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第76回 菊花賞(2015年)

10/25 京都 芝3000m 晴・良 18頭

 

3歳牡馬クラシック最後で最長のレース。最も強い馬が勝つとされる。
春2冠のドゥラメンテが怪我で出走せず、ダービー上位馬がトライアルを勝てず、やや混戦模様
過去10年で1番人気が5勝と最も勝っているが、5番人気以下が7連対と人気通りに収まらないことが多い
  1. リアファル(3.1倍):神戸新聞杯を逃げて1着で芝は2戦2勝。距離も向きそう
  2. リアルスティール(4.3倍):皐月賞2着、ダービー4着で神戸新聞杯は2着と安定しており力は上位
  3. サトノラーゼン(5.9倍):ダービー2着馬は好走多い。セントライト記念はスローもあり7着だがどうか
  4. スティーグリッツ(10.6倍):芝2500m九十九里特別を快勝。長距離連勝中で距離伸びてよさそう
  5. キタサンブラック(13.4倍):皐月賞3着もダービーは14着。セントライト記念1着も距離伸びて不安もあり
    以下タンタアレグリア(15.0倍)、ベルーフ(17.4倍)、ブライトエンブレム(20.9倍)、ワンダーアツレッタ(25.0倍)までが30倍以下

リアファル:トモ力強く雄大な馬体で落ち着いてゆったり歩く
タンタアレグリア:落ち着きありトモの踏み込みも深い
マッサビエル:トモの踏み込み深く落ち着きあり
サトノラーゼン:気合乗りよいがややテンション高め。トモもやや浅め
リアルスティール:気合乗りよく鶴首でややテンション高め
キタサンブラック:気合乗りよくトモはやや浅め

ややばらついたスターから、スティーグリッツが5,6馬身の大きな出遅れ。レッドソロモンが前に行くも、外から押してリアファル、さらにスピリッツミノルがハナにたち、ミュゼエイリアンが3番手。この4頭が先団で、少しあいてキタサンブラック、そのあとにリアルスティール。さらに中団にアルバートドック、サトノラーゼン、タンタアレグリアなどがいて、その後ろにベルーフ、マッサビエル。後方集団にブライトエンブレム、ワンダーアツレッタなどで、最後方は出遅れたスティーグリッツ。
1コーナーを回ってスタンド前はほぼ一列でかなり縦長。1000mは1.00.2と平均やや早めのペース。
先頭のスピリッツミノルは落ち着くも2番手のリアファルは騎手が懸命に抑えて向こう正面へ。そこでアルバートドックが動いて前へ行き、先団は5頭がひとかたまりになって、ミュゼエイリアンが先頭。その後ろ外にリアルスティールで、内のキタサンブラックはじっと折り合う。

3コーナー手前から徐々に後方の馬が動き始めるが、サトノラーゼンは動かず内で後方へ。3コーナー手前から馬群が固まり、順番もめまぐるしく変わる。3コーナーからの下りで一気に馬群が固まり、大きく横に広がって直線へ。

直線に入るとミュゼエイリアンが突き放すが、外に進路を変えたリアファルが2番手、最内から3番手キタサンブラックも迫る。その後ろからはリアルスティール、タンタアレグリアなども脚を伸ばす。
残り200m手前でミュゼエイリアンとリアファルの間を突いたキタサンブラックが2頭に並びかけ、ミュゼエイリアンが脱落すると、キタサンブラックとリアファルの追い比べに。そこに外からリアルスティールも迫る。
残り100mを切ってキタサンブラックが先頭に立つと、外からじわじわとリアルスティールが迫り、ゴール直前でリアファルを交わして2番手に上がるも、キタサンブラックがリアルスティールの追撃をクビ差抑えて1着でゴール。3着はリアファルが粘り、外から伸びてきたタンタアレグリアが4着。内をついて伸びてきたサトノラーゼンが5着。

キタサンブラックは好位の内で折り合い、3コーナーではやや後ろに置かれるも、4コーナー手前から追い出して直線は内から伸びる。リアファルとの追い比べを制し、リアルスティールの追い込みをギリギリ抑える。折り合いがつき力もあるが、最後迫られ中距離ベストか。
リアルスティールは中団から外に出すも、末脚の切れは今一つでキタサンブラックを交わせず。2着多くやや勝負弱い感じもあり。
リアファルは途中行きたがるも最後まで粘り僅差の3着と力はある。タンタアレグリアはステイヤータイプで距離伸びてよいが、末脚勝負はどうか。サトノラーゼンは伸びきれず5着。ダービーも末脚鈍り2000mまでがベストか。

キタサンブラックは折り合いも付き距離伸びても問題なし。ただし中距離で直線短いコースがより持ち味が生きる
リアルスティールは力はあるが、やや勝負弱いタイプで勝ちきれない。距離は伸びても問題なし
リアファルは途中掛かっても最後まで粘り、スタミナと勝負根性はかなりある。長い距離の方が向くか

今年はセントライト記念の勝ち馬が31年ぶりに勝利とやや特殊。また4,5,6着もセントライト記念組で、例年にない傾向だった。しかし基本的に神戸新聞杯組が中心になり、その1,2着馬が強い競馬を見せたことからも変わらない。。夏に重賞を使うのは権利取りが目的だと、秋に厳しくなることも多いことに注意。

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 2 4 キタサンブラック 牡3 北村宏 57 3.03.9 栗・清水久 5
2 6 11 リアルスティール 牡3 福永 57 クビ 栗・矢作 2
3 8 17 リアファル 牡3 ルメール 57 1/2 栗・音無 1
4 2 3 タンタアレグリア 牡3 蛯名 57 1 1/4 美・国枝 6
5 1 2 サトノラーゼン 牡3 岩田 57 1 1/4 栗・池江 3
払い戻し金
単勝 4
1,340円(5番人気)
複勝 4
370円(6番人気)
11
170円(2番人気)
17
160円(1人気)
枠連 2-6
1,430円(4番人気)
馬連 4-11
3,870円(14番人気)
馬単 4-11
9,960円(34番人気)
3連複 4-11-17
4,640円(8番人気)
3連単 4-11-17
38,880円(100番人気)
ワイド 4-11
1,300円(13番人気)
4-17
1,320円(14番人気)
11-17
430円(1番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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