
ベルシャザールは久々と、展開に恵まれない面があった。スムーズに前につけられれば、結果は違ったか