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第54回 スプリンターズステークス(2020年)

10/4 中山 芝1200m 曇り・良 16頭

 

下半期の古馬スプリントのチャンピオンを決めるレース。近年は強い牝馬の活躍も目立つ。
G1馬3頭を含む高松宮記念上位馬が参戦し、スプリンターNo.1を決めるにふさわしいメンバー。
過去10年3番人気以内の馬が必ず連対しているが、ヒモ荒れも多く、馬連3桁は2回。しかし万馬券は1回とあまり荒れない
  1. グランアレグリア(2.2倍):高松宮記念僅差2着で安田記念圧勝。古馬になり成績安定
  2. モズスーパーフレア(3.9倍):高松宮記念逃げて繰り上がり1着。中山3・2・0・0と得意
  3. ダノンスマッシュ(5.1倍):高松宮記念10着もその後重賞2勝で計6勝とメンバー1
  4. レッドアンシェル(13.3倍):北九州記念鋭い末脚で1着。夏以降復活傾向
  5. ダイアトニック(14.5倍):高松宮記念好位から3着で函館SS快勝。前走の大敗がどうか
    以下ライトオンキュー(16.4倍)、ミスターメロディ(23.7倍)までが30倍以下

ダノンスマッシュ:落ち着いていて躍動感あり気合乗りよい。トモの踏み込み深く力強い
ライトオンキュー:クビを使って気合乗りよくキビキビと歩く。トモの踏み込み深い
レッドアンシェル:気合乗りよくテンション高めでグイグイ歩く。トモの踏み込みも力強い
グランアレグリア:適度な気合乗りだが落ち着きあり雄大な馬体。トモの踏み込みはやや浅めも力強い
モズスーパーフレア:気合乗りよくテンション高め。トモは固めで送りも浅め
アウィルアウェイ:クビを使って気合乗りよく、トモの踏み込み深く力強い

ややバラついたスタートでダノンスマッシュ、グランアレグリアがタイミング合わず。ラブカンプーが好スタートから前に行くも内からモズスーパーフレアがハナへ。しかしビアンフェが外から押してハナを主張し、2頭で大きく離していく。3番手がラブカンプーで、少し離れた好位に追いついたダノンスマッシュ、さらにライトオンキューなど。中団にミスターメロディ、ダイアトニックなど。その後方にレッドアンシェル、クリノガウディ。やや離れてグランアレグリア、最後方にアウィルアウェイ。
前の2頭が飛ばして、600mは32.7と速めのペース。向こう正面はかなりの縦長で進むが、3コーナーにかけて徐々に馬群がつまってくる。しかし前の2頭は後続馬群を大きく離し、3,4コーナー中間でも3〜4馬身差。4コーナー手前で後続馬群も追いついてきて、広がってほぼ一団。4コーナーはモズスーパーフレアが1馬身半離して先頭で回り、ビアンフェは手ごたえ悪く、代わってミスターメロディが追い上げてくる。

直線に入ってモズスーパーフレアが2馬身突き放して先頭。残り250mでミスターメロディが2番手に上り、さらにやや離れてダノンスマッシュが4番手から前に迫ってくる。グランアレグリアはまだ10馬身ほど離れた後方2番手。
残り200mでモズスーパーフレアが1馬身差で先頭。2番手がミスターメロディで、さらに2馬身差4番手にダノンスマッシュ。そこから2馬身ほど離れてライトオンキューなど馬群が続くが、グランアレグリアはそこから4馬身ほど離れて後方から2番手。
そこから一気にグランアレグリアが大外を伸びてくる。残り150mでミスターメロディがモズスーパーフレアに並びかけ、さらに1馬身差でダノンスマッシュがじりじり伸びてくる。そこにぐんぐんとグランアレグリアが迫る。残り100mを切ってミスターメロディがモズスーパーフレアを交わして先頭に立ち、1馬身差にダノンスマッシュが迫るが、残り50mを切って一気に外からグランアレグリアが内の3頭を交わして先頭。そのまま突き放して、最後は2馬身差をつけて1着でゴール。2着はゴール前でミスターメロディを交わしたダノンスマッシュが入り、最後に外から伸びてきたアウィルアウェイがゴール寸前でミスターメロディを交わしてダノンスマッシュに1/2差まで迫り3着。4着はミスターメロディが粘り、外から伸びたクリノガウディが5着。

グランアレグリアはスタート一息で道中もスプリント戦の速い流れについて行けない様子だったが、直線に入って残り250mぐらいから一気に伸びて各馬を交わして2馬身差の完勝。マイルに続く圧勝で短距離では実力No.1であることを証明。
ダノンスマッシュはよく伸びて力を出して実力上位であることを見せたが、グランアレグリアには完敗。G1では今一つの印象。
アウィルアウェイは展開はまったのもあるが、最後方から良く伸びて3着。展開に左右されるが力は付けている。
ミスターメロディは先行してよく粘ったが4着まで。クリノガウディーは高松宮記念1位入線の力は見せた。

グランアレグリアは安田記念に続く圧勝で現時点では短距離界では敵なし。ペースに関係なく確実に末脚を使う
ダノンスマッシュは力はありよく差してきているが、切れる脚がなく、G1では運もない印象
アウィルアウェイは速いペースを利して末脚を発揮。速いペースでは末脚生きるが、ややムラ駆けの印象も
ミスターメロディは先行勢ではよく残ったがやや決め手に欠ける。左回りの方がよいか

前哨戦はいくつかに限られセントウルS組の実力馬が中心になるが、展開や馬場適性で必ずしもその結果通りにはならない。また洋芝の北海道組は注意が必要。休み明けでも芝1200mかつG1に実績がある馬はよく見る必要あり。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 5 10 グランアレグリア 牝4 ルメール 55 1.08.3 美・藤沢和 1
2 2 3 ダノンスマッシュ 牡5 川田 57 2 栗・安田隆 3
3 8 16 アウィルアウェイ 牝4 松山 55 1/2 栗・高野 10
4 4 7 ミスターメロディ 牡5 福永 57 1/2 栗・藤原英 7
5 8 15 クリノガウディー 牡4 三浦 57 1 栗・藤沢則 9
払い戻し金
単勝 10
220円(1番人気)
複勝 10
140円(1番人気)
3
180円(3番人気)
16
680円(9人気)
枠連 2-5
570円(2番人気)
馬連 3-10
530円(1番人気)
馬単 10-3
790円(1番人気)
3連複 3-10-16
10,430円(32番人気)
3連単 10-3-16
22,540円(63番人気)
ワイド 3-10
310円(2番人気)
10-16
2,120円(21番人気)
3-16
3,150円(31番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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