第24回 エプソムカップ（2007年）

1. サイレントプライド（3.8倍）：芝は4・2・0・1と安定。前走新潟大賞典は好位からクビ差2着
2. ブライトトゥモロー（6.4倍）：左回りは3戦3勝。前走新潟大賞典は上がり33.7で差しきり1着
3. デアリングハート（6.5倍）：前走ヴィクトリアマイルは上がり33.4で3着。府中牝S勝ちなど東京はよさそう
4. ダンスインザモア（7.5倍）：中山記念3着など復調傾向。新潟大賞典は後方から上がり33.5で差のない4着
5. エイシンデピュティ（9.3倍）：準オープン、オープン連勝中。前走は逃げて33.1で上がり完勝。
   　　ピサノパテック（9.6倍）、ホッコーソレソレー（14.5倍）、マイネルレコルト（18.9倍）、ファイングレイン（19倍）、以下すべて20倍以上

ピサノパテックが出遅れるが、他はまとまったスタート。中からファイングレイン、内からタイガーカフェがじわっと先団へ。デアリングハート、サイレントプライドがその直後だが、外からスズノマーチがかわして2番手へ。先団の後ろにエイシンデピュティで、中団内にトウショウカレッジ、外にブライトトゥモロー。その後ろにダンスインザモア、ホッコーソレソレーで、後方にピサノパテックなど。
600m35.5、1000m60.7と、馬場状態を考えてもやや遅めのペース。
4コーナー手前でタイガーカフェが上がってくるが、仕掛ける馬は少なく、ほとんどの馬が内をあけて外よりに進路を取って直線へ。
先頭のファイングレインが中央で粘るところ、すぐ内をエイシンデピュティ、デアリングハート、外からはサイレントプライド、ブライトトゥモローが並んで差してくる。1頭だけ内ラチぞいをついたトウショウカレッジも差はなく、内外大きく開いてたたきあい。

残り100mで、内からトウショウカレッジ、エイシンデピュティ、ファイングレイン、サイレントプライド、ブライトトゥモローが横一線で、少し遅れてダンスインザモア。坂を上がって、エイシンデピュティが1/2馬身ぐらい抜け出し、外の2頭のうちブライトトゥモローが少し出たところでゴール。上位はエイシンデピュティ以外すべて写真判定となる大接戦。

エイシンデピュティは好位から徐々に進出し、直線は馬場のよいギリギリのところを通って、最後に少しだけ抜け出す。上位8頭のうち、ファイングレイン以外は上がりが35.0〜35.3とほとんど差がなく、ロスなく進めたのが大きい。連勝中の勢いもあり、重賞初挑戦で制覇。
ブライトトゥモローは最後サイレントプライドと馬体をあわせてたたきあいになったが、新潟大賞典で差しきった脚はフロックではなく、得意の左回りで2着を確保。
サイレントプライドよく伸び、最後も差し返しにいっているが、ハナ差届かず。ただし力のあるところは見せた。