メイン

2010年06月06日

後藤騎手、涙のG1制覇再び ~安田記念

今年の安田記念は、8番人気の関東馬ショウワモダンが優勝しました。しかし8番人気とはいえ、前日は単勝1桁の倍率だったように、かなり人気が割れた状態での1着でした。
ショウワモダンといえば、オープンでうろうろしており、重賞では足りないというイメージの馬だったのですが、2走前のダービー卿CTを56kgで制すると、続くOPのメイSも6番人気を覆して勝ち、なんとその勢いでG1まで勝ってしまいました。

鞍上の後藤Jは、2002年の安田記念を7番人気のアドマイヤコジーンで差しきって初G1制覇を果たし、ウイニングランの馬上で号泣したシーンが印象的でしたが、今回もやはり泣いていました。

ゴールでは半馬身ほど抜けていたので、当然勝ったことはわかったのでしょう。ガッツポーズを繰り返したあと、8年前と同じように1周ゆっくりと流してきて、残り200mぐらいのところで涙を抑えられなくなり、馬の首にしがみついてしばらく泣いたあと、観客席に礼をしていました。
大きなターフビジョンにその様子が大写しされたので、あたたかい声援と拍手が沸き起こりました。

後藤JのG1制覇は、2002年の安田記念のあと、2004年朝日杯FSのマイネルレコルト、2006年JCダートのアロンダイトに次ぐ4勝目ですが、やはり初G1を勝った安田記念ということで、特別な思いがあったのでしょうか。先週の日本ダービー2着も影響したのかもしれません。

重賞を勝ったあとのインタビューでギャグをやって視聴者を楽しませる反面、2007年の中山記念では、師匠の伊藤正徳厩舎のローエングリンで6番人気を覆して優勝し、インタビューで泣きじゃくるなど、サービス精神旺盛で涙もろい、人間味あふれるジョッキーです。まじめな受け答えが多い騎手の中では、特異な存在といえるかもしれません。
これからもファンをいろいろな意味で楽しませていってもらいたいと思います。
G1制覇、おめでとうございました。

ショウワモダン
ショウワモダン
後藤騎手と眞鍋かをりさん
後藤騎手と眞鍋かをりさん

2008年10月05日

上村騎手&スリープレスナイト おめでとうございます!

スプリンターズSのスリープレスナイト本当に強かったです。そして上村J初G1制覇おめでとうございます。
スリープレスナイトは、掲示板をはずしたことがないという安定した成績と、前走の北九州記念の余裕をもった勝ち方から本命視していましたが、あんなに強い勝ち方をするとは、恐れ入りました。昨年2着のサンアディユもかなり強く、良馬場なら差しきっていたと思いますが、それ以上の強さではないかと思います。今後どこまで強くなるか楽しみです。

そして上村J。今年のCBC賞が10年ぶりの重賞制覇というのも驚きでしたが、よくくさらずにがんばり、また調教師も乗せてあげたと思います。上村Jといえば、ナリタブライアンが勝った94年のダービーで、2番人気で6着にやぶれたナムラコクオーをまず思い出します。パドックで見たときも、緊張して雰囲気に飲まれている感じで、ちょっと無理かなと思いました。
そしてサイレンススズカの主戦騎手として、デビューから神戸新聞杯まで手綱をとったこと。2戦目の弥生賞ではゲートをくぐってしまい、ダービーは先行して大敗。神戸新聞杯は2着に粘ったものの、そのあとは乗り変わられてしまいました。
その後目の手術をするなどして、なかなか勝ち星も伸びなかったようですが、17年目にしてようやくG1ジョッキーの仲間入りをしました。
後藤Jと抱き合って泣いていたのも、感動的でした。後藤Jも初G1制覇の時は号泣していましたので、その気持ちがよくわかったのでしょう。

後藤Jの本にも、競馬学校では上村Jが一番上手かったと書いてありましたが、今では後藤Jのほうが倍以上の勝ち鞍をあげて、かなり差が開いてしまいました。今後はその差を少しでも詰めるべく、ぜひ上村Jにもがんばってほしいと思います。

