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安田記念の前哨戦として重要なレースのひとつ。短距離からマイル向きの馬が集まるが、歴代優勝馬を見てもG1馬が多く、レベルは高い。
今年は、高松宮記念を勝ち1800mまで実績があるオレハマッテルゼと、その高松宮記念で1番人気に支持された武豊騎乗のシンボリグラン、東京得意なテレグノシス、人気薄で重賞を勝っているフジサイレンス,ネイティヴハートなど多彩なメンバーがそろった。
マイラーズC,ヴィクトリアマイルの上位馬とともに、ここの上位馬が安田記念で有力になると思われる。 |
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- シンボリグラン:高松宮記念1番人気で6着の雪辱のために、武豊を鞍上に確保して万全を期してきた。1400mも合いそう。
- テレグノシス:東京5・4・1・5と得意。前走休み明けのダービー卿CTを5着に好走し、さらに条件があう今回は人気。
- オレハマッテルゼ:高松宮記念を制し、目下好調。1800mまで実績があり、短距離専用の馬ではない。
- グレイトジャーニー:前走ダービー卿CTを勝ち、重賞2勝目。東京実績はないが、好調を生かしてどこまで。
- インセンティブガイ:前走ダービー卿CTは11着に敗れたが、今年好調で、東京新聞杯も差のない3着。
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シンボリグラン落ち着いて歩いていて馬体もよい。時々小足を使うが問題なさそう。
オレハマッテルゼゆったり歩いていて馬体もよいが、もう少し気合が欲しい気もする。
インセンティブガイ踏み込みなどもなかなか良い。他にテレグノシス、プレシャスカフェもなかなかよく見せる。 |
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揃ったスタートからローエングリン、オレハマッテルゼが前へ。3コーナー手前ではオレハマッテルゼが先頭に立つ。ネイティヴハートは中団、シンボリグランは後方、インセンティブガイ、テレグノシスは最後方。
600m35.2秒、1000m58.4秒と、やや重にしては平均からやや早めのペースになる。
そのままの体勢で4コーナーを回ると、オレハマッテルゼが抜け出し、後続も追い出すがなかなか差がつまらない。後方からは、空いた内をインセンティブガイが、大外をテレグノシスがまくってくるが、シンボリグランは外に出そうとして前が詰まる不利。テレグノシスが前に出た後、ようやく外に持ち出すが、すでに遅い。
オレハマッテルゼはそのまま危なげなく先頭でゴール。中をついて抜けてきたインセンティブガイが2番手に上がるが、前との差はつまらず。
中央から伸びてきたネイティヴハートだが、最後は外から一気に伸びてきたテレグノシスと並んでゴール。
やや重で切れが殺された分、後方からの馬は伸びきれず。 |
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オレハマッテルゼはもともと1400〜1800mに実績があり、G1を勝ってますます充実してきた印象。これで東京は5・4・2・1となり、安田記念でもかなり有力な1頭となった。このメンバーで、やや重とはいえ59kgも難なくこなしたのは大きい。
インセンティブガイは前走大敗も尾を引かず、内からよく差してきたが、オレハマッテルゼとは力差があるような印象。
テレグノシスは切れ勝負なので、やや重でどうかと思ったが、外からよく伸びてきた。ただし追込み一手であり、どうしても展開に左右される。
オレハマッテルゼ以外、6着までの上位馬はすべて4コーナーを後ろから6番目以降で回っており、また1,2着の着差も開いた。その意味ではオレハマッテルゼの強さのみが光った。良馬場では変わるかもしれないが、今回負けた馬は、安田記念では厳しい印象。 |
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着順 |
枠番 |
馬番 |
馬名 |
騎手名 |
タイム
着差 |
人気 |
1 |
7 |
12 |
オレハマッテルゼ |
柴田善 |
1.21.8 |
3 |
2 |
5 |
7 |
インセンティブガイ |
横山典 |
2馬身 |
5 |
3 |
3 |
4 |
テレグノシス |
勝浦 |
1 1/4馬身 |
2 |
4 |
4 |
6 |
ネイティヴハート |
内田博 |
ハナ |
6 |
5 |
3 |
3 |
グレイトジャーニー |
佐藤哲 |
アタマ |
4 |
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単勝 |
12 |
530円(3番人気)
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複勝 |
12 |
190円(3番人気)
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7 |
270円(5番人気)
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4 |
180円(2番人気)
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枠連 |
5-7 |
1,390円(6番人気)
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馬連 |
7-12 |
2,020円(8番人気)
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馬単 |
12-7 |
3,920円(14番人気)
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3連複 |
4-7-12 |
3,560円(10番人気)
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3連単 |
12-7-4 |
22,420円(60番人気)
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ワイド |
7-12 |
710円(7番人気)
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4-12 |
470円(3番人気)
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4-7 |
800円(10番人気)
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(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい) |