第58回 毎日王冠（2007年）

1. ダイワメジャー（1.8倍）：昨年毎日王冠、天皇賞（秋）と連勝し、今年安田記念を勝つなど、近走東京は負けなし。
2. ブライトトゥモロー（5.1倍）：春から重賞3戦連続連対中。前走朝日CCは33.3で鋭く追い込み2着。
3. コンゴウリキシオー（6.0倍）：安田記念で2着に逃げ粘るなどマイペースだとしぶとい。休み明けがどうか。
4. エイシンデピュティ（11.3倍）：3連勝でエプソムC快勝。差し脚よく、鉄砲実績もある。
5. アグネスアーク（14.7倍）：札幌記念で鋭く差して2着。デビュー4連勝の逸材が復活してきたか。
   　　以下すべて30倍以上

スタートは一線だが、内からダイワメジャーが好スタート。外からビッグプラネットが先行するが、押してコンゴウリキシオーが先頭。さらにストーミーカフェも加わって、4頭が先頭集団。エイシンデピュティ、ブライトトゥモローなどがその後ろの中団。さらにアグネスアーク、チョウサンが続き、カンファーベスト、エリモハリアーなどが後方。
向こう正面でストーミーカフェがやや後続を離して先頭に立ち、コンゴウリキシオー、ダイワメジャーはやや押さえ気味。1000mは57.4秒と、開幕週とはいえ、かなりのハイペース。

直線に入ると、まずコンゴウリキシオーが先頭に立ち、ダイワメジャーはそれをマークしながら、外からきたブライトトゥモローに馬体をあわせに行く。その外をチョウサンが差してきて、ブライトトゥモローをかわし、先頭に立つダイワメジャーに並びかけるが、明らかに脚色がよい。一気に交わして先頭に立ち、1馬身ほど抜けて、そのままゴール。
2番手のダイワメジャーも懸命に粘るが、外を差してきたアグネスアークにも交わされて3着。

先行有利ということが騎手達の頭にあったか、また強力な逃げ馬がいることもあり、かなりのハイペースになる。ダイワメジャーは好スタートを切ったこともあり、最初やや行きたがって、ハイペースに巻き込まれた。途中から押さえたものの、最後伸びを欠いたのはその影響もあるか。
結果として、差し有利の展開になり、1,2着は後方から差してきた馬。また4着も後方2,3番手から追い込んできており、唯一先行して残ったダイワメジャーは、力のあるところは見せた。