2008年07月27日

名手2人が騎乗停止になるし、函館記念は固いし

新潟4Rで内田騎手が、小倉4Rで武豊騎手が、相次いで進路妨害で降着となり、ともに実効2日間の騎乗停止になりました。
新潟4Rは牝馬限定の3歳未勝利。逃げていた内田Jのスペシャルブラッドが、3コーナー手前で急に外によれて、3頭の進路を妨害しました。内田Jは特に何もしていないようなので、馬のせいということで、2日間になったのでしょう。こちらは、外の馬はかなりの不利を受けているので、まあ仕方ないかなと思います。
小倉4Rはダート1000mの2歳新馬戦。4コーナーで武豊Jのナリタシリカが制御できなくなって外に行ってしまい、2頭が不利を受けました。こちらはやや微妙な感じもしますが、1000m戦では小さな不利も致命的になるので、仕方ないかもしれません。

進路妨害は、最後の直線での騎手の制御法が問題になることが多く、この場合はたいてい4日間の騎乗停止になることが多いのですが、今回はいずれも追い出す前で騎手の制御というよりも、馬の気性の問題が大きいのでしょう。
こういう場合、騎手としては、ついてなかったと思うのでしょうかね。特に武豊Jの場合は当然初騎乗のわけだし、どんな気性かもよくわからないでしょうから、対処も難しいだろうし・・・。

そんな不穏な空気(?)の中で行われた函館記念ですが、最近の比較的固い傾向に乗って、固く収まりました。昨年こそ荒れたものの、2年前は1,2,3番人気で決まるなど、昔とは様変わりという感じです。
巴賞で末脚がよかった4番人気のトーセンキャプテンと、函館は8戦して3勝2着4回と得意で、巴賞1着の1番人気フィールドベアで決まりました。個人的にはパドックがよかったミストラルクルーズにちょっと期待してみたのですが、2走ボケでしょうか、まったく見せ場なしでした。

しかしエリモハリアーは偉いですねえ。8歳だし前走の金鯱賞は16着ながらトップハンデなので、さすがに今年はないだろうと思いましたが、1番の上がりで、3着とはハナ差の4着まで追い込んできました。もう少し前につければ、2着はあったかなという勢いでした。去年も巴賞大敗から巻き返しているので、この季節の函館の2000mがよっぽど合うのでしょうね。
ただオールカマーや毎日王冠でも上位にきていたので、高齢になっても力をつけているのは確かだと思います。同一重賞4連覇を達成していれば、間違いなく歴史に残っただろうし、とても残念です。
せん馬ということもあり、今年の秋も活躍して、ぜひ来年の函館記念にも出てもらいたいなと思います。

2007年04月16日

田中勝騎手 15年ぶりのG1制覇おめでとう!

1992年の安田記念をヤマニンゼファーで制して以来ということになります。あの時も人気薄でしたが、今回も7番人気と決して人気ではなかったものの、うまくマイペースで逃げて、最後までもたせました。
パドックでも前走よりよく見えて、調子はよさそうだったのですが、差し脚のよい馬が多く、軽視してしまいました。人気馬が後方で牽制したというのもありますが、今年の好調さを反映した、好騎乗だったと思います。

皐月賞で田中勝騎手といえば、4年前に勝ったネオユニヴァースのデムーロ騎手に頭をたたかれたシーンを思い出しますが、あのくやしさをようやく晴らせたのではないでしょうか。G1 130連敗以上していたと思いますが、その不名誉な記録もようやくとぎれ、本当におめでとうございます。
次はぜひ関東馬でのG1制覇を、できれば惜敗が多い天皇賞(秋)あたりで達成してもらいたいものです。

でも今日のゴール前を見ると、ダービーでのフサイチホウオーの1番人気と、おそらく勝ちも見えたのではないでしょうか。