第18回 NHKマイルカップ（2013年）

1. エーシントップ（2.9倍）：重賞3勝と実績No.1も朝日杯8着でNZTも辛勝と抜けてはいない
2. ガイヤースヴェルト（5.2倍）：毎日杯2着は優秀だが芝は未勝利の1勝馬
3. レッドアリオン（6.9倍）：NZTは勝ちに等しい2着もやや決め手に欠け勝ちきれない
4. コパノリチャード（7.0倍）：アーリントンC1着だが逃げ脚質で東京コースでどうか
5. ゴットフリート（7.8倍）：朝日杯3着、共同通信杯2着と実績上位も勝ちきれない
   以下インパルスヒーロー（14.2倍）、ストーミングスター（21.9倍）、フラムドグロワール（29.6倍）までが30倍以下

コパノリチャード：落ち着いてゆったりした歩様でトモも力強い
ゴットフリート：気合乗りよくクビを使ってきびきびした歩様。踏み込みも深い
エーシントップ：気合乗りよくトモも力強いがややテンション高いか
ガイヤースヴェルト：気合乗りよいがトモはやや浅いか
レッドアリオン：落ちついておりトモ力強い
ストーミングスター：気合乗りよくクビ使ってリズミカルに歩く。トモも力強い

ややバラついたスターで、ゴットフリート、レッドアリオンが出遅れ。コパノリチャードがダッシュよくハナへ。ガイヤースヴェルトが続き、すぐ外にエーシントップがやや掛かりぎみで続く。さらにフラムドグロワールが前に行き、中団にローガンサファイア、ストーミングスターなど。その後ろをインパルスヒーロが追走し、後方にはシャイニープリンス、マイネルホウオウ、そして出遅れたレッドアリオン、ゴットフリート。
600mは34.4と普通の流れだが、淀みなく縦に長い展開となる。

マイネルホウオウは3コーナー過ぎから外を通って徐々に進出。4コーナーでは馬なりのコパノリチャードにガイヤースヴェルト、エーシントップが並びかけて直線へ。
直線に入って残り400mを切っても、コパノリチャードはガイヤースヴェルトに1馬身ほど差をつけて先頭。しかしガイヤースヴェルトがじりじり迫り、さらにエーシントップ、フラムドグロワールも差を詰める。さらに外からは、インパルスヒーロー、マイネルホウオウの伸びがいい。

残り200mを切って、ガイヤースヴェルトがコパノリチャードを捕らえて先頭。3番手にフラムドグロワールが上がり、その直後のエーシントップは、外から追い込んできたインパルスヒーローに押されて手綱を引く不利。さらに外をマイネルホウオウも一気に差してくる。
残り100mを切って、先頭のガイヤースヴェルトにフラムドグロワール、インパルスヒーロー、マイネルホウオウが並びかけるが、末脚のよいインパルスヒーロー、マイネルホウオウが抜けて、最後は外のマイネルホウオウがクビ差の1着。ゴール直前で、外から差してきたレッドアリオンが4着、シャイニープリンスが6着。

マイネルホウオウは後方追走から2番目の上がりで長く脚を使って差しきる。淀みない流れで人気の先行勢にはやや厳しかったことも奏功。1800mでも好走のスタミナもコースに合った感じ。
インパルスヒーローは1400mに良績集中がやや嫌われたが、3位タイの上がりでよく伸びた。しかし最後は底力の差が出たか。
フラムドグロワールは先行馬では最先着でよく粘り、スタミナと力があることを証明。1戦使っていれば、さらに上位もあったか。
レッドアリオンは出遅れが響いた。最速の上がりで追い込むも4着まで。ガイヤースヴェルトは最後力尽きたが先行してよく粘り、力があるところは見せた。エーシントップはやや掛かって早々に脱落。最後の不利も響いた。

マイネルホウオウは長く脚を使うタイプで東京コースは合う。距離も2000mぐらいまではよいか
インパルスヒーローは末脚をいかすレースがよさそうだが、距離はマイルまでか
フラムドグロワールは底力がありそうで、距離は2000m前後の方がよさそう