第25回 フェブラリーステークス（2008年）

1. ヴァーミリアン（2.4倍）：昨年の最優秀ダート馬で2000m以上のG1を3連勝中。取り消し後の初戦。
2. フィールドルージュ（5.0倍）：JCダート2着のあと川崎記念でG1初制覇。長めの距離に良績
3. ワイルドワンダー（5.1倍）：根岸S1着。南部杯，武蔵野S2着で、マイルなら力を出せる。
4. ロングプライド（10.3倍）：昨年のユニコーンS1着。平安S差のない4着で力通用しそう。
5. メイショウトウコン（14.2倍）：エルムS快勝で、1番人気の平安S追い込んでクビ差2着と充実。
   　　以下ドラゴンファイヤー（14.8倍）、ブルーコンコルド（19.4倍）までが20倍以下

ワイルドワンダー：踏み込み，気合乗り，毛ヅヤともによく、元気で全体に印象度高い
ヴァーミリアン：全体に大きく見せ、クビを使ってリズミカルに歩く。歩様よく、調子よさそう
ブルーコンコルド：気合乗りよく、とてもよく見せる
メイショウトウコン：落ち着きあり、歩様もしっかりしていて、なかなかよい
ロングプライド：全体に悪くないが、ややトモの力強さに欠けるか
フィールドルージュ：気合乗りよいが、トモの力強さが今ひとつ
ドラゴンファイヤー：イラついた感じで、馬体減もありどうか

ややばらついたスタートで、ロングプライド、フィールドルージュが遅れる。好ダッシュのデアリングハートを交わして、ヴィクトリーが押して先頭。メイショウバトラーと3頭で先頭集団。その後ろにブルーコンコルド、ビッググラスで、外にヴァーミリアン。中団外にヴァーミリアンマークでワイルドワンダー。その内にリミットレスビッドなど。ロングプライド、メイショウトウコン、ドラゴンファイヤーが後方。
フィールドルージュは徐々に遅れ、3コーナー手前で競走中止。
600mは34.8とやや早めのペースで縦長

4コーナーでヴァーミリアンは外から先頭に取り付き、直線に入ると内のデアリングハート、外のワイルドワンダーと並んで追い比べとなるが、残り200m手前であっさりと抜け出し、2番手ワイルドワンダーを突き放す。
内からブルーコンコルドが鋭い末脚でワイルドワンダーを交わすと、徐々に前に迫るが、ヴァーミリアンは余裕の1着でゴール。危なげない勝ち方。
ロングプライド外から差してくるが、伸び一息で、ワイルドワンダーを交わせず4着まで。

ヴァーミリアンは距離不足を心配されたが、スタートよく好位にとりつき、直線は余裕で突き放す。国内には敵がいない印象。
ブルーコンコルドはパドックも調教もよく、距離が不適な近走の不振をはね返す。
ワイルドワンダーはやや距離が長い印象。
ロングプライドは末脚いまひとつで、決め手に欠けるタイプか。

ヴァーミリアンはダートのマイルから2000m超まで、距離に関係なく好走。すでに国内には敵がいないか。次走はドバイWCの予定。
ブルーコンコルドは調子が上がっており、得意のマイルで巻き返した。このぐらいの距離がよさそう。
ワイルドワンダーは1400mぐらいがよさそうで、東京の1600mはやや長いか。