毎年のことですが、福島,函館の開催が始まると、春シーズンが終わったということが実感できます。特に福島は正面の山が近く、向こう正面が遠かった東京から代わるので、余計にこじんまり感があります。
G1シリーズもひと段落で、何かほっとした気分にさせられます。でも新馬戦も始まるし、また違った楽しみがあって、目が離せません。
ただ梅雨空なので、なんとなく気が晴れないんですよね。そんなとき快晴の函館のレースを見ると、梅雨のない北海道がつくづくうらやましく感じます。
さてその函館で行われた今年最初の新馬戦ですが、勝ったのはキングヘイロー産駒でした。カワカミプリンセスがオークスを勝つなど、勢いのある種牡馬ですが、SSのいない世代の戦いで、よいスタートを切りました。
ノーザンテーストが引退したあと、数年間リーディングが年ごとに変わったように、しばらくは群雄割拠という感じだと思いますが、次にどの種牡馬が天下をとるのか、とても興味深いものがあります。そんないろいろな楽しみを持ちながら、3ヶ月弱の夏競馬を見ていきたいと思います。