第59回 朝日杯フューチュリティステークス（2007年）

1. スズジュピター（4.2倍）：オープン勝ちあり東スポ杯差して2着。右回り初
2. アポロドルチェ（4.3倍）：京王杯で外から差し1着。外枠が心配
3. ゴスホークケン（6.2倍）：1600m新馬を好タイムで制する。東スポ杯は太め残り？
4. キャプテントゥーレ（8.3倍）：デイリー杯先行して制する。タイム遅いのがどうか。
5. ヤマニンキングリー（10.7倍）：黄菊賞でトールポピーを差して1着。
   　　以下エーシンフォワード（11.7倍）、サブジェクト（12.1倍）、ドリームシグナル（13.4倍）までが20倍以下

キャプテントゥーレ：コロっとした体型も、踏み込み、気合乗りよく好印象
ヤマニンキングリー：す軽い感じで気合乗りも良い
アポロドルチェ：ややトモ固い感じも、好気合で毛づやもよい
サブジェクト：気合乗りよく、馬体の感じもなかなかよい
ゴスホークケン：落ち着いていてトモの踏み込みも深く良い感じ
スズジュピター：ややテンション高いが悪くない

ゴスホークケンが好スタートを切り、そのまま2馬身ほど離して先頭。レッツゴーキリシマ、キャプテントゥーレ、エーシンフォワードなどが先団。その後ろにスズジュピター。中団やや後方にヤマニンキングリー、その外にアポロドルチェ、後方集団の内にサブジェクト。
600mは34.7と普通やや遅めのペース。一団で進み、3コーナー過ぎでアポロドルチェが外から動き、スズジュピターは場軍の中を突く。

4コーナーをゴスホークケン先頭で回ると、外からキャプテントゥーレが並びかける。内をついてするするとレッツゴーキリシマが上がってきて、直線は3頭が後続を離す。
ゴスホークケン2馬身ほど抜け、内からレッツゴーキリシマ必死で追うが、外のキャプテントゥーレはやや外によれてもたつく。そのままゴスホークケンはスムーズに伸びて、危なげなく逃げ切って完勝。上がりも35.2とメンバー中1位。
レッツゴーキリシマも0.1秒差の35.3と2番目の上がりで、2着確保。最後キャプテントゥーレも立て直して伸びてくるが、レッツゴーキリシマに及ばず3着まで。
スズジュピターは中団からあまり伸びず、やや離れた5着。アポロドルチェは直線後退して11着と大敗。

ゴスホークケンは新馬を好タイムで勝った素質が開花。マイペースで行けたのもよいが、きちんと調教をして、変わり身見せた。
レッツゴーキリシマは前走掛かって折り合い心配されたが、先団後ろで折り合い、経済コースの最内を伸びる。1600ｍは問題なし。
キャプテントゥーレは、直線は突き抜けるかの手ごたえも、坂でよれて、立て直すも3着。まっすぐ走れば、きわどかったか。
ドリームシグナルは前走同様よく伸びた。5着以下は集団で、伸びを見ると現時点では上位の馬と差を案じる。
スズジュピターは伸びず、キャリアの浅さゆえか。アポロドルチェは外枠が効いた感じ。

ゴスホークケンは前走の負けが、調教軽かったとはいえ不思議。マイルが合うか
レッツゴーキリシマはメジロライアン産駒だけあり、距離は融通が利きそう。末脚なかなか
キャプテントゥーレは坂にややとまどったか。最後は伸びており、力があるところは示した。