おさびし山ホースパーク おさびし山ホースパーク
トップ レースの記憶(観戦記) G1予想 私的名馬館 馬の本,DVDの紹介 オウンオピニオン(コラム)
リンク更新記録お問い合わせ  
 トップ > レースの記憶2017 > 朝日杯FS
 
 

第69回 朝日杯フューチュリティステークス(2017年)

12/17 阪神 芝1600m 晴・良 16頭

 

2歳牡馬マイルNo.1決定戦。距離延長を見据えてホープフルS(今年からG1)を狙う馬も多く、必ずしもクラシックには直結しない
3年前から阪神に舞台を移し、過去3回は差し追込み馬が台頭。2戦無敗で重賞勝ちのダノンプレミアムと3勝で重賞勝ちのタワーオブロンドンが人気の中心
中山は内枠圧倒的有利で、先行馬の連対が多かったが、阪神は差しが決まることも多く力通りの決着が見込める
  1. ダノンプレミアム(2.3倍):2戦2勝でサウジアラビアRC快勝。2か月ぶりがどうか
  2. タワーオブロンドン(3.9倍):唯一の3勝馬で前走京王杯2歳S快勝。マイル経験なし
  3. ステルヴィオ(5.3倍):サウジアラビアRC後方から鋭く追い上げるも2着まで
  4. ダノンスマッシュ(8.7倍):OPもみじSを快勝。1400mまでしか経験なし
  5. ケイアイノーテック(26.3倍):新馬勝ち後にデ杯で3着
    以下フロンティア(29.6倍)、ダブルシャープ(30.0倍)、アサクサゲンキ(31.9倍)までが40倍以下

ファストアプローチ:落ち着いているが気合乗りよく伸びやかな歩様でトモの踏み込み深い
ダノンスマッシュ:気合乗りよいがテンション高め。トモは力強い
タワーオブロンドン:気合乗りよくクビを使って歩くがテンションやや高め。トモは力強い
ダノンプレミアム:落ち着いており適度な気合でクビ使って歩く。完歩は狭め
ステルヴィオ:気合乗りよくテンションは高め。トモの踏み込み力強い
ケイアイノーテック:テンションは高め。完歩は狭め

ほぼ揃ったスタートから外のケイティクレバーが押してハナへ。ファストアプローチが続き、内のダノンプレミアムも抑え気味に先行。カシアス、アサクサゲンキ、ダブルシャープなどが続き、中団にフロンティア、タワーオブロンドンなど。その後ろにケイアイノーテック、さらにステルヴィオ、ダノンスマッシュなどが続き、最後方はライトオンキュー。

600mは35.2とやや遅めのペースで、中団はかたまっているが、前と後ろはばらけて縦長で進む。3コーナー手前から後方の馬も徐々にペースを上げて馬群が詰まってくる。4コーナー手前で大きく横に広がって一団となり直線へ。

直線に入ると各馬が懸命に押す中、先頭のケイティクレバーにダノンプレミアムが馬なりで迫り、残り300mで早くも先頭。ファストアプローチ、カシアス、タワーオブロンドンなどが直後で追うが、ダノンプレミアムがぐんぐん話していく。
残り200mでダノンプレミアムが3馬身ほど抜けて先頭。2番手で追うファストアプローチの脚色が怪しくなり、内からタワーオブロンドンがじりじりとかわして2番手。その間も先頭のダノンプレミアムはどんどん脚を伸ばし、4馬身ほど離して独走状態。
2番手のタワーオブロンドン、さらに続くファストアプローチ、カシアスなどの脚色が同じになる中、外からステルヴィオ、ケイアイノーテックが並んで一気に追い込んでくる。さらに内からはダノンスマッシュも脚を伸ばしてくる。
しかし先頭のダノンプレミアムの脚色は衰えず、最後は追わずに3馬身半差で余裕の1着。2番手は内でタワーオブロンドンが懸命に粘るも、外から追い込んできたステルヴィオがゴール寸前で交わして2着。ステルヴィオと一緒に追い込んできたケイアイノーテックと、タワーオブロンドンがほぼ同時にゴールも、タワーオブロンドンがぎりぎり残して3着。内から伸びてきたダノンスマッシュが5着。

ダノンプレミアムは好スタートから直後はやや行きたがったが、すぐに落ち着いて3,4番手を追走。直線は早めに抜け出すと、あとは離す一方で、先行しながら最速の上り33.6で3 1/2馬身差の完勝。重賞勝ち馬5頭いる中で圧勝し、現状では力が抜けている印象。
ステルヴィオは中団後方から直線は一気に伸びるが、直線入り口で前がふさがったこともあり離れた2着まで。末脚よく、スムーズならもう少しきわどい勝負になった。
タワーオブロンドンは中団からじりじり伸びたが、マイルでは末が甘い感じで1400mがベストか。ケイアイノーテックはステルヴィオと同じ位置から同じ上りで伸びており、力差はない。

ダノンプレミアムは先行して上りも良く現時点では抜けて強い。距離延長にも対応できそう
ステルヴィオは末脚鋭く力もある。後ろからの脚質だが勝ちきるためにはもう少し前に行ける必要がある
タワーオブロンドンは現状では1400mがベストの印象。ケイアイノーテックも力はあるが勝ちきれないタイプ

末脚の良いタイプがねらい目。OP実績があることが望ましいが、500万でも人気で強い勝ち方をした馬は要注意。なお前哨戦は、芝1400m以上の重賞で上位人気(5番人気以内)で4着以内が条件。またマイル以上での連対実績が望ましい。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 1 1 ダノンプレミアム 牡2 川田 55 1.33.3 栗・中内田 1
2 5 10 ステルヴィオ 牡2 Cデムーロ 55 3 1/2 美・木村 3
3 2 3 タワーオブロンドン 牡2 ルメール 55 クビ 美・藤沢和 2
4 3 5 ケイアイノーテック 牡2 55 ハナ 栗・平田 5
5 6 12 ダノンスマッシュ 牡2 福永 55 3/4 栗・安田隆 4
払い戻し金
単勝 1
230円(1番人気)
複勝 1
110円(1番人気)
10
140円(3番人気)
3
130円(2人気)
枠連 1-5
530円(2番人気)
馬連 1-10
550円(2番人気)
馬単 1-10
840円(2番人気)
3連複 1-3-10
700円(1番人気)
3連単 1-10-3
2,630円(2番人気)
ワイド 1-10
230円(2番人気)
1-3
210円(1番人気)
3-10
330円(3番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


Copyright (C) 2017 Ferris Conducts. All Rights Reserved