第63回 朝日杯フューチュリティステークス（2011年）

1. アルフレード（3.1倍）：重賞は未出走だがデビュー2連勝で前走は上がり32.5と切れる
2. クラレント（6.0倍）：デイリー杯は中団から1着。しかし人気の東スポ杯は不良とはいえ13着でどうか
3. ダローネガ（8.0倍）：OPの野路菊賞を勝ってデイリー杯は2着と実績上位で堅実
4. マイネルロブスト（9.7倍）：レベル高い札幌2歳Sで3/4馬身差3着。東スポ杯は乗り代わりと不良が響いたか
5. サドンストーム（11.8倍）：京王杯は上がり34.2で2着。1400m以下に良績でマイルはどうか
   以下ローレルブレット（13.1倍）、ショウナンラムジ（14.0倍）、レオアクティブ（14.1倍）、トウケイヘイロー（14.3倍）までが20倍以下

トウケイヘイロー：落ち着きありトモの踏み込み力強くよく見せる
サドンストーム：トモの踏み込み深く調子も良さそう
アルフレード：落ち着いて古馬のような風格。体重ほど大きく見せない
クラレント：落ち着いておりトモも力強い
ダローネガ：ややテンション高いがトモの踏み込み力強い
マイネルロブスト：テンション高めだが馬体の作りはよい
レオアクティブ：テンション高く、時々小脚を使う

ややバラついたスタートで外枠の各馬がやや後方から。アルフレード、ニンジャなどが好スタートも外からハクサンムーンがかなり押してハナへ。その直後をアルフレードが掛かるのを抑えて先行。その後ろにマイネルロブスト、トウケイヘイロー。中団にサドンストーム、ショウナンラムジ。その後方にダローネガ、ローレルブレット、クラレントなどで、やや離れてレオアクティブ、最後方がジョウノバッカス。

600mは34.5と平均ペース。
やや縦長で進み、3コーナーでトウケイヘイローが上がって行き2番手へ。アルフレードはその内で折り合って進む。
3,4コーナー中間で徐々にペースが上がり4コーナーで一団。

直線に入り残り250mぐらいで外からトウケイヘイローが進出してくるが、内を突いたアルフレードが一気に先頭に立ち残り200mを切って突き放す。2番手でトウケイヘイロー粘るが内のマイネルロブストが迫り、さらに大外を後方からレオアクティブが一気に伸びてくる。

しかし先頭のアルフレードは残り100mで2馬身差のセーフティリード。そのまま末脚衰えず1着でゴール。
2着は内からマイネルロブストが入り、ゴール直前でレオアクティブが3着。

アルフレードはデビュー3連勝でG1奪取。掛かり気味に先行したが馬の後ろに入れてうまく折り合い、直線で抜け出すと力強く伸びて完勝。上がりも全体の3番目で前走同様切れる脚を発揮。好位差しで成績安定。
マイネルロブストはアルフレードの直後を進み、直線でいったん突き放されるが、じりじり伸びて2着確保。やや切れが物足りないが、力はある。
全体に先行勢が上位の中追い込んできた3着レオアクティブは見事な末脚。距離も克服し、マイルまでなら問題なし。

アルフレードは掛かりながらも上がりよく力上位。末脚が生きる東京はさらに合うか。器用なタイプで安定感はある
マイネルロブストはうまく流れに乗ったが、上がりは今ひとつで決めて勝負は厳しいか
レオアクティブは最後方から直線一気。直線が長いコースは合いそう。ただしやや使いすぎの感も