第16回 NHKマイルカップ（2011年）

1. グランプリボス（4.6倍）：朝日杯を勝ち、NZT3着も末脚は見所あり
2. コティリオン（4.8倍）：有力な前哨戦の毎日杯で、鋭い末脚でレッドデイヴィスにクビ差まで迫る
3. エーシンジャッカル（6.0倍）：NZTではグランプリボスを凌ぐ末脚で2着確保
4. リアルインパクト（6.1倍）：朝日杯2着で、休み明けのNZT11着も0.5秒差。上がり目ある
5. ヘニーハウンド（10.5倍）：デビュー2戦目でファルコンSを制し、底を見せていない
   以下アイヴィーリーグ（12.4倍）、エイシンオスマン（14.7倍）、プレイ（18.9倍）までが20倍以下

エーシンジャッカル：伸びやかな歩様で落ち着きあり、トモも力強い
グランプリボス：ややテンション高いが元気でトモ力強く、馬っぷりのよさは目立つ
リアルインパクト：気合乗りよくトモの踏み込みもよく、全体によく見せる
コティリオン：ややテンション高めだが、トモの踏み込み力強く毛づやも目立つ
アイヴィーリーグ：落ちついていて、歩様もリズミカルでよい

ほぼ揃ったスタートから、コティリオンが大きく下げて最後方。フォーエバーマークが好スタートからハナへ。エイシンオスマンが掛かり気味に2番手。クリアンサス，プレイ，ヘニーハウンドなどが好位で、その後ろ馬群の中でグランプリボスは懸命に抑えて追走。その内にリアルインパクト。後方にアドマイヤサガス，エーシンジャッカルなどがいて、やや離れてオメガブレイン、最後方にコティリオン。

600mは33.9秒と平均ペース。縦長で3コーナーを過ぎ、徐々に馬群が詰まってくる。

フォーエバーマークが2馬身ほど離して先頭で直線に入り、2番手のエイシンオスマンも追ってくる。そこへ外目に持ち出したグランプリボス、さらに後方から大外に出したコティリオンが一気に差してくる。
残り200mを切って、グランプリボスが鋭い末脚を発揮して一気に伸び、残り100m手前でフォーエバーマークを交わして先頭。さらに外からコティリオン、内からリアルインパクトも伸びてくるが、グランプリボスはさらに力強く伸びて、そのまま先頭でゴール。
コティリオン，リアルインパクトもよく伸びてきたが、2,3着まで。

グランプリボスは掛かるのを馬群で懸命になだめ、直線は前が開くと鮮やかに伸びて強い勝ち方。マイルは一番合っている印象。
コティリオンは最後方から末脚に賭け、よく伸びてきたが、さすがに道中の位置取りが後ろ過ぎたか。上がりはメンバー最速。
リアルインパクトも中団から内をよく伸びたが、やや決め手に欠けるか。

グランプリボスは現時点ではマイルが一番合う印象。ただし父サクラバクシンオーで、短距離志向があるか
コティリオンは最後方で折り合い、直線は末脚を発揮。距離が伸びてもよさそうな感じ
リアルインパクトは前走の大敗にも関わらず好走。しかしやや決め手には欠けるイメージ