第62回 朝日杯フューチュリティステークス（2010年）

1. サダムパテック（1.8倍）：東スポ杯で3 1/2馬身差の完勝。上がり33.7と末脚鋭い
2. リベルタス（6.2倍）：1800mの実績もあり、前走でマイルも快勝。良血
3. リフトザウイングス（7.7倍）：東スポ杯は勝ち馬と同じく上がり33.7で2着
4. リアルインパクト（10.3倍）：京王杯は上がり33.5で差のない2着。距離延長はよさそう
5. グランプリボス（14.6倍）：京王杯は上がり33.7で1着。血統的にも実績的にもマイルの距離不安
   以下アドマイヤサガス（22.2倍）、マイネルラクリマ（23.1倍）、ロビンフット（27.8倍）までが30倍以下

リベルタス：トモの運びスムーズで落ち着きあり、迫力のある馬体は目立つ
リアルインパクト：気合乗りよいが落ち着きもあり、力強い歩様でよく見せる
ロビンフット：落ちついており、トモも柔らかくてよい
リフトザウイングス：ややテンションが高すぎる感じだが、元気で馬体もよい
サダムパテック：ややテンション高いがトモの運びはスムーズ
グランプリボス：テンション高く、常に小脚を使うが、トモの踏み込みはよい
マイネルラクリマ：元気だがやや落ちつきにかけるのが気になる

ほぼ揃ったスタートから、サダムパテックが1馬身半ほど遅れる。内からオースミイージーが押してハナへ。シゲルソウサイ2番手。リベルタス、マイネルラクリマなどが先団。リアルインパクト、アドマイヤサガス、グランプリボス、サダムパテックなどが中団。後方にリフトザウイングス、ロビンフットなど。

600mが34.7と平均ペース。 サダムパテックは中団外でやや掛かり気味。
そのまま淡々と流れ、3コーナー過ぎから徐々にペースアップ。サダムパテック、グランプリボスなど、中団で前を伺う。
4コーナーでややごちゃつき、グランプリボスにアドマイヤサガスが外に飛ばされる（審議）。

直線に入ると、最内をリアルインパクト、その2頭外をリベルタスが伸びて、さらに外をサダムパテック、さらに大外をグランプリボスが伸びてくる。
残り100mでリアルインパクトとリベルタスが先頭。サダムパテックも迫るが、やや伸びが足りなく、その外を一気にグランプリボスが差してきて、残り50mで内の3頭を交わして先頭。そのままゴールで優勝。デムーロ騎手が、ゴールする前にスタンドに向けてポーズ。
リアルインパクトとリベルタスはクビの上げ下げ。サダムパテックはやや遅れて4着。

グランプリボスは後方から最速の上がりで差しきる強い勝ち方。距離不安を感じさせない。
リアルインパクトは最内をよく伸び、リベルタスはうまく先行してよく粘った。
サダムパテックは坂から案外伸びず。道中向こう正面でやや掛かったのが、最後に響いたか。

グランプリボスはマイルも問題なく、小回りも合っていそう。しかし血統的にはこれ以上の距離はどうか
リアルインパクトはうまく内をつき、馬ごみ問題なく、器用さもありそう。距離伸びたほうがよいか
リベルタスは先行馬で唯一上位争いをし、スタミナあり、距離のびてよさそう