第57回 スプリングステークス（2008年）

1. ショウナンアルバ（3.2倍）：3連勝で共同通信杯1着。先行力あり、展開も向きそう。
2. サダムイダテン（3.7倍）：1番人気の共同通信杯は5着も、ラジオNIKKEI杯の末脚が光る。
3. ドリームシグナル（8.5倍）：シンザン記念で後方から鋭く伸びて1着。鉄砲実績もあり。
4. レインボーペガサス（9.4倍）：きさらぎ賞で中団から鋭く伸びて1着。
5. アサクサダンディ（10.8倍）：若竹賞でショウナンアルバに僅差の2着のあと、好メンバーの500万下快勝。
   　　以下スマイルジャック（14.1倍）、アルカザン（16.2倍）、レッツゴーキリシマ（17.6倍）までが20倍以下

ほぼ揃ったスタートだが、内のサダムイダテンが下がってしまい最後方。ショウナンアルバ、ドリームシグナルが外からじわっと前へ。1コーナーを利して、スマイルジャックが先頭に立ち、アポロドルチェが2番手。しかしショウナンアルバが2コーナーにかけて、口を割りながら掛かり気味に上がっていき、向こう正面で先頭。
やや離れてドリームシグナル、アルカザン、レインボーペガサスなど。その後ろの中団に、アサクサダンディ、フローテーション。後方にサダムイダテン、アイティトップなど。
1000mが1.00.8と、縦長の展開だがややスローな流れ。

3コーナーから後方の馬が徐々に追い上げて馬群がつまり、直線に入るとすぐに先頭のショウナンアルバにスマイルジャックが並びかけ、しばらくたたきあいに。外からドリームシグナル、さらに後方からアルカザン、アサクサダンディなども追い上げてくる。
坂を上ってスマイルジャックが先頭。そこに内をついたフローテーションが一気に追い込んできて、ショウナンアルバを交わし、さらにスマイルジャックに迫るが、ぎりぎり交わせずにゴール。最後にアサクサダンディもいい脚で追い込んでくるが4着まで。

中山の1800mは早くなりにくく、前半から掛かり気味の馬が多くなった。その中でスマイルジャックは2番手で折り合い、直線抜け出して堂々の勝利。6戦して4着以下がない安定感と、先行力を発揮した。前走のきさらぎ賞は差のない2着で、うまく流れに乗って好走。
フローテーションは、中団から内をついて34.7という最速（ほかに11着のベンチャーナインも同じ）の上がりで2着。萩S1着のあとは2戦凡走したが、切れる脚を示せた。ショウナンアルバは前半掛かったのが痛かったが、3着に粘って力のあるところは示した。