第25回 マイルチャンピオンシップ（2008年）

1. スーパーホーネット（2.3倍）：昨年2着で、今年は毎日王冠でウオッカを破りさらに上昇
2. カンパニー（6.7倍）：天皇賞（秋）で追い込んでクビ差2着に好走。衰えないか
3. ローレルゲレイロ（10.1倍）：G1で2着2回と力あり、前走もスワンS2着と好調
4. ブルーメンブラット（10.6倍）：前走の府中牝Sでカワカミプリンセスを差しきり、力をつけた
5. スズカフェニックス（11.0倍）：昨年の高松宮記念1着で末脚は魅力
   以下サイレントプライド（16.5倍）、マイネルレーニア（18.8倍）までが20倍以下

カンパニー：落ちついており馬体の感じもよい。トモの踏み込みも深い
マルカシェンク：踏み込み深く、落ちついていて好印象
ブルーメンブラット：きびきびとしていて馬体も丸みがあり、雰囲気はとてもよい
スーパーホーネット：トモの送りが浅いのはいつもどおりも、気合乗りや毛づやはよい
キストゥヘヴン：トモの踏み込み深く、全体によく見せる
ローレルゲレイロ：ややおとなしいが、馬体はよい

外のスーパーホーネット、エイシンドーバーが好スタートで、ジョリーダンスがやや遅れる。エイシンドーバー前に行くも、内からマイネルレーニアがハナへ。
内からローレルゲレイロ、さらにコンゴウリキシオー、サイレントプライド、その後ろにスマイルジャックなどが先団を形成。
中団にファイングレイン、ショウナナルバ。その後ろにキストゥヘヴン、ブルーメンブラット。後方にカンパニー、スズカフェニックス、そして下げたスーパーホーネット、マルカシェンクなどが最後方。

600mは34.4秒と平均ペース。縦長で3コーナーを越え、4コーナーにかけて徐々に馬群がつまる。スーパーホーネットは外に出すが、4コーナーでも後ろから4,5番手。

直線に入りマイネルレーニア、サイレントプライドなどが並ぶところ、最内からローレルゲレイロが抜けてくる。その後ろからブルーメンブラットも猛追。スマイルジャック、ファイングレインなどが中央を伸びてきて、その外からスーパーホーネットが追い込んでくる。
内でブルーメンブラットがローレルゲレイロを交わして先頭。そこに外からスーパーホーネットが迫るが、最後は脚色がいっしょになり、そのままゴール。
中央を伸びたファイングレインが3着で、外をスーパーホーネットの後から追い込んできたカンパニーは4着まで。

ブルーメンブラットは前走でカワカミプリンセスを差しきった好調を活かし、内の経済コースを突いたのも正解。馬体も大幅に増えて、秋になって充実。
スーパーホーネットは同じ上がり33.9で追い込むが、コース取りの差が出た感じ。また好スタートを切りながら、向こう正面で後方から3番手は、やや下げすぎか。
ファイングレインは好位から抜け出し粘るが、マイルではやや決め手に欠けるか。
カンパニーはよく追い込んだが、道中の位置取りの差がでたのと、天皇賞（秋）の影響もあったか。

ブルーメンブラットは秋になって充実。末脚よく勝負根性もあり、1400～1800mで活躍できそう。
スーパーホーネットも末脚よく、1600～1800mが合う。ただし力差はそれほどないか。
ファイングレインは1600mぐらいまでなら持ちそうだが、末が甘くなるので、1200mが最適か。