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第37回 マイルチャンピオンシップ(2020年)

11/22 阪神 芝1600m 曇り・良 17頭

 

秋のマイルNo.1を決める戦いで、短中距離の両方の路線から参戦することもありやや混戦
安田記念、スプリンターズS圧勝のグランアレグリアと春のクラシックでともに2着し毎日王冠完勝のサリオスが2強の様相
過去10年で2011年を除き1〜3番人気の馬が連対。以前はヒモ荒れ傾向だったが、近年は比較的固い決着が多い
  1. グランアレグリア(1.6倍):安田記念完勝。スプリンターズS後方から差し切りG1連勝中
  2. サリオス(4.1倍):皐月賞、ダービーともに2着。毎日王冠は好位から3差完勝
  3. インディチャンプ(8.8倍):昨年安田記念、マイルCS勝ち。今年の安田記念は3着
  4. レシステンシア(9.9倍):阪神JF5差逃げ切り勝ち。桜花賞、NHKマイルC2着と3歳マイルで上位
  5. アドマイヤマーズ(11.1倍):昨年NHKマイルC、香港マイルとマイルG1 2勝。スワンS58kgで3着
    以下ラウダシオン(32.6倍)、サウンドキアラ(55.0倍)、ヴァンドギャルド(68.6倍)までが100倍以下

グランアレグリア:落ち着いているが適度な気合乗りで毛づやの良さ目立つ。トモの踏み込み力強い
サリオス:雄大な馬体で伸びやかな歩様。適度な気合でトモの踏み込み力強い
レシステンシア:どっしりした迫力ある馬体でクビを使って外を歩く。トモの踏み込み力強い
アドマイヤマーズ:気合乗りよくキビキビとした歩様。トモの踏み込み浅めも力強い
インディチャンプ:気合乗りよいがテンションやや高めで厩務員に甘えるしぐさ。トモ力強いが踏み込みはやや浅め
ヴァンドギャルド:気合乗りよくテンション高め。トモの送りは浅めも力強い

ほぼ揃ったスタートから好スタートのレシステンシアが押してハナへ。ラウダシオンが続き、好位外にアドマイヤマーズ、内にグランアレグリア。さらにインディチャンプがいてスカーレットカラー、タイセイビジョンなどが中団。その後方にヴァンドギャルド、サウンドキアラ。さらにサリオス、ペルシアンナイトがいて最後方はケイアイノーテック。
かなり縦長で後方はばらけた展開となり、600mは34.9と落ち着いたペース。

3コーナー手前から馬群が固まってきて、4コーナー手前では一団となり横に広がる。グランアレグリアは好位中央で外からインディチャンプが並んでくる。後方のサリオスも外を懸命に押して4コーナーを回る。
直線に入ってレシステンシアが1馬身差で先頭。外にラウダシオン、さらにアドマイヤマーズが並び、その2頭の間1馬身差でグランアレグリアだが前が開かない。アドマイヤマーズの1馬身後ろ外にインディチャンプ。残り400mで一瞬ラウダシオンとアドマイヤマーズの間が空くが、すぐにアドマイヤマーズが締める。さらに外からインディチャンプがグランアレグリアに並びかけ、グランアレグリアは前と外をふさがれる。
残り300mを切ってレシステンシアが1馬身差先頭も、内ラチ沿いにスカーレットカラー、外にラウダシオンとアドマイヤマーズが並んで迫り、さらに1馬身差でグランアレグリアとインディチャンプ。サリオスはさらに4馬身ほど離れた大外。

残り200m手前でアドマイヤマーズとインディチャンプが並んでレシステンシアを交わして先頭。内ラチ沿いからスカーレットカラーも伸びてくる。1馬身半差でグランアレグリア。
残り150mでインディチャンプがアドマイヤマーズを交わして先頭に立ちゴールを目指す。1馬身半差でグランアレグリアも、そこから外に出して鞭を入れ追い出す。残り100mを切ってグランアレグリアは一気に加速。懸命に脚を伸ばすインディチャンプを残り50mでとらえると突き放し、最後は3/4馬身差をつけてグランアレグリアが先頭でゴール。2着はインディチャンプで、その内で懸命に粘ったアドマイヤマーズがクビ差3着。内ラチ沿いで伸びたスカーレットカラーが1馬身差4着で、最後に大外を追い込んできたサリオスはクビ差5着まで。

グランアレグリアは好位で折り合い直線に入るが前と外をふさがれて進路が開かず、残り150mを切って一気に加速して前2頭を振り切る。最後の脚は鋭く、着差以上の力差を感じさせた。
インディチャンプはグランアレグリアを外からマークし直線は一足先に抜け出すが、一気に交わされて2着まで。力があるところは見せた。
アドマイヤマーズは先行して最後まで粘るが決め手で上位2頭にやや劣った。サリオスは最後によく追い込むが道中後ろ過ぎたか。

グランアレグリアはスプリントG1と春秋のマイルG1を制しマイル以下では敵なし。騎手の指示に従順で末脚の爆発力鋭くかなりの力の持ち主
インディチャンプは理想のレース運びでマイルでは力上位であることを見せたが相手が悪かった
アドマイヤマーズもマイルでは力上位も、決め手は上位2頭にやや劣る印象。サリオスも力はあるがマイルより長い方が合うか

今年は阪神なのでやや傾向が変わった可能性もあるが、距離延長組(スワンS、スプリンターズS)が上位。マイルでの連対率が高いことは必須で、先行馬プラス末脚鋭い好調な馬に注意。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 2 4 グランアレグリア 牝4 ルメール 55 1.32.0 美・藤沢和 1
2 4 8 インディチャンプ 牡5 福永 57 3/4 栗・音無 3
3 4 7 アドマイヤマーズ 牡4 川田 57 クビ 栗・友道 5
4 6 11 スカーレットカラー 牝5 岩田康 55 1 栗・高橋亮 13
5 8 17 サリオス 牡3 M.デムーロ 56 クビ 美・堀 2
払い戻し金
単勝 4
160円(1番人気)
複勝 4
110円(1番人気)
8
190円(3番人気)
7
200円(4人気)
枠連 2-4
370円(2番人気)
馬連 4-8
620円(2番人気)
馬単 4-8
790円(2番人気)
3連複 4-7-8
1,610円(4番人気)
3連単 4-8-7
4,480円(10番人気)
ワイド 4-8
280円(2番人気)
4-7
320円(3番人気)
7-8
830円(9番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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