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第162回 天皇賞(秋)(2020年)

11/1 東京 芝2000m 曇り・良 12頭

 

秋の芝中距離のNo.1を決める戦いで、古馬中長距離G1 3戦の初戦
芝G1 8勝目で2連覇を目指すアーモンドアイが抜けた人気。G1馬7頭が揃ったが、12頭の少頭数で固い決着か。
まぎれが少ないコースだが一筋縄では収まらない。しかし1,2番人気が揃って消えたのは2009年が最後。さまざまなローテーションでくるので比較が難しい
  1. アーモンドアイ(1.4倍):ヴィクトリアM勝ってG1 7勝も安田記念は差のある2着。昨年は3差の完勝
  2. クロノジェネシス(4.4倍):宝塚記念6差の圧勝。東京実績もあるが良績は時計のかかる馬場
  3. ダノンキングリー(13.3倍):昨年の毎日王冠、今年の中山記念と芝1800m完勝。鉄砲実績あり
  4. キセキ(16.7倍):昨年来不振も、逃げにこだわらず宝塚記念、京都大賞典ともに2着と復活傾向
  5. フィエールマン(17.4倍):天皇賞(春)連覇。G1 3勝は長距離も、札幌記念3着など中距離実績あり
    以下ダノンプレミアム(21.6倍)、ブラストワンピース(32.3倍)までが40倍以下

アーモンドアイ:落ち着いており適度な気合乗りで伸びやかな歩様。クビを使ってトモの踏み込み深い
キセキ:気合乗りよくリズミカルにクビを使って歩く。トモの踏み込み深い
ダノンキングリー:テンション高めでツルクビで小脚使う。トモは力強い
クロノジェネシス:小脚を使ってややテンション高めも馬体の張りよい。トモの踏み込みは浅め
ダノンプレミアム:テンション高めでツルクビで歩く。トモの踏み込みやや浅めも力強い
フィエールマン:テンション高めで小脚使って歩く。トモは踏み込み浅めも力強い

揃ったスタートからフィエールマン、クロノジェネシスが内外から挟まれ後方。内から好スタートのダイワキャグニーが前に行くが、外からダノンプレミアムがハナへ。ダイワキャグニー、キセキが続き、4番手外にアーモンドアイ、内にダノンキングリー。中団にウインブライト、ジナンボー、内にブラストワンピース。後方はクロノジェネシス、フィエールマン、離れてスカーレットカラーで、最後方がカデナ。
向こう正面はダノンプレミアムがやや掛かりぎみに3馬身以上離して逃げ、縦長の隊列となるが、1000mは1.00.5とスローな流れ。

3コーナーから早めに後続の馬が差を詰めだし、4コーナーにかけて徐々に馬群が詰まってくる。ダノンプレミアムが2馬身離し、後続はやや広がって4コーナーを回って直線へ。
2馬身差でダノンプレミアムが先頭で追い出し、2番手キセキも手が動く。その外のダイワキャグニーは若干遅れて、1馬身差外のアーモンドアイは持ったまま。ジナンボー以下は離れる。
残り400mを切ってダノンプレミアムが2馬身半差で先頭も、軽く気合をつけたアーモンドアイが一気に内のキセキとダイワキャグニーを交わして、残り300mで2番手。後方からはクロノジェネシスがようやく差を詰めてくる。
そこからアーモンドアイが追い出すと、ダノンプレミアムとの差を一気に詰めて、残り200mを切って1馬身差。さらに2馬身差外の3番手にクロノジェネシスが上り、さらに大外からフィエールマンも追い込んでくる。
さらにアーモンドアが伸びて、残り100mで内のダノンプレミアムを一気に交わして先頭。そこに2馬身差でクロノジェネシス、さらに1馬身半差でフィエールマンが一気に伸びてくる。

先頭のアーモンドアイはムチを入れて懸命に叱咤するが、外からクロノジェネシス、さらにそこに馬体を合わせてフィエールマンが一気に伸びてくる。しかし最後まで脚を伸ばしたアーモンドアイが先頭でゴール。最後にゴール寸前で外からクロノジェネシスを差したフィエールマンが1/2馬身差2着。クロノジェネシスがさらにクビ差3着。4,5着はやや離れてダノンプレミアム、キセキが粘る。

アーモンドアイは楽に好位の外を取ると折り合って進み、直線は追い出しを待つ余裕。残り200mで追い出すと一気にダノンプレミアムを交わして先頭。最後はフィエールマン、クロノジェネシスに詰められるが、粘って1着で芝G1 8勝目の偉業達成。
フィエールマンはスタートで挟まれ後方から。直線は後方から一気に追い込み僅差2着。中距離でもやれるところを見せた
クロノジェネシスも挟まれ後方から。直線いい脚を使うが、最後はフィエールマンに競り負ける。しかし力のあるところを見せた。
ダノンプレミアムは昨年と同じ3馬身差も4着までと力差はある印象。キセキは良の上り勝負は今一つか。

アーモンドアイは折り合い問題なく長く脚を使い勝ちきる。しかし昨年ほどの絶対的強さは感じられず、やや衰えもあるか
フィエールマンは後方から1番の脚で追い込み僅差2着。スタート不利痛かったが、中距離でも十分に対応できることを証明した。
クロノジェネシスは最後よく伸びたがスタート不利痛い。力のあるところは見せたが時計掛かる馬場の方がより良い

基本的にはG1馬かG2で複数連対ぐらいの実績は必要。また2000m前後での実績は大切で1800〜2000mG2以上の連対同等の実績は必須。東京での1800m以上の重賞実績もないと厳しい。スピードも必要で、長めの距離のみでの実績は、やや割引
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 7 9 アーモンドアイ 牝5 ルメール 56 1.57.8 美・国枝 1
2 5 6 フィエールマン 牡5 福永 58 1/2 美・手塚 5
3 6 7 クロノジェネシス 牝4 北村友 56 クビ 栗・斉藤崇 2
4 8 11 ダノンプレミアム 牡5 川田 58 2 栗・中内田 6
5 6 8 キセキ 牡6 武豊 58 2 1/2 栗・角居 4
払い戻し金
単勝 9
140円(1番人気)
複勝 9
110円(1番人気)
6
260円(6番人気)
7
140円(2人気)
枠連 5-7
780円(4番人気)
馬連 6-9
970円(5番人気)
馬単 9-6
1,180円(6番人気)
3連複 6-7-9
960円(3番人気)
3連単 9-6-7
4,130円(9番人気)
ワイド 6-9
420円(5番人気)
7-9
180円(1番人気)
6-7
670円(9番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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