第62回 阪神ジュベナイルフィリーズ（2010年）

1. レーヴディソール（1.6倍）：デイリー杯は好タイム、上がりで牡馬に完勝し2戦2勝
2. ダンスファンタジア（3.6倍）：東京芝1600m500万下の赤松賞を楽勝し2戦2勝
3. アヴェンチュラ（9.9倍）：札幌2歳Sは牡馬相手に3/4馬身差2着。やや順調さを欠く
4. ホエールキャプチャ（19.1倍）：芙蓉Sを逃げ切り、ファンタジーSは追い込んでハナ差3着
5. リトルダーリン（28.3倍）：新馬戦は1番人気で1着。ディープインパクト×エリモエクセルの良血
   以下マイネイサベル（34.3倍）、マルモセーラ（39.8倍）までが40倍以下

レーヴディソール：落ちついており、トモの筋肉が力強く踏み込みもよい
マイネイサベル：トモにもう少し力強さ欲しいが馬体はよく見せる
リトルダーリン：気合乗りよく元気に周回するが、やや足りない感じもある
ダンスファンタジア：元気だがテンション高め。トモの運びがややアンバランス
ホエールキャプチャ：テンション高く小脚を使う。馬体よいがトモに力強さが欲しい
ライステラス：落ちついているが、やや踏み込みの力強さに欠けるか

バラついたスタートで、アヴェンチュラ、レーヴディソール、ダンスファンタジアなどが出遅れる。内から前に行ったフォーエバーマークを抑えてピュアオパールが先頭。マルモセーラが続く。マイネイサベル、内のホエールキャプチャも先団（ホエールキャプチャはその後中団まで下げる）。その後ろにリトルダーリンなど固まり、中団後方にレーヴディソール。
ダンスファンタジアは出遅れて後方にいたが、掛かって中団前方まで一気に押し上げる。
掛かる馬が多く、途中の順番がめまぐるしく変わる。その中で、レーヴディソールもやや掛かるそぶりを見せながら、中団待機。

600mが35.8とスローペース。 3コーナーを過ぎて馬群が落ち着き、一団のまま4コーナーで横に広がる。
ダンスファンタジアは好位の外、中団後方の外にレーヴディソール、最内にホエールキャプチャ。

直線に入ると、ピュアオパール、マルモセーラが並んで先頭争いをするところ、好位にいたライステラスが中央から先頭。その後ろのダンスファンタジアが勢いを失うところ、外から一気にレーヴディソールが差してくる。
さらに内をついたホエールキャプチャも伸びてきていて、残り150mでライステラス、ツルマルワンピースを交わして先頭。
しかし大外をジリジリと伸びたレーヴディソールが、ゴール直前でホエールキャプチャ以下を一気に交わして、先頭でゴール。
内を伸びたホエールキャプチャが2位で、早めに抜け出したライステラスが3位。

レーヴディソールは後方からただ1頭33秒台（33.9）の上がりで差しきる。スローで、ほとんどの馬が34秒台で上がる中、大外から差し切り、着差以上の強さを見せられた。
ホエールキャプチャは内から馬群をぬって上がり34.1で迫るも、わずかに及ばず。前走の脚がフロックでないことを証明。
ライステラスも早め先頭でよく粘ったが、やや距離が長いか。

レーヴディソールは折り合いもつき、末脚もメンバー最速で、着差以上に力が違う印象。距離伸びても良さそう
ホエールキャプチャは末脚良く、展開も不問で器用そうなタイプ。距離も融通が利きそう
ライステラスは先行してよく粘り、現状は先行策が合っていそう。ただし距離は1600mまでか。