第24回 マイルチャンピオンシップ（2007年）

1. ダイワメジャー（3.8倍）：桜花賞、秋華賞の2冠馬。先行して末脚よく、3歳ではNo.1
2. アグネスアーク（5.0倍）：2年前の勝ち馬で、昨年は2着。京都得意で距離も合う
3. カンパニー（5.1倍）：昨年の優勝馬。京都得意で、札幌記念勝つなど健在
4. スーパーホーネット（7.3倍）：マイペースで先行できるとしぶとい。府中牝S2着と上々の滑り出し
5. スズカフェニックス（8.2倍）：勝ちきれないが堅実。武豊鞍上で、末脚活かせるか
   　　以下フサイチリシャール（17.9倍）、キングストレイル（18.4倍）までが20倍以下

キングストレイル：ややテンション高いが元気一杯
カンパニー：いつもどおりややトモの送りが狭いが元気
スズカフェニックス：歩様がスムーズで前走よりもかなり良い感じ
アグネスアーク：ややチャカつくのはいつもどおり。悪くない
ダイワメジャー：いつもどおりおとなしいが、やや気合不足の感じも

ほぼ揃ったスタートからダイワメジャーが前へ。すぐに内からローエングリン、フサイチリシャールがかわして、ダイワメジャーは3番手。
その後ろにキングストレイル、ローレルゲレイロなどが先団を構成。中団にスーパーホーネット、エイシンドーバーなど。その後ろにアグネスアークで、スズカフェニックス、カンパニーなどは後方集団。
600m34.4と普通のペース。縦長で3コーナーを過ぎ、フサイチリシャール先頭で、その後ろのダイワメジャーは持ったまま。

4コーナーで馬群がつまり、直線フサイチリシャール、マイネルシーガルの外にダイワメジャーが持ち出すと、残り300mを過ぎて追い出し先頭。そこに外からスーパーホーネットが、いい脚で追い込んでくる。
スーパーホーネットが迫ると、ダイワメジャーは体をあわせにいき、さらにひと伸び。スーパーホーネットが半馬身からクビ差まで迫るが、最後まで抜かせずゴール。
3番手は外からアグネスアークが来るも、その外をスズカフェニックスが伸びてきて、内にささりながら、なんとかアグネスアークをかわして3着でゴール。内のカンパニーは、最速の上がりだったが5着まで。

ダイワメジャーは毎日王冠で差され、天皇賞（秋）で大きな不利を受け不安視されたが、昨年同様の強い勝ち方。いいペースで先行して、後続を完封した。これでマイルG1を3連勝で、G1は5勝。
スーパーホーネットはよく伸びてきたが惜しい2着。馬体増えて充実しており、力をつけてきた。
スズカフェニックスはスプリンターズSとは一変。よく追い込んできたが、最後は内にささり、追いづらそうだったがなんとか3着確保。
アグネスアークは後に骨折が判明。

ダイワメジャーは不安を吹き飛ばす強い勝ち方。有馬記念でのダイワスカーレットとの兄弟対決が期待される
スーパーホーネットは朝日杯FS2着以降不振だったが、力をつけてきた。マイル前後で期待できる
スズカフェニックスはスプリントからマイルと守備範囲が広い。右回りだと内にささるくせが気になる。
アグネスアークは期待馬が力をつけてきた。ただし骨折でしばらく休養は残念