おさびし山ホースパーク おさびし山ホースパーク
トップ レースの記憶(観戦記) G1予想 私的名馬館 馬の本,DVDの紹介 オウンオピニオン(コラム)
リンク更新記録お問い合わせ  
 トップ > レースの記憶2019 > 天皇賞(秋)
 
 

第160回 天皇賞(秋)(2019年)

10/27 東京 芝2000m 晴・良 16頭

 

秋の芝中距離のNo.1を決める戦いで、古馬中長距離G1 3戦の初戦
昨年の年度代表馬アーモンドアイと皐月賞馬サートゥルナーリアのロードカナロア産駒の2強。G1馬10頭参戦だが2頭に人気は集中。
まぎれが少ないコースだが一筋縄では収まらない。しかし1,2番人気が揃って消えたのは2009年が最後。さまざまなローテーションでくるので比較が難しい
  1. アーモンドアイ(1.6倍):ドバイターフを快勝し安田記念不利あるも僅差3着。休み明け実績あり
  2. サートゥルナーリア(3.4倍):皐月賞を勝ち、ダービー4着も神戸新聞杯圧勝。末脚よく底を見せていない
  3. ダノンプレミアム(9.5倍):朝日杯1着で休み明けダービー好走。G2を連勝し安田記念は人気も大きな不利で最下位
  4. ワグネリアン(18.7倍):昨年のダービー馬で大阪杯3着。今年未勝利も好走しており東京得意
  5. スワーヴリチャード(19.1倍):昨年の大阪杯1着。その後勝ちきれないが宝塚記念3着などG1で好走
    以下アエロリット(20.0倍)、ユーキャンスマイル(40.6倍)までが50倍以下

アーモンドアイ:落ち着いており適度な気合乗りで伸びやかな歩様。クビを使ってトモの踏み込み深い
スワーヴリチャード:気合乗りよく走る気見せる。トモの踏み込み力強い
ユーキャンスマイル:気合乗りよくクビを使って歩く。トモの踏み込み力強く調子の良さうかがわせる
アエロリット:小脚を使ってややテンション高めも馬体の張りよくトモの踏み込み深い
サートゥルナーリア:落ち着いているが適度な気合乗り。トモの踏み込みやや浅めも力強い
ダノンプレミアム:テンション高めで小脚使って引っ張りきり。トモは力強く踏み込みも深い

ややバラついたスタートだがアーモンドアイ、アエロリット、ダノンプレミアムが好スタート。そのままアエロリットが無理なくハナへ。スティッフェリオが続き、押して3番手がサートゥルナーリア。好位外にダノンプレミアム、内にアーモンドアイ。中団にアルアイン、ウインブライト、スワーヴリチャードなど。後方はばらけてワグネリアン、ユーキャンスマイル、マカヒキなどで、最後方がカデナ。
向こう正面は馬順の入れ替わりもなく淡々と進み、1000mは59.0と平均ペースの落ち着いた流れ。

3コーナーから4コーナーにかけて徐々に馬群が詰まってきて、やや広がって4コーナーを回って直線へ。
1馬身半ほど離してアエロリットが少し内をあけて先頭。サートゥルナーリア、スティッフェリオが並んで2番手で、その直後内にアーモンドアイ、外にダノンプレミアム。
残り400mを切ってスティッフェリオが後退し、追い出したダノンプレミアムが追い出しを我慢するサートゥルナーリアを交わして1馬身差2番手。そこに空いている内を突いたアーモンドアイが一気に伸びてくる。追い出したサートゥルナーリアとアエロリット、外のダノンプレミアム、内のアーモンドアイの4頭が一瞬横一線に並ぶが、残り300m手前でアーモンドアイとダノンプレミアムが抜け出す。しかしそこからやや外によれ気味のダノンプレミアムに対して、アーモンドアイは一気に抜けて先頭。
残り200mでアーモンドアイは2馬身差をつけると独走状態。いったん2番手のダノンプレミアムに内から再度アエロリットが並びかけ、間のサートゥルナーリアも懸命に粘って、3頭で2着争い。

先頭のアーモンドアイはぐんぐん後続を引き離し、残り100mでは3馬身以上差をつける。ここで振り返ったルメール騎手は勝利を確信。ムチも入れず、ゴール直前では右手をあげて余裕のゴール。
2番手のダノンプレミアムとアエロリットはクビ差で2着争いを繰り広げるが、残り100m手前でサートゥルナーリアが脱落。そこに外からユーキャンスマイル、ワグネリアンが鋭い脚で迫ってくる。結局2着は3馬身差でダノンプレミアムが入り、最後まで粘ったアエロリットがクビ差3着。一気に差してきたユーキャンスマイル、ワグネリアンがそれぞれクビ差の4,5着。サートゥルナーリアはそこから1馬身半離された6着まで。

アーモンドアイは好位内を折り合って進み、直線はゴーサインが出ると内ラチ沿いから一気に抜けて3馬身差の完勝。騎手の指示に素直に従い、爆発的な末脚を発揮する。中距離では敵なしの様相。
ダノンプレミアムはアーモンドアイと同位置から外に出して追うが、アーモンドアイには一瞬で離される。しかし最後まで粘り2着確保。
アエロリットはマイペースで逃げて直線も粘って2着と差のない3着。東京での最後の粘りは強烈。
ユーキャンスマイル、ワグネリアンは鋭い末脚見せるが4,5着まで。サートゥルナーリアはやや掛かったこともあるが、最後は末を失い予想外に差がつく敗戦。

アーモンドアイは折り合い問題なく長く脚を使い中距離では敵なし。小回りコースがどうかだが器用なのでこなせるか
ダノンプレミアムは先行して末脚もしっかり。距離も2000mはこなせるが、マイルから1800mの方がより合うか
アエロリットは東京ではマイルから2000mで先行して驚異的な粘りを見せる。他場で不振でも東京では要注意

基本的にはG1馬かG2で複数連対ぐらいの実績は必要。また2000m前後での実績は大切で1800〜2000mG2以上の連対同等の実績は必須。東京での1800m以上の重賞実績もないと厳しい。スピードも必要で、長めの距離のみでの実績は、やや割引
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 1 2 アーモンドアイ 牝4 ルメール 56 1.56.2 美・国枝 1
2 5 9 ダノンプレミアム 牡4 川田 58 3 栗・中内田 3
3 3 5 アエロリット 牝5 戸崎 56 クビ 美・菊沢 6
4 3 6 ユーキャンスマイル 牡4 岩田 58 クビ 栗・友道 7
5 7 14 ワグネリアン 牡4 福永 58 クビ 栗・友道 4
払い戻し金
単勝 2
160円(1番人気)
複勝 2
110円(1番人気)
9
260円(4番人気)
5
270円(5人気)
枠連 1-5
220円(1番人気)
馬連 2-9
920円(2番人気)
馬単 2-9
1,170円(4番人気)
3連複 2-5-9
3,210円(10番人気)
3連単 2-9-5
8,860円(26番人気)
ワイド 2-9
400円(3番人気)
2-5
400円(4番人気)
5-9
1,740円(17番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


Copyright (C) 2019 Ferris Conducts. All Rights Reserved