兄弟対決はデムーロでした ~桜花賞

今年の桜花賞は、戦前からいろいろな話題がありましたが、やはり武兄弟対決が多くの注目を集めていました。
トライアルのチューリップ賞を兄の武豊騎手が乗るクロフネサプライズが勝ち、もうひとつのトライアルであるフィリーズレビューを弟の武幸四郎騎手が乗るメイショウマンボ(フィリーズレビューでは武幸騎手が騎乗停止中のため川田騎手が代打騎乗)が勝ったためです。
これまでもG1で兄弟揃って乗ることはありましたが、ここまでの有力馬にお互いが乗ることはなく、兄弟ワンツーもあるのではと、盛り上がっていました。

これに対して、デムーロ兄弟は揃って短期免許を取得したものの、兄のミルコ・デムーロ騎手はレッドオーヴァル(チューリップ賞では弟が騎乗)に乗ることが決まっていましたが、弟のクリスチャン・デムーロ騎手は騎乗馬がいませんでした。
しかし4/6の福島競馬でアユサンに騎乗予定だった丸山騎手が落馬負傷したため、C・デムーロ騎手に急遽騎乗のチャンスが回ってきたのです。

これでダブル兄弟対決となったわけですが、人気は武豊騎手のクロフネサプライズが1番人気、武幸騎手のメイショウマンボが4番人気なのに対して、M・デムーロ騎手のレッドオーヴァルが2番人気、C・デムーロ騎手のアユサンはやや離れた7番人気と、若干とはいえ武兄弟に分がある状況でした。

レースは逃げるかとも思われたクロフネサプライズが、好位から徐々にポジションをあげて、4コーナー手前で先頭に立ちます。メイショウマンボは中団につけて、同じような位置にアユサン、そしてレッドオーヴァルはやや離れた後方から追い込みにかけます。
直線で逃げ込みを図る武豊騎手のクロフネサプライズに猛然と並びかけたのが、外を差してきたC・デムーロ騎手のアユサンでした。さらに外から追い込んできたM・デムーロ騎手のレッドオーヴァルが一気にかわしたかと思うと、内のアユサンが差し返し、ゴール前はデムーロ兄弟の激しいたたきあいに。
最後はクビ差出たC・デムーロ騎手のアユサンに凱歌が上がりました。

C・デムーロ騎手はまだ20歳の若さですが、これで日本のG1、しかもクラシックを初制覇。それが代打騎乗というのですから、恐れ入ります。すでに兄はいくつも日本のG1を勝っていて、すっかりおなじみですが、これで弟も広く名前を知らしめたでしょう。

他にも、ディープインパクト産駒の3連覇(同一種牡馬の産駒の桜花賞3連覇は初)とか、過去10年で4頭目の関東馬の制覇で意外と勝っているとか、話題には事欠かない桜花賞でした。
しかも2頭しか出ていないディープインパクト産駒のワンツーということで、来年の桜花賞も、まずはディープインパクト産駒に注目する必要がありそうです。

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