第69回 桜花賞（2009年）

1. ブエナビスタ（1.2倍）：阪神JF、チューリップ賞と圧勝。他馬とは力差が大きい印象。
2. レッドディザイア（14.4倍）：デビューして2戦2勝。そこを見せていないが、過去10年キャリア2戦は苦戦。
3. ダノンベルベール（17.1倍）：デビュー以来連対をはずしていないが、阪神JFでは完敗
4. サクラミモザ（22.4倍）：チューリップ賞でブエナビスタには交わされたが、マイペースでいければ粘る
5. ジェルミナル（25.2倍）：チューリップ賞はスローで完敗したが、フェアリーS勝ちあり、力はありそう
   以下ワンカラット（26.4倍）、ヴィーヴァヴォドカ（37.5倍）、ルージュバンブー（37.5倍）までが40倍以下

ブエナビスタ：とても落ちついているが適度な気合で、よく見せる
ルージュバンブー：トモの踏み込みや馬体よく好印象
ツーデイズノーチス：落ち着きあり馬体もよい
ヴィーヴァヴォドカ：気合乗りよくトモの踏み込みもしっかり
ダノンベルベール：ややおとなしすぎる感じも、馬体はよい
ジェルミナル：ややトモが甘いが全体の感じは悪くない
レッドディザイア：馬体は悪くないが、やや気合が乗りすぎている印象
ワンカラット：トモの踏み込みがやや甘いが、全体に悪くない

揃ったスタートから、ヴィーヴァヴォドカが前に行くが、それを外からコウエイハートが交わして先頭。サクラミモザ、デグラーティアなどが先団。そのあと打ちにツーデイズノーチス、ダノンベルベール。そのあと中団にアイアムカミノマゴ、ルージュバンブー、内にワンカラット、外にレッドディザイア、その後ろにジェルミナル。あとはやや離れてイナズマアマリリスなどで、ブエナビスタは後方から2番手。

全体に縦長の展開となるが、600mは34.9と平均やや遅めの流れ。3コーナーから中団の馬が仕掛けだし、ブエナビスタも外を通って徐々に進出。

4コーナー手前で馬群がつまり、ブエナビスタは後方2番手で大外へ。しかし4コーナー回るときに内に進路を変え、直線でレッドディザイア、ジェルミナルに進路をふさがれると、再度外に出して追い上げる

ヴィーヴァヴォドカが先頭に立ち、ダノンベルベール、サクラミモザなどが内で先頭争いをするなか、外からルージュバンブー、レッドディザイア、さらにジェルミナル、その外にブエナビスタが差してくる。残り150mぐらいで横一線になり内のワンカラットが抜けかかるが、その外のルージュバンブーを交わしてレッドディザイア、さらに大外をブエナビスタが一気に伸びる。

残り100mをきって、レッドディザイアとブエナビスタの一騎打ち。最後はブエナビスタがぐいっと伸びて、手綱を抑える余裕で1着。1/2馬身差でレッドディザイア。ジェルミナル以下は、やや離れてゴール。

ブエナビスタは坂下でムチが2発入ったが、あとは余裕で先頭に立ち、着差以上の力差を感じさせた。
レッドディザイアはキャリア2戦ながらもよくのびて、唯一ブエナビスタに追いすがった。
ジェルミナルはよく伸びたが、勝負付けは済んだイメージ。

ブエナビスタは3歳牝馬では、やや抜けた存在。距離も問題なさそうでオークスもかなり有力
レッドディザイアはキャリア不足をものともせず、強い内容。マンハッタンカフェ産駒で、距離伸びてよさそう
ジェルミナルはチューリップ賞の凡走を返上する走りだったが、上位2頭とは力差が大きそう。