第8回 ジャパンカップダート（2007年）

1. ヴァーミリアン（2.3倍）：前走でJBCクラシックを圧勝。東京実績ないのが不安
2. ドラゴンファイヤー（5.6倍）：4連勝で重賞（シリウスS）1着。ダートでは底を見せていない
3. スチューデントカウンシル（7.2倍）：2走前にアメリカのダート2000mG1制覇。今年好調
4. メイショウトウコン（9.5倍）：前走エルムS圧勝。着外はフェブラリーSのみで安定
5. フサイチホウオー（16.1倍）：初ダートだがジャングルポケット産駒はダート得意。
   　　以下フィールドルージュ（16.4倍）、サンライズバッカス（17.8倍）、ワイルドワンダー（18.5）までが20倍以下

ヴァーミリアン：落ち着きあり堂々として、トモの踏み込みもよい
ワイルドワンダー：ややうるさいが馬体やトモのはりはよい
フリオーソ：落ち着いていて力強く、よく見せる
スチューデントカウンシル：落ち着いていて、踏み込みなどもよい
ドラゴンファイヤー：テンション高いのが気になる
サンライズバッカス：時々小脚を使うが悪くない
メイショウトウコン：やや気合不足の感じが気になる

ややバラっとしたスタートから、エイシンロンバードが押してハナへ。フリオーソ、ブルーコンコルドなどが続き、やや離れてスチューデントカウンシル、ワンダースピード。中団後方にフィールドルージュ、ワイルドワンダー、ヴァーミリアン。ドラゴンファイヤー、サンライズバッカス、メイショウトウコンは後方。
縦長で2コーナーから向こう正面へ。ヴァーミリアンは中団やや後ろの外で折り合う。前は飛ばして早めの展開で、1000mは59.0。
3コーナーすぎから、ヴァーミリアンは外を通って進出。

4コーナーはエイシンロンバード、キャンディデートが並んで先頭で回るが、直線に入ると内をついてワイルドワンダーが先頭。それを残り300mぐらいでフィールドルージュがかわして、2馬身ほど抜けて先頭。
そこに馬場中央をヴァーミリアンが伸びてきて、残り200mをすぎて内のフィールドルージュをかわし先頭。そのまま押し切ってレコードタイムで圧勝。2番手はフィールドルージュが粘る。
ワイルドワンダーは脚色がにぶり、追い込んできたサンライズバッカス、メイショウトウコンがかわすが、前とは差のある3,4着まで。

ヴァーミリアンはJBCクラシックを1頭だけ違う脚で快勝。同様の走りでJRAのG1を初制覇。レコードタイムの圧勝で、危なげなし。充実期に入った印象。
フィールドル−ジュは昨年に続く好走も、一瞬でかわされ力差は感じる。しかし息の長い末脚で持ち味は出した。
サンライズバッカスはJBCクラシックに続く3着で、フェブラリーS優勝の貫禄は示した。後方からということもあるが、やや決め手に欠けるか。
メイショウトウコンは平坦のほうがよいか。ワイルドワンダーは距離が長かった印象。

ヴァーミリアンは本格化し、以前のひ弱なイメージを快勝。深いダートも軽いダートもこなし、国内は無敵
フィールドルージュは決め手があり、末脚を活かしたレースがあっている
サンライズバッカスは決め手に欠けるレースぶりで、上位にはくるが勝ちきれない
メイショウトウコンはエルムSの末脚は見せられず。平坦コースのほうがあうか