第26回 マイルチャンピオンシップ（2009年）

1. カンパニー（2.3倍）：毎日王冠、天皇賞(秋)と連勝中。マイルはやや信頼度が落ちる
2. サプレザ（8.7倍）：英国のG1馬で固い馬場も合うスピードタイプ
3. キャプテントゥーレ（8.8倍）：天皇賞(秋)は大敗も、マイルは合いそう
4. スマイルジャック（10.3倍）：関屋記念は強い勝ち方で、平坦コースで見直しも
5. ザレマ（13.8倍）：先行力あり京成杯AH完勝。富士Sも差はない
   以下アブソリュート（14.3倍）、ヒカルオオゾラ（18.5倍）までが20倍以下

カンパニー：落ち着きあり脚さばきも軽快で、前走と変わらずよい
マルカシェンク：踏み込み深く気合乗り、馬体の感じともによい
サプレザ：トモが力強く、適度な気合でよく見せる
ザレマ：気合乗り、トモの踏み込みともになかなかよい
キャプテントゥーレ：落ちついていてやや気合不足にも見えるが馬体はよい
スマイルジャック：気合乗りよく、トモの運びもスムーズ

揃ったスタートから、マイネルファルケがゆっくりとハナへ。キャプテントゥーレ、ヒカルオオゾラが前に行くも、競りかけない。
その後ろでサプレザが掛かり気味に前へ。その内でザレマが懸命に抑えて、直後の内に折り合ってカンパニー。後方にスマイルジャック。さらに後方にアブソリュート、スズカコーズウェイなどがいて、最後方にマルカシェンク。

600mが34.8と平均やや遅めの流れ。
マイネルファルケは2馬身差ぐらいで軽快に逃げ、先団はバラバラ。

3コーナーを回って徐々に後方の馬も進出開始。ザレマは早くも鞍上の手が動き、その後方の内で、カンパニーはじっくり貯める。

4コーナーでマイネルファルケは早めに追い出し、直線に入ると2馬身ほど離して先頭。2番手のキャプテントゥーレはやや外に持ち出すが、伸びは一息。
残り200mでもマイネルファルケが先頭で粘り、そこへ馬場中央をヒカルオオゾラ、その内をカンパニーが伸びてくる。カンパニーは切れる末脚を活かして差をつめるが、ヒカルオオゾラは脚色が怪しくなり、その外をサプレザが差してくる。

残り100mを切って、カンパニーが一気にマイネルファルケを交わして、1着でゴール。マイネルファルケは最後まで粘って2着を確保。ゴール寸前で内からサプレザが、外のキャプテントゥーレを交わして3着。アブソリュートは内を猛然と追い込むが、脚を余して5着まで。

カンパニーは昨年までの惜敗が嘘のように、中団から一気に交わして、G1連勝で引退の花道を飾る。上がりはアブソリュートに続く、メンバー2位タイと優秀。
マイネルファルケはよく粘り、2着確保。近走は逃げて負けても差は少なかったが、盲点となった。
サプレザはよく伸びて、英G1馬の力を示した。キャプテントゥーレは、末脚切れるタイプではなく、よく粘るタイプ。アブソリュートは脚を余した。

カンパニーはこれで引退。重賞9勝で今年だけで4勝と、8歳にして本格化した
マイネルファルケはペースに恵まれて上位だが、かなり粘っているのも事実で、特に小回りや平坦コースで期待
サプレザは初の長距離移送にもかかわらず3着と結果を出し、強い牝馬として期待できる